お彼岸のお供えといえばぼたもち(おはぎ)ですよね。
私が九州に嫁いできて驚いたことの1つに「ぼたもちは食事」というものがあります。
実家(関東)ではおやつとして食べていたぼたもちが、旦那の実家では夕飯のメニューに並ぶのです。
うどんチェーン店でもいなりや天ぷらとならんでぼたもちを販売しているくらいです。
あの甘さで他のおかずと合うの?
と疑問に思うかもしれませんが意外に合うおかずはありますよ。
今回はそんなぼたもちと相性がいいおかずを紹介しますね。
汁物
私も主人も「やはり食事には何か汁物がほしいな」と思うタイプなので必ず作ります。
お味噌汁だったり澄まし汁だったり、チョイスはその日の気分で。
具をたっぷり入れる豚汁ならプラスぼたもちだけで食事を済ましてしまうこともあります。
洗い物も少なくて主婦としては大助かり。
けんちん汁も野菜がいっぱい摂れていいですよね。
あまりいろいろ考えずに、冷蔵庫に余っているものをたっぷり入れてしまいましょう。
お彼岸に冷蔵庫のお掃除をすると決めてしまうといいかもしれませんね。
肉じゃが
育ち盛りの子供がいると汁物とぼたもちだけでは物足りなさを感じるかもしれません。
お肉が食べたいなら、おすすめしたいのは肉じゃがです。
ぼたもちとの味の相性は良いですよ。
お肉をすこし大きめにカットして調理するとボリューム感も増しますし、「お肉を食べた」という気持ちも満足するはずです。
作りすぎたら、じゃがいもをつぶして揚げればコロッケにアレンジすることもできますよ。
筑前煮
もう少し軽めのおかずがいいなら、筑前煮はいかがでしょうか。
お正月にお節料理として出てくることも多いメニューですが、他の時期に出してはいけないというわけではありません。
鶏肉でさっぱりとしてますし、根菜たっぷりで食物繊維もたくさん摂れます。
ぼたもちの甘さと筑前煮のしょっぱさでバランスもいいですよ。
玉子焼き
みんな大好き玉子焼きは何にでも合いますね。
ぼたもちが甘めなので、ちょっとしょっぱい味の出汁巻き玉子がバランスはいいです。
食卓に彩りとして緑がほしくなりませんか?
そんなときは玉子焼きの中に混ぜてしまえば、わざわざもう1品足さなくてもよくなります。
お父さんの晩酌用に買ってある枝豆を入れるのもなかなかキレイですよ。
バリエーション豊かなのも卵焼きの魅力です。
お漬物
お彼岸にはぼたもちをたくさん食べたい人もいます。
ですが、甘さ控えめに作ったとしても続けて食べると飽きてきます。
ちょっとしょっぱいもので味に変化をつけたいと思うものです。
そういうときにあると嬉しいのがお漬物の類です。
趣味で糠漬けを楽しんでいるなら、それをぜひ一緒に食卓へ。
もちろん買ってきた物でもかまいません。
もし漬物が何もなければささっと作ってしまいましょう。
野菜はなんでもいいんです。
白菜やキャベツなどの葉物なら硬さをあまり気にせずに食べられますね。
ニンジンを使う場合は、火を通さないのであまり柔らかくなりません。
ですが薄く切ることで、歯ごたえを楽しむ漬物を作ることもできますよ。
まとめ
今まで意識していませんでしたが、ぼたもちには和風でしょっぱい味が合うようです。
醤油味ならたいてい合うと思います。
そういえばうどんの出汁もそうですね。
逆に洋風のホワイトソース物なんかはあまり相性がよくなさそう。
せっかくのお彼岸なので、たくさんのぼたもちと相性のいい和のおかずを一緒にテーブルに並べましょう。