汗かきにとって夏の脇汗には本当に悩まされますよね。
臭いも気になりますがさらに困るのが汗ジミです。
目に見える汗シミは一切ごまかしがききません。
肩を出すような服は着れないし、ちょっと濃い色合いの服もシミが怖くて選びにくくなります。
そんな脇の汗ジミをガツンと防ぐ方法として、防水スプレーが使えるのをご存知ですか?
デオドラントスプレーじゃないですよ。
雨を弾く防水スプレーです。
今回は防水スプレーによる脇汗対策について解説します。
防水スプレーの使い方
ご存知の通り防水スプレーは吹きかけた部分が水をはじくという商品です。
服や靴、雨具によく使われます。
服に使う時は全体にスプレーすることがほとんどですが、一部分だけ撥水させることもできます。
なので、内側の脇部分に防水スプレーをかければ汗をはじいて汗ジミが外に出にくくなります。
服が黄ばみにくくなるのもメリットです。
感覚としては脇汗パッドを服に貼るようなものですね。
スプレーの注意点
スプレーの方法は服の内側にかけるだけなので簡単ですが、効果を高めるためのポイントがいくつかあります。
ちなみに防水スプレーは吸い込むと危険です。
室内ではなくかならず風通しのいい屋外でおこなってくださいね。
■服は洗濯してよくすすいでおく
スプレー前に服が汚れていると効果が半減します。
きっちり洗濯しておきましょう。
で、この時にいつもより多めにすすぎをしておくのがポイント。
防水スプレーと洗剤は水と油のような関係です。
洗剤が残っているとスプレーの効果を打ち消してしまうんです。
■目立たないところで変色しないか確認
生地の端の方に試しスプレーをしてみます。
変色の可能性は少ないですが念の為確認しておきます。
■布がしっとりするくらいを目安に
近距離より少し離してスプレーしたほうがムラになりにくいです。
広範囲にかけると逃げ場をなくして余計に汗をかきやすくなるので注意。
シミを防ぎたい部分にだけスプレーしましょう。
■1日かけてスプレーを乾燥させる
出かける直前にスプレーしても効果は薄いです。
数時間しっかり乾燥させることで撥水膜が服に定着します。
急ぐ時は、スプレー部分に当て布をしてアイロンがけします。
■洗濯すると落ちるので再度スプレー
防水効果は洗濯するとすぐ落ちます。
1~2回洗濯したらまたスプレーしておきましょう。
脇汗対策に使う防水スプレーの種類は?
防水スプレーには『フッ素系』と『シリコン系』の2種類があります。
脇汗対策として使うならフッ素系のスプレーがおすすめです。
フッ素系スプレーは繊維をコーティングして撥水します。
イメージとしては水を通しにくい目の細かい網。
網なので通気性があります。
シリコン系は薄い油の膜で水を弾きます。
いってみればワックスですね。
撥水力は強いですが、網の上にガラスをのせているようなものなので通気性は悪いです。
通気性が悪いとシミは防げても脇は蒸れてしまいます。
汗の量も増えますし相当な不快感を覚えるはずです。
というわけで通気性が失われないフッ素系スプレーを選びましょう。
専用スプレーはどうなの?
実は汗ジミに特化したスプレーも販売されています。
もちろんそういう専用スプレーを使うのもありです。
ただ、普通の防水スプレーと比べると高いんですよね。
それなのに撥水効果はイマイチ。
香りつきの製品が多いですが服につけるものなので消臭効果はありません。
香りでごまかすタイプは汗の匂いとブレンドされてとんでもない悪臭になるときがありますからね。
それなら防水スプレー+好みの制汗剤を使ったほうがいい気がします。
防水スプレー脇汗対策のデメリット
★発汗は防げない
スプレーをしても汗の量が減るわけではありません。
あくまで汗染みを防ぐために、使うということは忘れないでください。
どちらかと言うとスプレーは汗ジミ直前の最後の砦。
他の汗対策と組み合わせて使うのが効果的です。
★臭いはまったく防げない
防水スプレーに消臭効果はありません。
臭いについても他の対策が必要ですね。
★肌に合わない場合あり
人によってはスプレーの成分の影響で、赤くなったりかぶれたりしてしまう可能性もあります。
直接肌に触れる部分に付けますからね。
脇に肌トラブルを感じたらすぐ使用を中止しましょう。
敏感肌の人はとくに注意してくださいね。
同時にしたい脇汗対策
やはり防水スプレーだけに頼るのは危険です。
できる対策は同時にしておくとより安心です。
- 脇や袖周りがゆったりとしている服を選ぶ
- 吸水性の良い下着を身につける
- 汗ジミが目立たない色の服を選ぶ
- 脇用の汗取りパッドを併用する
- 汗をかいたらこまめにシートで拭く
- 汗を抑えるジェルを使用する
王道ですがやはり脇の風通しを良くするのが一番です。
汗が目立つ濃い色を避けるのも大切です。
汗取りパッドは強力ですが服によって付けにくい場合もありますね。
制汗剤はスプレーだと汗ですぐ流れてしまいます。
汗の量に悩んでいるならジェル・クリームタイプにするべきです。
ロールオンタイプでもいいですが、濡れた脇に直接つけるのは不衛生な気がして私はあまり使いません。
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まとめ
防水スプレーによる脇汗の汗ジミ対策をまとめました。
フッ素系のスプレーなら、それほどデメリットもなく脇汗対策に使えそうですね。
ただし、臭いを防ぐことはできないので別対策も一緒に。
肌に異常を感じたら中止することも忘れないでください。