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夏の終わりに異常発生!台風とゴキブリって関係あるの?

台風の前後には家の中でやたらとゴキブリに出くわす気がしませんか?

ただでさえ大変な台風に、ゴキブリまで登場したらパニックになってしまいますよね?

台風でゴキブリが増えるのはどんな理由があるのか?

ゴキを家の中に入らせない対策は?

今回は台風時期のゴキブリについて解説します。

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ゴキブリと台風の関係

実は、台風とゴキブリ発生に直接の因果関係はありません。

少なくとも科学的には証明されていません。

けど、どうしても台風前後には増えているような気がするんですよね、奴らが

というわけで、なぜ台風でゴキブリが増えるのかについて考察してみました。

 

季節

理由の1つとして考えられるのは季節です。

ゴキブリは1年中活動していますが、とくに活発なのが春先から梅雨にかけてと夏の終わりです。

ジメジメ湿った空気とほどよい暖かさがゴキブリには最適の環境なんですね。

台風の来る時期は、このゴキブリが元気な季節にドンピシャです。

台風は無関係で、もともとゴキの数が多いから見る機会も増えるのでは?

という確率からの理由です。

 

浸水・排水口

台風でゴキブリ侵入に影響が大きそうなのが浸水です。

床まで浸水してしまえば汚れにまみれてゴキブリも容易に入り込んできます。

泥まみれの床を見ればこれは実感としてすぐわかりますよね。

 

 

浸水までいかなくても気をつけたいのが、排水口からの侵入です。

シンクや洗面所の排水口はS字型で間に水の防御壁があるので、虫が登ってくる確率はほとんどありません。

しかし、大量の排水をするお風呂や洗濯機の排水口の中には虫の侵入を防ぐ仕組みがない物もあります。

雨上がりに下水の臭いが立ち昇ってきたりしたことはありませんか?

臭いが通るということはゴキブリも通れるということです。

 

それでも通常はかんたんにゴキブリが入って来ることはありません。

しかし、大雨で水位が上がっていたとしたらどうなるか…。

流されてきたゴキブリが排水口近くまで浮かんできて、ひょいと入り込むこともありえる話です。

 

強風

もう一つ否定できないのが、強風でゴキブリが飛ばされてくる可能性です。

 

あなたが生ゴミをきっちり処分して自宅周りに虫対策もほどこすキレイ好きだとします。

あなたの家はゴキブリにとって住心地がよくないのであまり寄り付きません。

一方、5軒隣に不衛生なゴミ屋敷があるとします。

ゴキブリにとってはパラダイスなので、屋敷の周りにもたくさん集まっているはずです。

彼らにとってあなたの家は住みにくい異国の地ですが、台風の風によって強制的に引っ越ししてくる可能性はあります。

 

こっち来るな!

と叫びたいところですが、ゴキブリに印が付いているわけではないので文句も言いにくいですよね。

対処が難しいケースです。

ゴミ屋敷とまでいかなくても、ゴキブリの多い家から風で飛んでくるケースは十分考えられます。

 

虫の本能

動物は人間よりもはるかに自然の変化に敏感です。

とくに虫にとって雨風は生死に直結する大問題です。

台風が近づくのを本能で感じ取った虫たちは飛び回るのをやめて隠れ家でじっとしています。

おそらく気圧変化などで察知できるのではないでしょうか?

 

ゴキブリにもその本能は備わっています。

そして避難場所として私たちの家が選ばれてもおかしくはありません。

「手近なところに家があるので、今日の宿はここでいいか」

みたいにね。

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ゴキブリ侵入防止の方法

ゴキブリを遠ざけるには湿気を少なくして清潔にするのが一番です。

そうはいっても台風で湿気を出すなと言うのは無理なハナシですよね。

ここでは台風時に家の中へゴキブリを入れない対策を紹介します。

ゴキブリは1~2ミリの隙間があれば潜り込んでくるので、完全に防ぐのは不可能に近いです。

それでもやらないよりはるかにマシですよ。

40%の侵入を10%くらいに落とせるかもしれません。

 

