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彼岸明けの墓参りはNG?行かないほうがいいの?

お彼岸にお墓参りする人は少なくありません。

普段なかなかお参りできなくてもお彼岸になると足が向きやすくなります。

その反面、どうしても時間がとれなかったときにはより申し訳ない気持ちになりますね。

お墓参りはお彼岸明けに行ってもいいものなのでしょうか?

お彼岸のお墓参りの時期と具体的に何をするのかを解説します。

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彼岸明けにお墓参りしてもOK!

ずばり言うと彼岸明けにお墓参りすることは何も問題ありません。

 

勘違いしているかもしれませんが、彼岸明けというのはお彼岸が明ける日、つまり最終日のことを指します。

春分の日や秋分の日を「お中日」、その3日前が「彼岸の入り」、反対に3日後が「彼岸明け」と呼ばれます。

なんとなく「休み明け」のようなイメージで、お彼岸が終わった次の日みたいな気がしてしまいますよね。

ただ最後の日というだけで、ちゃんとお彼岸期間に入っています。

なので、お彼岸のお墓参りに彼岸明けを選んでも大丈夫です。

 

お彼岸が過ぎてしまったら?

じゃあ彼岸明けも過ぎてお彼岸が終わってしまったらどうなのか?

 

お彼岸過ぎにお墓参りするのも全然悪いことではありません。

お寺の住職に伺ったことがありますが、仏教の中でお墓参りをするべきではない日というのは存在しないそうです。

大晦日もお正月でもお参りOK。

もちろん彼岸の前後でも問題なし。

お彼岸だから義務的に行くのではなく、ご先祖様を敬う心が一番です。

なので、お墓参りにはいつ行ってもかまいません。

 

墓参りにおすすめの時期

いつ行ってもいいと言われるとかえって迷いますよね。

迷うあなたに墓参りにおすすめの日を紹介します。

 

 

★お中日・土日

お彼岸では、期間中の土日またはお中日にお参りする人で溢れます。

いわばお彼岸のお参り日の王道です。

混雑していますが、お墓がにぎやかでたくさんお花が供えてある光景は気持ちがいいものです。

この日はお寺(霊園)でもたくさん来るお参り客のために、線香・花・シキミを販売していることが多いです。

 

やはり、いろいろな意味でお参りしやすいです。

ただ、周辺の食事処はめちゃめちゃ混みます。

親戚が集まるのでちょっと良さそうな店で食事を、と思ってもたいて予約で埋まっています。

 

 

★選べるならお彼岸前に

どうしてもお彼岸中は都合で行けそうにない。

こんな場合は前倒しでお墓参りするのがおすすめです。

 

自分の用事より優先して午前中にお墓参り。

命日より前の日にお墓参り。

このように、先に先にというのが先祖供養の基本的な考え方です。

各種法要も命日より前に行うのが一般的ですよね。

選ぶ余裕があるならお彼岸直前の土日に行くのはいかがでしょう?

 

お墓参りでは何するの?

 

お墓の掃除

周辺の草むしりや落ち葉拾い、墓石の水拭きをします。

絶対に必要なものは、手桶とひしゃく・ぞうきん(タオル)・ゴミ袋

あると便利なのは、ほうき・ちりとり・棒スポンジなど。

棒スポンジがないと花立の底についたヌメリが取りにくいです。

道具は寺院や霊園で貸してくれる場合もあるので、無いものだけ持参しましょう。

 

墓石は頑丈そうに見えて結構繊細です。

洗剤は使わずに水だけで、強くこすらず優しく拭きあげてください。

 

お水をあげる

掃除が終わったらお水をあげましょう。

手桶に掃除に使ったのとは別のきれいな水を汲んできてください。

墓の全面にあるくぼみ(水受け)か湯呑を用意してそこに水を入れます。

 

墓石に水をかけるかどうかは意見が分かれるところです。

うちでは水をかけていますが、かけるべきでないと主張する人もいます。

大きなリスクがある行為ではないので、各家の習慣に従えばいいのではないでしょうか?

ただ、水以外の飲み物を墓石にかけるのはやめたほうがいいです。

酸化で変色・虫がわくなどデメリットが大きすぎます。

 

お花を供える

きれいな水を花立にいれてお花を供えます。

花は左右に立てるので2束準備してください。

お彼岸ならお寺でも花を(多少は)売っていますが、せっかくなので前もって花束を用意しましょう。

この時期には花屋やスーパーの仏花も豊富にあります。

自分でお花を選んでもいいですが、次のような花はマナー違反とされるのでやめておきましょう。

  • 棘のある花(バラなど。供える前に棘を取っておけばOK)
  • 香りの強い花(水仙など)
  • 花粉が落ちやすい物(ユリなど。花粉を取った状態ならOK)

要は周りの人・後片付けをする人に迷惑なお花は避けよう、ということです。

 

お線香をあげる

お墓についた線香立てや香炉にお線香をあげます。

線香は自分で用意してもお寺霊園で購入してもOKです。

ライター持参の人は火事に十分注意してください。

線香を販売しているところなら着火の道具も備え付けのことが多いです。

私もお寺で束の線香を購入して火をつけてもらっています。(300円)

 

線香を横置きか立てるかは香炉の形状で決めればいいと思います。

ただ、固定しない横置きは風で飛ばされやすいので線香を消火してから帰りましょう。

 

食べ物を供える

季節の果物やお菓子など食べ物をお供えしてもいいです。

ただし、掃除した墓石の上に食べ物を直置きしないでください。

食べ物の成分がつくと石が傷む原因になりかねません。

皿かティッシュの上にお供えしましょう。

 

で、このお供えは必ず持ち帰ります。

食べ物を放置すると虫やカラスにたかられます。

これでは供養も何もあったもんじゃありません。

 

未開封なら大丈夫だろうと缶のジュースやお酒を置いていく人がいますが、これもやめたほうがいいです。

時間経過でアルミが錆びてそれが墓石にうつったら取れなくなってしまいますよ。

 

まとめ

  • 彼岸明けに墓参りに行ってもOK
  • 墓参りはいつ行ってもいい
  • 選べるならお彼岸前に行くのがいい

★墓参りNG行為

  • 墓石のこすりすぎ
  • 墓石に酒をかける
  • 迷惑をかける花のお供え
  • 不安定な線香の放置
  • 食べ物を持ち帰らない

 

お墓参りの時期にこだわりはいりません。

お彼岸に忙しくて行けなければ、時間の取れるときに改めてゆっくりお参りしてもいいです。

今の自分があるのもご先祖様のおかげ。

感謝の気持ちを忘れずにお参りしましょう。