職場で結婚式に招待されたけど出席できない。
正直に言うと出席する気になれない。
休日を使って祝儀まで出したくない…。
同僚とはいえさほど親しくもない人の結婚式に出るのは正直イヤですよね。
飛んでいく祝儀や着ていく服、休日がまるっと潰れることを考えると頭が痛くなります。
かと言って、非常識な断り方をして関係を悪くしたくはないものです。
そこで波風立たせず欠席できる『うまい言い訳』を集めてみました。
逆にダメの烙印を押されるNGな断り方も紹介します。
結婚式に出られない時の参考にしてくださいね。
こんな断り方は非常識!
まずは非常識とされるNGな断り方から。
どんな状況でもこれをやったら関係悪化は避けられません。
角の立たない理由よりもNGを避けるほうが大切です。
直前の欠席
結婚式で一番やってはいけないのが寸前での欠席です。
招待状で出席の返事をしておいて後から欠席をするというパターンですね。
これをされるくらいなら最初から断ったほうがはるかにマシです。
式には当然あなたの席が用意してあって料理・引き出物も準備されています。
直前のキャンセルでは対応できず、招待側がその費用を負担することになります。
それを避けるには少なくとも二週間、できれば一ヶ月前には欠席の連絡を入れたいところです。
また、食事や引き出物がキャンセルできればそれでいいという話ではありません。
結婚式には席次表がありますがそれも作り直すことになります。
席の並びも再考しなければならない場合もありますね。
そもそも式まで間がなければ別の招待客を呼ぶこともできません。
本来ゲストが座れる席を空席にさせるのはとても失礼です。
とは言え、本当に緊急の用事で欠席せざるを得ないケースもあると思います。
そんな場合は少しでも早く連絡しましょう。
極端な話ですが1分でも早いほうがいいです。
その後、すぐに出席するのと同額のご祝儀を郵送します。
自分の式に出席してもらっている
招待主に自分の結婚式に出てもらっているなら、欠席はかなり失礼です。
数合わせっぽく呼ばれているのとは訳が違います。
どうしても出席できない場合は、ご祝儀を郵送・祝電を打つなど万全のフォローをするべきですね。
喪中や忌中を理由に欠席
喪中や忌中で欠席するのは仕方ありません。
しかし、いきなり本当の理由を言うのはあまりよくありません。
おめでたい式を前に相手に気を使わせてしまいますからね。
もし、自分の気持として出席する気がないなら「やむを得ない事情で」と濁して伝えましょう。
この段階でなんとなく察してくれることもありますし、突っ込んでたずねられたらそこで喪中であることを告げるのは仕方ありません。
また、出席したいけど遠慮の気持ちがある場合は正直に伝えてみましょう。
現在は、忌中はともかく喪中は結婚式に出席してもいいという考えが一般的です。
しかし今でも、喪中でおめでたい席に出るのは失礼という考えを持つ方がいるのも確かです。
相手の家系でどう考えるかはわかりません。
それでもぜひ出席してほしいと言われれば出てもいいのではないでしょうか。
逆に喪中であることを黙って出席するのは、後々トラブルになるかもしれないのでやめたほうがいいです。
本音をずばり言う
- 祝儀や交通費を考えると経済的余裕がない
- あまり親しくないので行きたくない
- 単純に出席するのが面倒
- ライブのチケットを取ってしまった
気持ちはわかりますがこのような理由を伝えるのはさすがにマズイです。
例え本当だとしてもストレートに言うことで関係が悪くなるのは間違いありません。
出席人数が決まっている席の中で、考えてあなたを呼んでくれたわけです。
嘘も方便。
出る出ないはともかく、お祝い気分に冷水をかけるような真似はするべきではありません。
SNSで嘘発覚
なにか嘘の理由をつけて欠席した場合は、式当日のSNSに注意してください。
仕事で欠席したはずなのに、旅行先の記念写真をアップしていたら嘘がモロバレになります。
たとえ本人が見なくても間接的に知らされる可能性もあります。
めちゃめちゃ印象悪いですよ。
結婚式欠席の理由としてOKなのは?
