お参りに行くとおみくじを引きたくなりますよね。
このおみくじ、自分達で作るとなかなか盛り上がるんですよ。
お正月のレクリエーションはもちろんのこと、文化祭や社内行事でも使えます。
コツは読んで楽しくなるような文面にすること。
製作者のセンスがモノを言います。
今回は正月遊びにおすすめ、手作りおみくじの文面作りについて解説します。
大吉は何枚?おみくじの割合やいい順番は?
おみくじの割合や運勢の正確な順番は意外に知られていません。
まずは割合ですが、おみくじを考案した慈恵大師良源が書いた『元三大師御籤帳』にはこんな記述があるそうです。
大吉:16%
吉:35%
凶:29%
小吉・末吉・半吉・大凶:20%
また順番についてですが、実は正しい順位付けルールはありません。
でも「末吉と小吉ってどっちが悪いの?」と思ったりしますよね。
一般的には【大吉⇒吉⇒中吉⇒小吉⇒末吉⇒凶】という順番です(もっと細かく分かれている場合もあります)。
ただ手作りおみくじは占いというよりお遊び要素が強め。
順位や割合をあまりややこしくすると盛り上がりに欠けます。
「両極端なポジションは少なめに、中間を多めに」というおおざっぱな感じでいいのではないでしょうか。
引き始める前に「大吉と凶はめったに出ないよ!」と宣言すると引かれたときに歓声が上がるでしょう。
おみくじ文例
おみくじには主に
「願望・恋愛・金運・学業・争いごと・失くし物・方角」
などが書かれています。
手作りでもこの方式に従えばそれっぽく見えますよ。
全部を書かなくても4~5つあれば十分です。
子供用おみくじ文例
子供用なら身近でわかりやすい内容がいいでしょう。
誰がどれを引いても、見せ合いっこして笑えるようなものがいいですね。
かわいらしいイラストを一緒に付けるのも素敵。
大吉
願い:大好きなメニューをたくさん食べられる
勉強:親にも先生にも褒められまくる
運動:一等賞を取れる
金運:おこずかいが上がる
動物:黒い犬にあうと幸運
吉
願い:赤信号に引っかからない
失くし物:探していたものが見つかる
友情:喧嘩していた友達と仲直りできる
勉強:宿題が早く終わる
方角:神社の近くがいい感じ
凶
願い:給食にきらいなメニューが出やすい
勉強:本が破れやすいので気をつけよう
動物:犬より猫に運あり
友達:すぐバレるのでウソはやめよう
★その他の例
【良い内容】
- 100点しか取らない
- ロングシュートが入りまくる
- ねぐせがつかない
- 最高の髪型が見つかる
- 他校の子と仲良くなる
- 急に歌がうまくなる
【悪い内容】
- 忘れ物をしてしまう
- 大好きな洋服を汚してしまう
- テストで低い点数を取ってしまう
- 転びやすいので注意
- 友達とケンカしてしまう
- 大切なお宝をなくしてしまう
凶でも全部を悪い内容にする必要はありません。
一つだけ突き抜けていい項目を作るなんていいですね。
悪い内容も「気を付けて!」と注意を促す表現をプラスしてあげましょう。
大人用おみくじ文例
大人用になるとシャレが分かるメンバーならかなり砕けた内容にできます。
実際にいる人、実在の場所をおみくじ内に登場させても面白いですね。
「○○さんに怒られる」とか「3日連続Bランチで幸運の扉が開く」みたいに。
ただし、引いた人もいじられた人も傷つかないような内容に抑えるべきですね。
★大吉の内容例
- 飲み会で奢ってもらえる
- 商談がうまくいく
- ゴルフコンペでいい成績が取れる
- 三日以内に運命の出会いがある
- なぜか髪サラサラになる
- ランチに入ったお店でサービスしてもらえる
- 風邪引かない
★吉の内容例
- 電車の乗り継ぎがスムーズにいく
- ランチタイムにぎり間に合う
- ほどほどにモテる
- 差し入れをもらえる
- 悩み事解決のヒントが見つかる
- 買い物で小銭をぴったり出せる
- カラオケで92点が出る
★やや凶の内容例
- 作業中のパソコンが固まる
- 小さなミスが重なる
- 微妙に肩痛い
- 食べているとお箸を落とす
- コーヒー買うのに万札しかない
- ひとりごとを誰かに聞かれてしまう
- 最後の唐揚げを取られる
★凶の内容例
- コインパーキングで別車の清算しちゃう
- 外出て10分後に土砂降り
- スマホの電池がお陀仏
- カラオケ得意曲がずっと60点台
- なにかと足ぐねる
- へそくりがばれる
- アポイントの時間を間違える
- 異性にめちゃ誤解されやすい
本格おみくじなら箱作ろう
作ったおみくじは直接引いてもいいですが、BOXを作るとより本格的になります。
細長い箱と棒が必要なので、牛乳パックとストローなんかで代用するのがいいでしょう。
面倒ですが色紙で箱を飾ると雰囲気が出ます。
棒に番号を振っておみくじを選ばせればリアルな神社のおみくじみたいになりますよ。
まとめ
大吉を引いた人がちょっとうらやましい、でも凶を引いてしまった人も「えー?」と言いつつ笑ってしまえる楽しいおみくじを作りましょう。
あくまでレクリエーションですので、内容を重たくしすぎないようにしましょうね。