初詣に合格祈願・安産祈願と、私たちは何かとお守りを手にすることが多いですよね。
でも、お守りは最後どうすればいいかまで熟知している方は少ないんじゃないでしょうか。
そんなお守りの処分方法についてまとめました。
お守りはいつ返したらいいの?
お守りはそもそも処分するものではなく返納するものです。
神様に感謝してお返しするのが習わしなんですね。
お守りの効力に期限があるわけではないので、決まった返納時期というものはありません。
例えば『学業成就』なら受験の結果が出た後でOK。
『安産祈願』なら元気に赤ちゃんが生まれてきてくれてから。
『良縁成就』なら、彼ができた、婚約が決まった、籍を入れた…願いのかけ方によって様々です。
叶ったら処分するというスタンスですね。
はっきり区切りをつけにくいお守りは1年を目安にするのが一般的です。
初詣で新しいものを手に入れたら古いものを手放すという感じでも大丈夫。
自分の気持ちで決めていいものなんだそうです。
基本はもらったところへ返納
お守りは手に入れたお寺や神社へ返すのが基本です。
簡単なのは初詣に行ったときに返す方法でしょう。
お参りの後には新しいお守りを買う方も多いはずです。
そのときに今までお世話になったお守りは感謝を込めて返納しましょう。
私が毎年初詣に行く神社には、納付所が設置されているのでそこに返しています。
★どんど焼きとは?
返ってきたお守りやお札、お正月飾りなどを燃やして神様を炎と共に見送る行事です。
毎年1月15日ごろに開催されます。
初詣に行くとだいたいどんど焼きの開催日がどこかに掲示してあるはずです。
どんど焼きの炎に、お守りを直接入れてお焚きあげすることができる神社もあります。
★どんど焼きの日が過ぎてしまったら
どんど焼きがすぎると恐らく納付所も片付けられてしまっているでしょう。
手元に古いお守りがまだ残っていたら、ひとまずお寺や神社に持っていってみましょう。
時期外れでも返納することはできますよ。
遠すぎてお守りを返納できない場合は?
直接お守りを返納できないこともあると思います。
そんな場合の方法をまとめました。
郵送で返納もできる
例えば福岡にある太宰府天満宮は各地からたくさんの人が訪れる観光名所です。
学問の神様である菅原道真が祀られているため、知り合いの受験生のためにお土産としてお守りを買っていく人がとても多いんですね。
いざ合格したけど、福岡まで返しに行くのはむずかしい人もいるでしょう。
このように遠方で返しに行けない方は、郵送でも受け付けてくれます。
実際、太宰府天満宮のサイトにもきちんと郵送先が書いてあるんですよ。
お守り返納に決まった料金はありませんが、郵送の際には一言お礼状と気持ちのお焚きあげ料を一緒に送ると良いでしょう。
近所の神社に返納してもOK
なんだか郵送だと気が引ける…という方は近くのお寺や神社に返せば大丈夫です。
他の場所のものだからといって受け付けてくれないなんてことはありませんから、ご安心を。
ここで1つ気を付けたいのは、お寺でもらったものは『お寺』に、神社の場合は『神社』に返すことです。
お寺は仏様、神社は神様を祀っているからです。
自分の物じゃないのに「返す」と渡されたら仏様も困りますよね。
実際問題、間違えても割りと受け入れてもらえることが多いですが、最低限の礼儀としてできることはしましょう。
お寺は宗派もそれぞれ違うので、そこにも気をつけてくださいね。
自宅で処分する方法
自宅で処分する場合は、お守りと粗塩をひとつまみ半紙で包んで感謝を込めて捨てましょう。
燃やす方法もありますが、危ないのであまりおすすめできません。
できれば近所の神社に持っていったほうが、気分的にもスッキリすると思います。
まとめ
自分を守ってくれたものですから、心から感謝して返すべき場所へ納めましょう。
礼を尽くせば新しいお守りにもきっとご利益がありますよ。