結婚式への招待をお断りするのは気が引けるものです。
お祝い気分に水を差すようで言いづらいんですよね。
つい一方的なメール連絡に頼りたくなります。
しかし大事なお知らせをメールやLINEで済ませていいものなのでしょうか?
今回は、結婚式欠席の失礼のない連絡方法やその例文について解説します。
せっかくの幸せ気分を害して友情にヒビが入らないように注意してくださいね。
結婚式の欠席連絡はメールでもいい?
メールやLINEでの返事がありか無しかは状況によりけりです。
それぞれのケースについて説明しますね。
招待状前の打診の場合
親しい間柄なら招待状を送る前に「○月○日に結婚式を挙げることになったんだけど…」と出席への打診があるはずです。
この打診がメールやLINEで届いたのなら、返信で欠席を伝えるのはありでしょう。
招待とその返事のやり取りは電話でしたほうが望ましいですが、相手からメールが来たなら失礼にはあたりません。
ただLINEの場合は、さすがにグループトークでは避けて個人トークで返事をしたほうが良さそうです。
欠席の知らせをみんなの目に触れさせるのは招待してくれた人に恥をかかすことになります。
その上、他の誰かが欠席したらあなたの返事につられたと思われかねません。
招待状に対する返事
こちらへの意思確認もなくいきなり招待状が届いた場合。
この場合でもまずは電話するのが無難だと思います。
ただ普段のやり取りがメールやLINE中心で、電話だと違和感を覚えるならメール連絡でもいいでしょう。
ただし、電話・メールで欠席の意志を伝えたとしても招待状は必ず返信します。
返信用の切手つきの招待状を送らないのは失礼ですし、招待状が正式な欠席の返事にもなります。
万が一、メールでのお断りが相手に伝わっていないとあなたの席が用意されてしまいます。
遠慮がちに欠席を申し出たために、意志が伝わらない返事になってしまうことは意外にあるものです。
必ず招待状は欠席に丸をつけて送りましょう。
急に出席できなくなった場合
一度は出席の返事をしたのに緊急の用事や体調不良で出席できなくなった場合。
これはメール連絡が失礼かどうかよりも、一刻も早く伝えることを最優先します。
結婚式は一人が欠席すると様々な調整をしなくてはいけません。
メールやLINEではメッセージをいつ見てくれるかわかりません。
日中なら電話が一番早く確実に伝えられるでしょう。
深夜で電話が難しい時間帯ならとりあえずメール(LINE)で連絡します。
朝一番で見てくれるからです。
ここで絶対してはいけないのがメールしてそのまま放置することです。
翌日すぐに電話を必ず入れます。
本当に外せない用事であることと申し訳ない気持ちを伝えるためです。
メール文だけではどうしても軽く感じることもありますからね。
そもそも結婚式を直前に欠席することはかなり失礼です。
それだけに電話しづらくてメールだけで済まそうとしたくなる気持ちもわかります。
しかし友人関係に致命的な亀裂が入る可能性があるので、誠意を持って電話してくださいね。
結婚式の欠席メール例文
★通常タイミングでの欠席メール
ご結婚おめでとうございます。
せっかくお招きいただいたのに心苦しいですが、○○のために欠席させていただきます。
後日ぜひあらためてお祝いさせてくださいね。
招待状が来る前後のタイミングでのお断りメールです。
この時期ならまだ対応が可能なのできちんと連絡すれば失礼にはなりません。
○○の中には理由が入ります。
基本的には正直に書くのがいいですが曖昧にしたほうがいい理由もあります。
詳しくはこちらの記事をごらんください。
★直前で行けなくなった場合のメール
昨日インフルエンザと診断されて、本日の式に出席することができなくなってしまいました。
せっかくお招きいただいたのに申し訳ない気持ちでいっぱいです。
まずは取り急ぎメールで。
後ほど電話いたします。
ドタキャンではどんな理由でも角が立ちます。
それはもう仕方ないので後の対応でフォローしましょう。
対応を誤ると、相手も周りの友人もあなたとの付き合い方が180度変わるかもしれませんよ。
- メールの後に必ず電話連絡。
- 書留でご祝儀とお詫びの手紙を送る。
- 祝電を打つ。
- 当日欠席で電話がつながらないなら式場スタッフに連絡。
- 後日直接会ってお祝いとお詫びをする。
まとめ
今では誰もが当たり前に使いこなすメールやLINEですが、大切なお知らせに使うにはやや軽い印象を持たれてしまいます。
結婚式の欠席連絡では、あくまで補助的な使い方に留めておいたほうがトラブルも起きませんよ。