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母の日におめでとうはおかしい?贈る言葉でふさわしいのは?

母の日に贈る言葉といえば「ありがとう」ですが「おめでとう」と伝える人も一定数いるようです。

メッセージカードの例文集に「母の日おめでとう」と紹介されていることもありますね。

悪い言葉ではないけどなんだか不自然なような…。

そこで今回は母の日におめでとうはアリなのかを改めて考察してみました。

また、母の日に贈る言葉の例文も紹介しています。

あなたの気持ちを伝える手助けになれば幸いです。

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母の日におめでとうは変?

・お誕生日おめでとう

・母の日おめでとう

 

誕生日は生まれてきたことと無事に一年を過ごせたことに対するお祝いをします。

今の日本にいるとあまり感じませんが、世が世なら人間が生きていくのはものすごく大変です。

その大変なハードルを今年もクリアできたという意味でお祝いをします。

このお祝いの言葉は本人と誕生日のどちらにもかかっているわけですね。

なので、「お誕生日おめでとう」で問題ありません。

 

一方で母の日は、お母さんに日頃の感謝を伝える日です。

母であることを祝う目的はありません。

ですから、おめでとうではやはり不自然に聞こえます。

また誕生日のようなメモリアルデーとも違うので「母の日ありがとう」とつなげるのもおかしいです。

 

なぜ「母の日おめでとう」が使われる?

ではどうして母の日におめでとうの言葉が使われているのでしょう?

 

おそらくですが、アメリカの『Happy Mother’s Day』という言葉から来ているのではないでしょうか。

Happyにはおめでとうの意味があるので直訳すると「母の日おめでとう」になります。

母の日はアメリカ由来なのでいわば本場のお決まりフレーズです。

使いたくなる気持ちもわかります。

しかし日本とアメリカの母の日には微妙な違いがあります。

なので日本でこの言葉を使うと不自然になってしまうのです。

 

★アメリカの母の日

日本だと母の日の対象になるのは実母と義母くらいですよね?

ところがアメリカでは「母」の立場にあればすべての人が対象になります。

実母・義母はもちろん祖母も(子がいれば)妻も姉妹も含まれます。

しかも他人でも母と分かれば『Happy  Mother’s  Day』と言葉をかけることがあります。

日本ではよそのお母さんに母の日の言葉を伝える場面はまずありませんよね。

ついでに言うと、英語でMotherというのはかなりかしこまった言い方で自分の母親にはほとんど使われません。(通常はMam)

このことからもアメリカの母の日は、母という存在そのものに感謝する意識が強いことがわかります。

 

また、Happyという言葉には毎年やって来る年中行事に使われるというルールがあります。

直接的なおめでとうより「幸せを願う」「楽しんでね」的なお祝いニュアンスで使われます。(直接なおめでとうはCongratulations)

Happy New Year

Happy Birthday

Happy Valentine’s

Happy Easter

Happy Halloween

Happy Mother’s Day

 

日本語と英語のニュアンスの違いや母の日の習慣の差。

それを無視して「おめでとう」を使うと不自然になってしまうんですね。

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母の日に感謝を伝える例文

プレゼントのメッセージカードや手渡すときのセリフ。

普段言い慣れていないと感謝の言葉もすっと出てきません。

そこで母の日に感謝を伝える言葉の例文を紹介します。

これをそのまま使うというよりは、「ああ、このくらいの言葉でいいのか」という意味で参考にしてもらえればと思います。

 

シンプル・イズ・ベスト

お母さんいつもありがとう。

 

いちばん王道なのはこれですね。

こう言われて嬉しくないお母さんはいません。

「これ母の日のプレゼント」と言われるより「お母さん、いつもありがとう。これ…」と渡される方がより強く気持ちが伝わります。

 

深く思いを伝える

  • 口にするのは恥ずかしいけれど、お母さん大好きです。
  • 「尊敬する人は誰ですか」と聞かれたら「母です」と答えます。
  • 言葉では表せないほどの愛を込めて。
  • 私もお母さんみたいな人を目指して頑張ります。
  • ときには親子で、ときには友達…お母さんは私にとって特別な存在です。
  • 私の自慢のお母さん。これからもずっと私の憧れです。
  • これからもお父さんと仲良く理想の夫婦でいてね。
  • お母さんの子供に生まれてきて本当によかったと思っています。

 

健康を祈る

  • これからも元気で頑張ってね。
  • 明るい笑顔でこれからも長生きしてね。
  • お父さん共々、いつまでも仲良く楽しい毎日を。
  • まだまだ迷惑かけると思うけど、一緒に楽しく過ごしていきましょう。
  • そのパワフルさをなくさずにいてください。
  • (プレゼントが健康グッズなら)これを使ってより一層、元気になってくれるとうれしいです。

 

日頃の態度をちょっぴり反省

  • なかなか素直になれないけれど、心の中ではいつも感謝しています。
  • 口答えばかりしてごめんね。本当はとても尊敬しています。
  • これからはもう少し家のことも手伝うようにするので、懲りずによろしくお願いします。

 

遠方にいる母へ

  • 電話で声を聞くとホッとします。また帰ったら美味しいご飯を楽しみにしています。
  • なかなか帰れなくてごめんね。お母さんに負けないよう頑張ってるよ。
  • いつも心配してくれてありがとう。同じくらいお母さんのこといつも心配しています。体に気をつけて頑張って!
  • お母さんに気に入ってもらえそうなお店を見つけたので、たまには遊びに来てね。

 

美辞麗句は必要なし

よく「お母さんを感動させるメッセージはこれ!」なんていう煽り文句も見かけますが、そんな定番フレーズはいらないと思います。

人が感動するのは言葉ではなく心です。

大げさな言葉を使うとどうしても借り物感が出てしまいます。

お母さんも「感動の押し売り」をされているような気分になるかも。

簡易なボキャブラリーでもまったく問題なし。

できるだけあなたの素直な気持ちを言葉にしましょう。

 

まとめ

普段は照れて言えない気持ちをこの機会に伝えるとともに、「ありがとう」の言葉を贈ってください。

たとえプレゼントがなくても、その言葉だけで十分お母さんは喜んでくれるはずです。