暑い夏にぴったりのおやつかき氷。
シロップだけ用意しておけば冷凍庫の氷で作れるので手軽でいいですよね。
でも、冷凍庫の中の氷をかき氷機で削っても、ちっともお店のようにふわっとした氷になりません。
実はふわふわのかき氷を作るには、準備段階からコツがあるのです。
ポイントさえ抑えれば、誰でも簡単に専門店のようなかき氷を作れますよ。
純水に砂糖・氷の作り方がポイント
混じりけのない純水を使おう
美味しい氷を作るにはおいしい水を使いましょう。
ミネラルウォーターがあればそれを凍らせてください。
もしなければ、水道水を沸かしカルキを飛ばして湯冷ましを凍らせます。
不純物の少ない水を使うと、風味が良いだけでなく食感のいい氷を作ることが出来ます。
ただし、カルキなしの氷はカビができやすいので長持ちしません。
自動製氷機能を使わず、食べる分だけ製氷皿で作りましょう。
砂糖水で氷を作ろう
水を製氷皿に入れる前に、もうひと工夫しまします。
水200㏄に砂糖大さじ3程度を混ぜてしっかり溶かしてから氷を作ります。
水を急激に凍らせると、分子のあいだに隙間ができてしまいます。
その状態でかき氷を作ると、削るというよりは砕けた感じになってしまうので粒が大きく荒いものが出来上がってしまいます。
ところが砂糖水で氷を作った場合、砂糖が氷の分子の隙間に入ってくれるので、均等に綺麗に削ることができるようになります。
専門店で使われるような時間をかけてゆっくり凍った天然水の氷。
そんな氷に近いものが家庭の冷凍庫で作れるわけですね。
削る前に電子レンジで温めよう
砂糖水でできた氷をそのまま削る前に、もうひと手間。
冷凍庫から出した氷を電子レンジにかけてください。
「…氷を温めるの?!」と驚くでしょうが実はそのとおりです。
ピンとこないかもしれませんが、氷も温度によって固さが変わります。溶けてしまう0度に近いほど柔らかい氷になっていくんですね。
氷が柔らかくなると、かき氷器の刃が入りやすくなってなめらかに薄く削ることが出来ます。
これでエアリーなフワフワかき氷ができるわけです。
600Wの電子レンジで30秒ほど加熱します。その後、氷の表面がしっとりと濡れてくるまで放置。2~3分くらいで、理想の状態になりますよ。
電子レンジを使いたくないという方は、氷をそのまま15分くらい置いておくのでもOK。
要は、0度近くになってうっすら表面が溶けてきた状態になればOKです。
お手軽!専用のかき氷器でふわふわに
ずばり専用のかき氷器を使う方法もあります。
面倒な準備なしで電動なので削るのも楽ちんです。
台湾風のふわふわ氷だけでなく普通のかき氷も作れます。
自宅にかき氷器がない場合は購入を検討してみてはいかがでしょう?
まとめ
・不純物のない水を使う
・砂糖水を使う
・電子レンジで氷を温めてから削る
いかがでしたか?
手間はかかりますが難しくはないですよね。
この方法を使えば、専門店に負けないくらい美味しいフワフワかき氷が作れますよ。
思い立ってサッと作れないところだけが欠点です。
お子さんからリクエストされそうな暑い日の前日に準備しておきましょう。