何かと物騒な世の中です。防犯対策はしないよりしたほうが絶対いいです。
狙われやすい一戸建てで泥棒に侵入されないような環境を作るための方法。中でも、空き巣が侵入しやすい窓周りの対策についてご紹介します。
防犯フィルムで窓を強化する
窓はたとえロックしていても割られて鍵を開けられてしまったら、簡単に侵入されてしまいます。
プロの空き巣なら小さく素早く窓に穴を開けられますし、そこらの無法者でさえ石で割ってたやすく侵入できてしまいます。
割られにくいように窓に防犯フィルムを貼りましょう。
ホームセンターに置いてありますのでそれを買えば…と言いたいところなのですが、注意点があります。
ホームセンターに置いてあるような窓フィルムは、台風などでガラスが割れたときに飛び散るのを防ぐ目的のものが多くあります。
防犯対策としては、ちょっと弱めなんですね。
ガラス割りを防ぐためには、フィルムの厚さが330ミクロン以上は必要いわれています。
割れなくなるというより、窓破りに時間がかかるので泥棒が諦めるといった感じですね。
例えば、こちらのフィルムは360ミクロンあります。
厚いフィルムはそれだけ値段も高くなりますが、こういう防犯用のフィルムでないと意味がありません。
フィルムを貼る場所は窓全体が望ましいですが、鍵周りだけでも効果はあります。
全体貼りしてある窓と比べると強度は落ちますけどね。
この辺は、かけられるコストとのバランスになります。
窓に鍵をつける
最初から窓には鍵が付いている…そう思いますよね。
ですが専門家はあれを締まり金具と呼びます。
鍵じゃなくてただの金具です。あくまでサッシ同士の密着のために、締め付けることが目的で付いているんだそうです。これを知ったときは私も驚きました。
なので、窓にちゃんと『鍵』をつけると安心です。
…ちょっと商品名で笑ってしまいますよね。
とはいえ真面目な商品で、これを解除するには3桁の暗証番号をダイヤルで揃えなければいけません。割った穴から手を入れてこれを解錠するのは相当難しいはずです。
ここまで大げさな鍵でなくても、窓の下につけるような補助鍵でも効果はあります。
泥棒が補助鍵を目にして侵入を諦めるケースもありますからね。
防犯砂利やセンサー付き照明を設置
防犯砂利は敷き詰めておくと、泥棒が侵入するときに踏みしめる音がします。
砂利というより白くて目立つプラスチックの塊のようなもの。
自分で踏み歩いてもうるさいです。
センサー付き照明は人が近づくとカシャッと光る電灯です。
他人の家のセンサーを反応させちゃうとビクッとしますよね。
どちらも人の目が届きにくい家の裏手に設置すると、泥棒よけの効果を発揮します。
無人でも照明を点ける
ちょっと小一時間家を空けるときには、部屋の電気をつけたまま出かけます。
窓から漏れる光で人がいるようにアピールするわけですね。
節約精神で消したくなる気持ちもわかりますが、電気代よりは防犯効果を重視したいです。
昼間だったらテレビやラジオを(小さめのボリュームで)つけておくのもオススメです。
わずかな音が人のいそうな気配を醸し出してくれます。
さすがに一日中家を空けるときに電気をつけておくのは無駄が大きすぎます。
その場合はタイマー付きの照明などを利用してはいかがでしょう。
最近では、家の門灯が時間で自動的に灯る設備もありますね。
長期不在時は新聞をストップ
窓から離れますが、泥棒に対しての留守じゃないよアピールでもう一つ。
長く留守にしている家のポストから新聞が溢れているのを見たことがあると思います。
これでは「いませんよ」と泥棒に知らせているようなものですので、配達センターに連絡をして配達をストップしてもらいましょう。
まとめ
泥棒が絶対にこの家に入る、と決めたら侵入を防ぐのは難しいと思います。
ただ、細かい対策を重ねることで(泥棒にとって)面倒そうな家だなと思わせることは可能です。
大切な家や家族を守るために工夫をこらしてみてくださいね。