換気扇

換気扇の穴は虫にとって格好の侵入口です。

ガラリ(シャッター状の仕切り)が付いているタイプならともかく、フードをかぶせただけの換気扇ではたやすく入り込まれます。

屋外に防虫網を設置しましょう。

 

また、換気扇が回っていると外へ風が流れるので虫が入りにくくなります。

網が付けられないなら、台風の前後だけでも回しっぱなしにすれば効果があるかもしれません。

 

通風孔

換気扇より目立たないので忘れがちなのが通風孔です。

湿気を排出してくれるありがたい穴ですが、ゴキブリのメイン侵入口の1つでもあります。

これも専用の網が販売されています。

目の細かいものを選んで設置しておきましょう。

 

エアコンホースの隙間

エアコンからもゴキブリがひょいと出てきそうで怖いですよね。

しかしエアコンは空気の入れ替えなしで熱交換だけをおこなっています。

仕組み上、室外機からゴキブリが入ってエアコンから出てくるというのはありえません。

 

むしろやばいのはホースを通すために空けた穴です。

外壁に空けた穴は、ホースとの隙間を粘土状のパテで埋めてあります。

ところがパテは年数が経つと劣化していきます。

古くなるとボロっと落ちて隙間が出来てしまうのも珍しくありません。

我が家の穴も、ある日パテが落ちているのに気が付きました。

普段あまり見ない場所なのでこの機会にチェックして見てください。

 

エアコンパテ埋めは業者不要

 

ホース穴のパテ埋めくらいで業者を呼ぶ必要はありません。

手が届く場所なら誰でもできる作業ですよ。

 

  1. 古いパテを剥がし落とす。
  2. 新しいパテをたっぷり使い隙間を埋める。

 

やることはこれだけです。

動画は室内なのできれいにならしていますが、外の穴は塞がっていれば問題なし。

雑に埋めても大丈夫です。

古いパテをすべて落とさないと剥がれやすくなるのでそこだけ注意してください。

 

パテはホームセンターなどで数百円で買えます。

プロを呼ぶとこんな作業でも数千円は取られますよ。

 

 

排水口

 

排水口へのゴキ対策は排水トラップを取り付けるのが一番です。

とくに洗濯機用の排水口にはトラップが付いていないことがよくあります。

我が家も以前はトラップなしでホントにただの穴でした。

トラップをつけても100%虫の侵入を防げるのかはわかりませんが、下水の臭いがしなくなったことだけは確かです。

トラップ取り付けは穴に差し込むだけなので簡単でしたよ。

 

 

トラップ以外の対策となると掃除がありますね。

パイプクリーナーで排水口のヌメリを取れば、多少はゴキブリよけになるかもしれません。

ちなみに排水口用の小バエ殺虫剤も販売されていますが、ゴキブリを防ぐほどの効果はないと思います。

 

窓・玄関

ゴキブリは開いた玄関からも平気で入ってきます。

かと言って閉め切るわけにも行かないので完全な対策は難しいですね。

 

  • 短時間の出入りを心がける
  • 網戸を隙間なく閉める
  • 入り口周りに忌避剤を設置

 

すぐできそうな対策はこのくらいでしょうか。

我が家でもハーブ系のゴキブリよけを置いています。

 

 

侵入したゴキブリの駆除

これだけ対策してもゴキブリに入り込まれることはあります。

侵入された以上はやっつけるしかありません。

イヤですが…。

 

 

私が駆除に使うのは昔ながらの新聞紙凍らすタイプのスプレーです。

赤ちゃんも犬もいるので殺虫剤を床に撒くことはできません。

効き目は断然殺虫剤のほうが優れていますけどね。

 

弱らせたゴキブリは(レジ袋を手袋代わりに)キッチンペーパーで包んでからしっかり縛って捨てます。

復活するパターンも多いので厳重に縛りましょう。

ペーパーの厚みがないとリアルな感触が伝わって気持ち悪いですよ。

 

まとめ

台風にゴキ発生の理由がないとしても、増えるシーズンなのは間違いありません。

できる限りの対策はしておきたいですね。

ただし紹介したのはあくまで侵入の可能性を少なくする対策です。

普段からこまめな掃除・換気をしてゴキブリが嫌う家作りをすることが一番大切ですよ。