夏のアウトドアでは強い日差しから目を守るためにサングラスをかけたいですね。
でも、紫外線をカットするには何色のサングラスを選べばいいのでしょう?
今回はサングラスを選ぶときに覚えておきたいポイントをご紹介します。
サングラスの色と紫外線は無関係?
サングラスのレンズ性能には2つあります。
紫外線通過率と可視光線透過率です。
紫外線通過率はレンズが(目に見えない)紫外線を何%通すかという数値。
可視光線透過率は目に見える眩しい光を何%通すかという数値です。
実はサングラスの色が関係あるのは可視透過率の方だけで、紫外線にはまったく無関係なんですね。
真っ黒で濃い色のサングラスは紫外線を防いでくれそうなイメージですが、目が小さい光まで拾おうと瞳孔が開いてしまいます。
紫外線対策という点ではむしろ濃い色のほうがマイナスになってしまうのです。
もちろん濃い色は可視光線透過率が低いので、眩しさを抑えてくれるというメリットはあります。
海水浴やスキー・運転用・普段使いなど目的に応じて選び分けましょう。
★どのくらいの通過率を選べばいい?
紫外線通過率は1%以下がいいですね。0.1%ならベスト。低すぎて困るのはサングラスの値が張ることくらいです。
一方、可視光線通過率は低すぎると(色が濃すぎると)夜見づらくなります。75%未満では夜間の運転には使えませんのでご注意ください。
薄い色でも案外眩しさは抑えられますよ。
どんな色を選んだらいい?
レンズの色は紫外線と無関係なので、基本的には自分のファッションに合った好みのカラーを選べばいいと思います。
海水浴なら水着の色に似合うかも大事ですよね。
ただ、レンズの色にも役割があるので参考までに紹介します。
★グレー系
一般的なサングラスの色ですね。
濃ければ真っ黒に、薄い色なら目立たないクリアな色になります。
光をかなり抑えてくれるので、日差しの強いアウトドアスポーツ向きです。
★ブルー系
グレーより目元がスッキリした印象になるカラーです。
オレンジ系の光りをカットしてくれるので、運転中の対向車の眩しさも軽減されます。
★ブラウン系
茶系も人気のサングラスカラーです。
グレー系よりも顔色に馴染みやすいですね。
ものがハッキリ見える効果があるので、日差しが強くない天気でもかけやすいです。
★イエロー系
ブラウンよりさらに視界がハッキリする効果があります。
射撃の選手なんかがよくかけていますよね。
インドア向きでおしゃれなカラーでもあります。
★グリーン系
ナチュラルな視界で目に優しいカラーです。
山登りやキャンプなど自然の中でのスポーツでも映える色です。
ジョギングで付けている方も多いですね。
他にもピンクや紫など派手な色もありますが、眩しさカットよりもおしゃれアイテムの意味合いが強いのでここでは省略します。
実際の見え方は人それぞれなので、購入前にはメガネ屋で試着するのが一番です。
使う時の服装で確認できるとなおいいですね。
初めてのサングラス選び…他にも注目したい3つのポイント
色以外で注目したい、フレーム選びのポイントも簡単にまとめました。
■眉毛に注目
試着してみて「なにか違うなあ…」と感じるのは眉毛が出ているせいかもしれません。
フレームラインと眉毛のラインが合うサイズを試してください。
フレームでギリ眉毛が隠れるくらいの大きさがベストなサイズです。
■輪郭に注目
顔の輪郭とは別の形を選ぶようにしてください。
丸顔の人なら角のあるタイプ、シャープな輪郭なら丸みのあるフレームを。
同じ形だと自分が顔の中でコンプレックスだと感じている部分が、より目立って強調されてしまうからです。
■顔幅に注目
小顔に見せたい方にはレンズ部分が大きめのものがオススメ。
ただし、なるべく自分の顔幅からはみ出さないものを選びましょう。
横幅が広すぎると目が寄っているような印象を与えてしまいます。
まとめ
サングラス選びについてまとめてみました。
普段使わないものをイチから探すのは、悩んでしまいますし、決めるのにも勇気が要りますよね。
お気に入りのサングラスに出会う参考になれば幸いです。