子供がテレビに手をついてしまって指紋がべっとり…。
しかも手垢に食事の脂汚れが混じっていたりすれば絶望的な気分になります。
ただでさえ液晶テレビの画面はデリケートなものです。
正しくお掃除しないと傷つけてしまいます。
ここでは液晶画面の手垢汚れ落としについて解説します。
汚れの種類と液晶のお掃除方法
★ホコリの汚れ
まずは一番最初にホコリを取りましょう。
落としたいのは指紋汚れですが、ホコリが付いたまま液晶を掃除すると画面に細かい傷がつきます。
はじめは目立たなくても、傷が増えるとぼんやり曇りのような跡が浮かんでしまいます。
汚れと違って傷は拭き取ることはできません。
なので、まず専用のモップや布を使って表面のホコリを払いましょう。
★指紋や手の汚れ
指紋や手の油汚れを拭き取るときは、柔らかい布を使います。
眼鏡拭きやカメラレンズのお手入れ用の布など、マイクロファイバーと呼ばれている種類がおすすめです。
ただ、いくら傷のつきにくい専用布でもごしごし力を入れて拭くのは厳禁です。
一度に強引に終わらせようとするのではなく、優しく何回か拭くようにきれいにしましょう。
指紋汚れはテレビを使っているときはなかなかわかりづらいと思います。
確認したいときにはテレビの電源を切ってみます。
画面を真っ黒にしてお部屋の照明が移りこむことで、付いてしまった指紋などがくっきりと見えますよ。
★油汚れ
厄介なのは脂っ気の強い手の汚れです
食事の油がついた手の跡がつくと最悪です。
でも小さな子がいると無邪気に触っちゃうんですよね。
掃除するほうの気も知らないで…。
べったりついた油汚れはから拭きすると広がってしまいます。
そこで刺激の少ない中性の台所用洗剤を薄めて使います。
まず、中性洗剤をぬるま湯で濃度が1%になるくらいに薄めます。
かなり洗剤薄めに作ります。
テレビの液晶には繊細なコーティングが施してあります。濃い洗浄液を使ってしまうとコーティングが取れてしまう恐れがあるからです。
洗浄液ができたら柔らかい布をその中に浸します。
そして水滴がもう落ちないくらいになるまでかたく絞ってください。
水は液晶にとって大敵なのでしっかりと絞りましょう。
そしてその布で優しく拭き取ります。
油汚れがきれいになったら乾いた布で水分を吸い取ります。(拭かない)
最後に専用の柔らかい布で拭き上げます。
★面倒な人は専用クリーナーを
自分で洗浄液を作るのは面倒で失敗も怖いですよね?
柔らかい布に洗浄液を染み込ませた専用のクリーナーが販売されています。
これを使えば悩まず手っ取り早く掃除に取り掛かれますよ。
大きいサイズのウェットティッシュタイプなので使いやすいです。
ただし、このクリーナーと同じ感覚で普通のウエットティッシュを使っちゃダメですよ。
液晶を拭く前提で作られていないので傷がつく可能性があります。
また、除菌タイプに含まれるアルコール成分は画面コーティングに悪影響を及ぼす可能性が高いです。
液晶に使ってはダメなもの
「あ、ここ、汚れてる!」…汚れを見つけるととっさにその辺にあるティッシュペーパーなどを使いたくなります。
でもティッシュって私たちが思っているより固いんですよ。
優しく拭いても細かい傷は避けられないので使わない方がいいですね。
ウェットティッシュも使うのはやめましょう。
傷の心配もありますが、拭きムラも残りやすいです。
他にも汚れが落とせそうなものがいくつかあると思います。
シンナーや除光液、薄めていない洗剤、研磨剤…これらは全て使ってはいけません。
画面を傷つけてしまいそうなもの、コーティングがはがれてしまいそうなものは、使ってはいけないと思っておくのがいいですね。
普段のお手入れはどうする?
毎日しなければいけないものではないですが、まめにお掃除できるようテレビのそばにモップを置いておくといいですね。
モップを設置するとこまめに手入れをする意識がつきやすいです。
棚の掃除には使わず、あくまで液晶画面専用としてマイクロファイバー素材のものを用意するがおすすめです。
また、食事の時に油が飛んだりしないようにテレビとテーブルの距離を離すというのも簡単な汚れ防止策になりますね。
それと、お子さんがあまりテレビに近づかないような工夫をしておくと、画面を汚すことも少なくなります。
柔らかい布でもなるべく拭かないに越したことはありませんからね。
まとめ
いまや液晶画面は身の回りにたくさんありますよね。
液晶画面のクリーナーは、テレビだけでなくパソコンやスマホの画面を拭くのにも適していますので、使ってみて気に入ったらストックしておくと便利です。
テレビは目立つ家電なので汚れているとお部屋の清潔感も薄れます。
できるだけ、きれいな状態をキープしておきたいものですね。