電子レンジはとても便利な生活家電です。
でも使い続けていくうちに付く独特の臭いが気になってきませんか?
残り物が混じり合った臭いというか焦げ臭いというか…。
あの臭いは飛び散った油や食べかすがレンジに反応して焦げ付いたもの。
とくに魚料理を温めると染み付く臭いはなかなか消えてくれません。
そこで今回はレンジにこびりついた臭いを簡単に消す方法を紹介します。
レモンをチンする
レモンにはリモネンという成分が含まれています。
リモネンはアロマに使われるくらい爽やかな香りがあり、油を落とす働きもあります。
そのため電子レンジの掃除と臭い消しにはもってこいなんです。
絞り終わったレモンの皮を1個ぶん耐熱皿にのせます。
そのままレンジで1分間温めます。
レモン成分が行き渡るよう開けずに5分放置。
その後、キッチンペーパーなどでレンジの中を拭き掃除します。
これで消臭と原因になる汚れまで落とすことができます。
レモンは使用済みの皮だけで十分効果がありますよ。
というのもリモネンは皮の部分に一番多く含まれているからです。
未使用の果肉を使ってもいいですがもったいないです。
レモン料理の残った皮でチャレンジしてみてください。
お酢をチンする
レモンより手軽な消臭としてお酢を使う方法もあります。
お酢ならほとんどの家で常備してありますよね。
耐熱容器にお酢を小さじ1杯入れます。
水を足して5倍に薄めます。
濃すぎると消臭効果は高いですが酢の臭いがきついです。
薄めたお酢をレンジで1分加熱します。
蒸気が庫内に広がるように、閉めたまま5~10分放置。
その後、耐熱容器を取り出してキッチンペーパーで中を拭きます。
レンジやグリル、タッパーにも付きやすいあの魚臭さはアルカリ性由来のものです。
なので酸性のお酢は臭い消しにとても有効です。
レモンも酸性なので効果はほとんど同じです。
ただ、お酢の方が使用後の匂いがきついので、しばらくレンジを開けたままで臭気を逃してくださいね。
★使えるのは純粋な「お酢」だけ
酢飯を簡単に作れるすし酢やドリンクタイプのお酢は臭い消しには使えません。
混ぜものが多いのでレンジの中がべたついてしまいます。
かえって雑菌のエサを増やすことになってしまうんです。
あくまで使うのは純粋なお酢にしてください。
クエン酸をチンする
お酢のツンとした臭いが苦手…。
そんなあなたにはクエン酸を使った方法をおすすめします。
クエン酸も酸性なので効果はお酢と同様です。
ちょっと酸っぱい匂いがしますが刺激はかなり少ないです。
水100mlにクエン酸小さじ1杯を溶かします。
あとはお酢と同じようにレンジで1分チン。
終わって10分ほど経ったらレンジ内を拭く。
これでOKです。
重曹をチンする
レンジの中には様々な汚れが付着します。
お酢やレモンの効きがイマイチな時は、酸性の汚れが臭いの原因かもしれません。
酸性の汚れというと油汚れ・皮脂・タンパク質・炭水化物など。
卵の白身(タンパク質)がレンジ内で飛び散ることなんかよくありますからね。
酸性汚れの消臭にはアルカリ性の重曹が有効です。
使い方はクエン酸と変わりません。
水100mlに重曹を小さじ1杯溶かします。
あとは1分チンして10分放置。
汚れが落ちやすくなっているので拭き上げて終了です。
お掃除シートをチンする
クエン酸や重曹を用意するのが面倒くさい。
そんな人のためにレンジ掃除に特化したシートも販売されています。
数分、レンジでチンした後にシートで中を拭くというもの。
シートから出る蒸気で除菌消臭をしてくれるわけですね。
火傷だけは注意して使ってくださいね。
臭い防止はこまめな換気
電子レンジに悪臭を付けないようにするポイントはズバリ換気です。
レンジを使うと食品の湯気に含まれる成分がどうしても残ってしまいます。
使用後にすぐ閉じると、雑菌の繁殖が進んで臭いのもとになってしまいます。
なので、レンジはすぐに閉めません。
しばらくは扉を開けたままにして換気をする癖をつけましょう。
まとめ
★魚臭には酸性
- レモン
- お酢
- クエン酸
★食べかす臭にはアルカリ性
- 重曹
- お掃除シート
便利な電子レンジもやはりキレイに使いたいものです。
臭いが料理についてしまうと台無しですからね。
使ったらとにかく換気。
そしてときどき今回紹介したものをチンしてお掃除してください。