近所の美容院でオゾンパーマをおすすめする看板が出ていました。
実は私、オゾンパーマというのを耳にしたのは初めてです。
なんでも髪の夏ダメージを修復させるとか…。
興味はありますが、いきなり店に飛び込んでたずねる勇気はありません。
そこでオゾンパーマがどんなものなのか調べてみました。
オゾンってそもそも何? 危険はないの?
オゾンパーマを説明するにはオゾンのことを知ってもらわなければいけません。
オゾンと聞いて私たちが連想するのはオゾン層ではないでしょうか。
オゾン層の破壊が社会問題になったこともあり、よくわからないまま悪いイメージを持っている方も少なくありません。(私もそうでした)
オゾンは化学式だとO₃で、空気や酸素よりも重くて塩素ガスよりは軽い気体です。
科学の力で無理やり作り出したものではなく、自然界に昔からある気体です。
私たちが普段吸っている大気の中にも含まれていますよ。
ただ、大気中のオゾンのほとんどは上空の成層圏に集中していて薄い層を形成しています。
太陽からの紫外線をガードしてくれているこの層がオゾン層です。
★オゾンの特徴
オゾンは殺菌効果や消臭効果がとても高い物質です。
また、O₃という化学式からわかるように、酸素から作り出せて酸素に戻すことができます。
そのため、手軽に使えて環境への影響も少なくすみます。
オゾンを作り出すことで消臭するミニ空気清浄機みたいなものもありましたね。
電源だけでフィルター交換が不要なので一時期流行りました。
友達がマイカーに付けていたのを見たことがあります。
★オゾンのデメリット
もちろんオゾンはメリットばかりではありません。
高濃度のオゾンは、体に入ったり目に触れたりすれば激しい痛みを伴う毒性を持っています。
このためオゾンを発生させる装置には許容濃度が定められています。
どんなものでも過ぎたるは及ばざるが如し、といったところでしょう。
オゾンパーマとは?
オゾンの力を髪質改善に利用したのがオゾンパーマです。
オゾンには殺菌や消臭など、髪に直接良さそうな効果はないように見えますがどんなメリットがあるのでしょう?
★髪質がよくなりさらさらヘアに
ロッドを巻いていったところで頭にキャップをかぶって、オゾンを中に送り込みます。
そうするとオゾンが髪のキューティクルをぎゅっと引き締めてくれます。
これによって補給した水分やトリートメントの成分を髪の中へしっかりと閉じ込めることができます。
オゾンそのものが髪質を良くするのではなく、トリートメントの効果をアップさせる働きをするわけですね。
パーマをかけた後はキューティクルが開くので、どうしても髪はダメージを受けやすくなっています。
オゾンの力でこれを閉じることができるなら、サラツヤの髪が長持ちするのもうなずけます。
★短時間!カラーもパーマも同日に可能
パーマはとにかく時間がかかるものですがオゾンパーマは施術時間が短いのが特徴です。(約80分)
また、普通のパーマでは髪に負担がかかるため続けてカラーはできません。
ですが、髪への負担が少ないオゾンパーマでは同じ日にカラーも可能です。
施術時間もトータル2時間半ほどで終わるので、忙しい方にはありがたいですよね。
★パーマ独特のニオイがない
パーマ液のあの独特な匂い。
苦手な方も多いんじゃないでしょうか。
オゾンが消臭パワーを発揮してパーマ液の匂いを消してくれます。
★頭皮に優しい
オゾンの持つ殺菌効果もパーマ時にはプラスに働きます。
頭皮に炎症が起きやすい人でもパーマ液でかぶれる可能性をぐっと下げてくれます。
オゾンパーマの料金は?
オゾンパーマの料金はお店や髪の長さによってかなり差があります。
調べた範囲だと6000~13000円くらい。
8000円前後という価格が多いようです。
別料金で効果を長持ちさせるオゾントリートメントもあるので、それを含めると10000円近くかかりますね。
カラー代は別料金です。
まとめ
オゾンパーマは単に髪を傷めないパーマではなく、積極的に修復させる施術ということですね。
加えて早い・匂いがないというメリットがあります。
デメリットは高めの金額ですが、カラーを別日にしに行くことを考えるとやってみる価値はありそうです。