夏になると窓際にすだれを吊るしているご家庭も多いでしょう。
近年のエコブームで、冷感グッズとしてすだれの便利さが見直されています。
ただ、すだれは風で煽られると窓に当たってかなりうるさいです。
カーテンや遮光シートと違って固い音なので耳障りなんですよね。
音は我慢できても風で飛ばされて誰かに当たったりしたら大変危険です。
そこで今回はすだれの風バタつき防止方法4つについてまとめました。
※5つ目として微風対策を追加しました。
室内にかける
すだれを外に吊るしておくから風で揺れてしまうわけです。
家の中で窓際に吊るしておけばその心配はありません。
雨に濡れることもないですし、どこかへ飛んで行ってしまうようなこともなくなります。
私の実家でもすだれは家の中にかかっていました。
風の心配がないのと汚れ具合が少ないのが室内使いのメリットです。
デメリットは、障子の開け締めに邪魔なことと外掛けより暑いことですね。
日差しを室内で受け止めるので中の温度はどうしても上がります。
それに安物のすだれだと部屋の清潔感が薄れることでしょうか。
とくに外で使っていたすだれを室内に入れるのは抵抗ありますよね。
新品を買い直すか丸洗いしてから室内用にしましょう。
丸洗い方法についてはこちらの記事をご覧ください。
巻き上げておく
先日、ものすごい強風が吹き荒れてすだれのバタバタがうるさくて我慢できませんでした。
で、たまらず紐で縛って巻き上げたのがこの写真です。
面倒なので中心を1本で縛っただけ。
これでも相当揺れましたが音はかなり軽減できました。
すだれを外したほうが確実ですが、吊り下げ部分をガッチリ固定してあるのでもう一度付けるのが面倒なんですよね。
音を抑えるだけの一時しのぎですが効果はありました。
日よけの必要がない夜や曇りで風がうるさければ、巻き上げて窓の上部にまとめておきましょう。
ワンタッチで巻き上げられるアイテムも販売しています。
個人的には紐で縛るだけで十分だと思いますが。
紐で重りをつける
ストレートにすだれの下を固定してしまうのも一つの手です。
すだれの下2点をホームセンターなどに売っている取っ手付きの重りに紐でつなぎます。
漬物石として使われる重りが使いやすいです。
常に固定するわけではなく、風が吹いてきたときだけ取り付ければいいでしょう。
ポイントは重すぎない物を選ぶこと(2kgくらい)と紐をピンと張りすぎないこと。
重すぎるとすだれの下は固定できますが上の吊り下げ部分が切れやすくて危ないです。
ほどほどの重りで耐えられないような強風時にはすだれを外しましょう。
ピンと張らないのも、わずかな風の抵抗で吊り下げ紐を切れないようにするためです。
多少風になびく余裕をもたせて設置します。
バタ付き防止器具を付ける
重りを置く場所がない。
見た目が良くないのでちょっと…。
そんな場合は、サッシに直接取り付ける揺れ止め専用フックはいかがでしょう?
サッシに取り付けたフックですだれを抑えるだけなので、ある程度は風を受け流して窓へのぶつかりも防げます。
取り付け場所やすだれの大きさは限定されますが、見た目がすっきりとするのがメリットです。
ただ、このフックでもあまりに強風だと耐えきれないので、いざという時には収納することを考えておいた方がいいと思います。
【追記】そよ風対策には2枚重ね
最近ちょっとした風対策を発見したので追記しておきます。
それはすだれを二重にしちゃうことです。
我が家でいつも購入しているのは、使い捨て感覚の安いすだれ。
なので、すだれの目が荒くて日光が結構入り込んできます。
そこで遮光性を高めるために、去年のすだれを捨てず今年買った新品を重ねてみました。
思惑通りいい感じに日差しを遮ってくれるようになりました。
しかも、すだれの重さが増したことで風揺れが少なくなるという予想外の効果もあり。
今までは微風で鳴っていたすだれのカタカタ音がぐっと減りましたよ。
これはうれしい誤算でした。
さすがにこれだけだと強風の対策にはなりませんが、日頃のわずかな風揺れはかなり抑えられます。
他の対策より気軽にできるのもいいですよね。
うまくいかなくてもすだれとして使えば損はないですから。
すだれの生活音が気になる人は試してみてください。
まとめ
★すだれ風ばたつき防止
- 室内に設置
- 巻き上げて固定
- 重りで揺れ防止
- 揺れ防止の専用器具
- すだれを二重にする
夏の暑い時期を涼しく過ごすためにすだれはとても役立ちます。
エアコンを使うにしても、すだれがあるとないとでは使用電力が全然違いますからね。
それだけに、風でバタついたり飛ばされて人に当たったりしないようにしっかり対策して快適なすだれライフをおくりましょう。