アンテナ端子がない部屋でテレビが見たい。
古い建物だとアンテナ線を引いてない部屋は意外にありますよね。
私の実家も子ども部屋にはアンテナ端子がなくて苦労しました。
テレビの上に乗せる室内アンテナ使ったりしてみましたが、映りが悪すぎて話になりませんでした。
しかし今は地デジの時代。
映像を見られる端末もいろいろあるのでアンテナ端子がなくてもなんとかなりそうです。
そこで今回はアンテナ線を引いていない部屋でテレビを見る方法について解説します。
スマホやタブレットで観る
あなたが持っているスマホ(タブレット)の機種によってはテレビを見ることができます。
テレビを見るにはチューナーが必要ですが、スマホの中にワンセグ用のチューナーが内蔵されているものが多くあります。
Android系・AQUOS系など。
また一部の最新機種ではフルセグチューナーが内蔵されています。
ワンセグ:携帯機器向けの少電波で見られる映像
フルセグ:テレビ向けのフル解像度の電波の映像
テレビが見られる機種ではたいてい購入時に視聴用アプリが入っています。
スマホだと画面は小さいですが観られないよりはいいですよね。
iPhoneなら外付けチューナー
ワンセグは日本独自の技術です。
そのためiPhoneではApple社の掲げる「世界基準の機能以外は搭載しない」というポリシーから外れてしまうために搭載されていません。
この先もiPhoneでワンセグを使うのは難しいのかもしれません。
ですが、チューナーを使うことでiPhoneでもワンセグ視聴が可能になります。
また、チューナーのないパソコンなどにも使える方法です。
ワンセグだけでなく高画質のフルセグも視聴できます。
ただフルセグの映りは部屋の電波状況にかなり左右されます。
ハッキリ言って電波塔が近くないと映る可能性は低いです。
屋外だとまず問題なく受信できるんですけどね。
そのため購入しても映らずに無駄になってしまうケースも少なくありません。
似たような製品を持っている知り合いに借りて試せるといいのですが。
wi-fiを利用する
テレビがつながっている部屋からアンテナのない部屋へ電波を飛ばす方法です。
これでアンテナ無しの端末でもテレビが見られます。
と言っても受信したテレビの電波を勝手に飛ばすのは電波法に抵触してしまいます。
そこで家庭にある無線LANを利用してwi-fiで飛ばします。
このようなワイヤレスチューナーを使います。
複雑そうですが接続は簡単です。
- チューナーにB-CASカードを挿入。
- アンテナのある部屋でチューナーにアンテナ線を接続。
- チューナーと無線LANルーターをLANケーブルで接続。
- 最後にチューナーの電源コードをコンセントに入れる。
この後、それぞれの端末に対応したソフト(アプリ)をインストールすることで、wi-fiの範囲内なら自由にテレビが視聴可能になります。
風呂でもトイレでも。
受信に使える端末はパソコン・iPhone・iPad・Androidなど。
ソフトのインストールが必要なのでテレビで受信できないのがデメリットですね。
アンテナケーブルを引っ張ってくる
どうしてもテレビで番組を視聴したいならアンテナ線を引き込むのが確実です。
分配器でアンテナを二股に分けて線のない部屋までつなぎます。
ただむき出しの線だとどうしても目立つのは避けられません。
プロに任せると壁の中に線を通してくれますが、素人ではハードルが高いです。
比較的近い部屋にアンテナジャックがある場合の方法ですね。
アンテナケーブルは長めを購入しておくのがおすすめです。
たいてい予想より長く使うことになります。
また、部屋のまたぎ部分に便利な薄型ケーブルもあります。
インターネット経由で観る
配信サービスを利用してインターネット経由でテレビを見る方法があります。
パソコンだけでなく対応チューナー使用でテレビでも視聴可能です。
契約している回線によって申し込めるサービスが異なります。
- フレッツ光(ひかりTV)
- ソフトバンク光(ソフトバンク光テレビ)
- J:COM(J:COM TV)
- BBIQ(地デジ・BSプラン)
まずはご家庭のインターネット契約を確認して、その企業のサイトなどで詳細を調べてみるといいですね。
しかし月額利用料がかかることや初期費用も必要になることを考えると、地上波を見るためだけに申し込むのはコスパがよくありません。
専用チャンネルに課金する気があるなら悪くない方法ですね。
海外の無料サイトで日本のテレビを見るのは非常に危険です。
怪しげなサイトに行けばそれだけウイルス感染のリスクが高くなります。
とくに怖いのがランサムウェアと呼ばれる今主流のウイルスです。
これはあなたの端末データを読めなくさせるウイルスで「復旧してほしければ身代金を払え」という犯罪に使われます。
なぜわざわざ著作権を侵害してまで無料でテレビを流すのか?
それを考えればうかつに近づくのが危険なのは納得ですよね。
まとめ
紹介しておいてなんですが、どの方法も一長一短です。
お金をかけたのに見れなかったり、見れるけど不便さが気になったりと後悔する可能性は結構あります。
正直言うと、電気屋さんに来てもらってアンテナを伸ばしてもらうのが仕上がり・コスパともに一番満足度は高いと思いますよ。
どうしてもそれができない場合に紹介した方法でチャレンジしてみてくださいね。