結婚式の出席を断る波風立たない理由を紹介します。
本来欠席の理由は「その日は都合でどうしても行けなくて…」でいいはずです。
ひとそれぞれ様々な事情があるのでそれを詮索するべきではありません。
しかし会話の流れで理由を言わざるを得ない状況もありますよね。
理由を伝える時に大切なのは、誰が聞いても「それなら仕方ない」と思えるものであること。
そして「行けなくて本当に残念、どうぞお幸せに」という気持ちも一緒に伝えることです。
他の結婚式がある
結婚式は大安や友引といったおめでたい日が選ばれやすいです。
ということは、同じ日に挙式するカップルはたくさんいます。
誰かと式の日取りが被っても不自然ではありません。
「別の結婚式へ出席することが決まっているので」という理由で断っても角は立たないでしょう。
はじめは「先約があるので」とぼんやり断って尋ねられたら「実は他の結婚式に…」と話してもOKです。
法事が決まっている
法事はよく言い訳に使われるので嘘と思われやすいです。
比較的遠い知り合い、どちらかと言うと義理で呼ばれたような相手に使うべき理由でしょう。
親しい友人では喪中の知らせがないことなどから、たいした法事でないことが伝わってしまいます。
ただ既婚者の場合は、義実家側の法事という手が使えます。
これだと喪中の知らせがなくても不自然ではありませんし、手伝いがあるので法事を欠席しづらいのもわかってもらいやすいです。
妊娠中・出産を控えている
妊娠中は体調が不安定です。
外出先でどどんなハプニングがあるかもわかりません。
また、式の日がちょうど臨月の頃だということもあるかもしれないですよね。
こういった場合は、「妊娠していて体調が悪くなってしまう可能性があるので」「ちょうど子供が生まれる時期なので」といった理由を伝えましょう。
まだ子供が小さいので
小さな子供がいればそれを理由に欠席するのは仕方がないでしょう。
「子供がまだ小さい上に、預かってくれる人が近くにいないので」というのは結婚式を断る理由としては自然です。
親子一緒にどうぞと言ってくれるような間柄なら、もう一度考え直してもいいかもしれませんが。
休めない仕事
仕事は結婚式の欠席理由としては弱いです。
しかし出席を打診された時点で忙しい時期とかぶるのがわかっていれば理由になります。
ベタですが会計事務所に勤めているなら年度末、ケーキ屋で働いているならクリスマス、など。
海外出張が決まっている、などの事情も同様です。
立場上休むことが出来ないのが伝われば無理は言えないでしょう。
招待状の欠席はどう書く?
招待状で欠席を知らせるときも、1本電話を入れた方が角が立ちません。
いきなり欠席はがきが届くよりワンクッションあると受ける印象も違います。
もちろん電話で欠席を知らせたとしても招待状は返信します。
その返信が正式な返事になります。
返信の際は「ご欠席」や「お名前」は自分への敬語なので「ご」を二重線で消します。
メッセージ欄におめでとうと欠席する旨を記入します。
ここには理由は書いても書かなくてもいいでしょう。
お祝いの言葉と出席できなくて残念というメッセージを中心に書いたほうがいいです。
招待状を欠席で返信するときは少し遅らせるべき、という考えがありますが私はそうは思えません。
返信は正式な欠席のお知らせです。
別の誰かを招待するにしても一人分キャンセルするにしても急いで対応したいはずです。
どう考えても早く着いたほうがいいに決まっています。
欠席するときのご祝儀は?
結婚式を欠席する時に悩ましいのがご祝儀をどうするかです。
一般的には、事前の打診段階でお断りを入れたなら一万円。
突然の欠席の場合は出席時と同額(友人なら三万円程度)を包むのが相場とされています。
ただこれも様々な状況があるので一概には言えません。
- 全然親しくないのに呼ばれただけで一万円?
- 友人でもお祝いをくれたくれないで差をつけるべき?
- 自分の式で三万円いただいているのに一万円でいいの?
- かと言って欠席で高額を包むと気を使わせてしまうかも…。
自分の時の祝儀有り無しやかかった費用を理由に金額を決める人もいます。
しかし、祝儀はお返しや式の会費ではありません。
祝儀を出していない相手に出すのが面白くないのはわかります。
ですが、結婚前からの知り合いと結婚後に知り合った友人では祝儀なしでも意味が違いますよね?
ハッキリ言って誰もが納得の満点の祝儀額というものはないと思います。
ある程度は割り切って、自分基準に沿って出すしかないでしょう。
- お祝いをもらっていたら無条件で同額を出す。
- もらっていない相手は一万円。
- 付き合いが薄い人には祝電orお祝いの品。
私の場合は欠席ではこう決めています。
金額調整したくなる時もありますが、その都度変えるとよけいにややこしくなるので固定にしています。
どうしても差をつけるなら金額ではなく、祝電を打つか後日お祝いのプレゼントを贈りますね。
プレゼントに目がいきがちですが、実は祝電はもらうとかなり嬉しいです。
プレゼント選びに悩まなくてすむのも意外に助かるポイントです。
まとめ
招待する側は誰を呼ぶかを真剣に考えてあなたに声をかけてくれています。
礼を欠けばこの先の関係にも大きく響いてきますよ。
欠席の連絡はとにかく早く、お祝いの気持ちとともに伝えてくださいね。