洗濯機の槽洗浄がいつまでたっても終わらない!
っていうか、これ動いてる?
もう洗浄やめて普通に使いたい。
めったに使わない槽洗浄コースをぽちっとしてみたら、終わる気配がまったくなくて不安になることがあります。
故障しているかのように動かないんですよね。
やるんじゃなかったと激しく後悔…。
今回は洗濯機の槽洗浄コースの所要時間や中断方法について解説します。
槽洗浄について知っておけば不安も半減しますよ。
槽洗浄コースは時間がかかるもの
もし槽洗浄コースを使うのが初めてなら戸惑うのも無理はありません。
槽洗浄コースはメチャメチャ時間がかかります。
数十分で終わるものではないということをまずは覚えておいてください。
メーカーごとに細かい差はありますが、槽洗浄にかかる平均時間はこのくらいです。
日立:11時間
AQUA:12時間
三菱:13時間
SHARP:6時間
普通の洗濯機なら10時間以上は確実。
SHARPの洗濯機は短めですがそれでも6時間近くかかります。
まれに3時間くらいで終わる簡易コースが選べる洗濯機もありますが、おおむね長時間かかります。
夜の寝ている間や1日外出するようなときに槽洗浄コースは使うべきですね。
動いている気配がない
槽洗浄を可動しているはずが、洗浄している気配がないと本当に掃除が進んでいるのか不安になりますよね。
しかし心配はいりません。
実は槽洗浄コースはかなりの時間をつけ置きに使います。
割合でいうと9割近く。
ほとんどの時間がつけ置きで停止状態になっているんです。
家電メーカーの日立のサイトにもこの疑問に答えてくれているページがあります。
やっぱり不安になって問い合わせ人が多いんでしょうね。
槽洗浄を中断するには?
まさかそんな長時間とは思わなかった。
急遽、洗濯をしなければいけなくなった。
こんな時に終わるまで何時間も待っていられませんよね。
槽洗浄コースは途中で止めることも可能です。
- 停止ボタンでコースを一時停止。
- 電源を切る。
- 電源を入れる。
- 脱水ボタンを押す。
細かい操作は機種ごとに違いますが基本はこのやり方で止められます。
かかる時間は10分程度です。
簡易的な槽洗浄代わりとして、脱水前に1回通常の洗濯コースを回すといいかもしれません(水もったいないので)。
ただし洗剤を入れてから時間が経った状態で停止すると、その後に洗濯機を使ったとき剥がれかけていた汚れが浮いてくる可能性があります。
槽洗浄のペースはどのくらい?
時間がかかる槽洗浄ですが理想は1ヶ月に1度のペースでおこないたいですね。
少なくとも2ヶ月に1度はやるべきです。
洗濯槽が汚れたままではせっかく洗っている衣類にも汚れが移ってしまいます。
とくに怖いのがカビの発生です。
普段の洗濯の際に溶け残った洗剤成分などが原因となって、カビが発生することがあります。
お風呂場のカビ掃除に手こずることからわかるように、槽洗浄でカビの発生はおさえられても生えてしまったものはなかなか除去できません。
こうなるとカビを服になすりつけるために洗濯しているようなものです。
もし本格的に内部にカビがこびりついたら、プロに分解洗浄してもらう必要があります。
洗濯機の蓋は開けておくべき
洗濯機の蓋は開けておくべきか閉めるべきか悩みますよね?
閉めておいたほうが臭いも広がらないし埃も入らないので良さそうな気がします。
しかしカビ防止の点からは、内部を乾燥させるために開けておくことをおすすめします。
メーカーでも開ける方を推奨されていますね。
埃はゴミ取りネットや通常の洗浄でたやすく取れますがカビは容易には取れないからでしょう。
開いているからといって洗濯物をぽいぽいと中に入れていってしまうのはダメ。
今度はその汚れや湿気がカビの発生に繋がります。
洗濯物は別のかごに入れておきましょう。
まとめ
止まって見える洗濯機も静かに頑張ってくれていることがわかれば安心です。
面倒ですが家族のためにも、余裕があるときに洗濯槽コースを使った洗浄をしておきましょう。