小学生の子どもを持つ親にはPTA役員の問題に悩む人が多いようです。
誰もが面倒事を進んで引き受けたくはないですからね。
PTA役員をやりたくない人のために、認められやすい理由や断り方をまとめてみました。
ウソはだめ・役員を断れる理由は?
そもそもPTAは任意の団体で強制加入ではない、ということはご存じですか?
そうはいっても、子どもの入学とともにPTAへも自動的に入会するという流れになっている学校が多いため、入会を断ることが難しいのが現状です。
入会すること自体は受け入れる人がほとんどでしょうが、困ってしまうのが役員への打診です。
やりたくないと思っても、なかなか正面切って断るのは難しいですよね。
ここでは、なるべく波風を立てないで断れるケースを紹介します。
1 未就学児童の兄弟・姉妹の存在
未就学児童の兄弟・姉妹がいる場合、比較的役員を免除されやすいようです。
みんな子どもを持つ親ですから、育児の大変さは経験済みなので、考慮してもらいやすいといえるでしょう。
2 本人の妊娠
妊娠中である場合、よほどのことがなければ免除されることが多いでしょう。
妊娠中の体調は人それぞれ。体に負担があっては大変なので、認められやすい理由の一つです。
さらに翌年以降も数年間は育児を理由に免除される可能性が高いのもポイントです。
3 過去に役員をした経験がある
役員は持ち回りでやることが多いので、すでにやったことがある人は断る理由にしやすいです。
引っ越ししてきて、前の学校で経験ありのケースも考慮されることがあるので言ってみましょう。
4 本人や家族の病気、介護
本人はもちろん、家族が重い病気になったり、介護が必要になったりした場合も、やはり免除されることが多いといえます。
もちろん病状などの詳しい内容をすべて説明する必要はありません。
役員経験があるという理由以外は、かなり重めの理由が多いですね。
共働きが珍しくない現在では、パートが忙しいくらいでは断る理由としては弱いようです。
役員を断るときに気を付けたいのは、ウソは絶対やめた方がいいということ。
バレそうにないウソでもどこかしらに矛盾が生じるもの。
そうなった時には悪い噂はあっという間に広がってしまいます。
そしてやはり、誠実な態度を心がけるということ。
基本的にご近所さんで形成されている団体なので、のちのち自分が気まずい思いをするような態度を取ってはいけません。
今は出来ませんがいずれやります、という気持ちでお断りしましょう。
基本的に、長い学校生活の中で役員を一度もやらずにすますのは難しいです。
身軽なうちにやっておけば、本当に無理な時期に断りやすいですよ。
意外にある?PTA役員参加のメリット
ここまでPTA役員を断る方法を紹介しましたが、役員への参加はなにもデメリットばかりではありません。
PTA活動に積極的に参加すれば、当然他の保護者や教員との交流が増えます。
子どもの学校での様子や友達同士の付き合い方などを今まで以上に知ることができます。
連絡が密になることで、他にもさまざまな有益な情報を得られることもあります。
そこまで大げさでなくても、一緒に活動して世代の近いママ友ができやすくなるのもメリットですよね。
大人になると自然に友達ができる機会はそんなに多くはないはずです。
また、保護者が役員をしていて顔を知られていると、その子どもも顔を覚えてもらいやすかったり、声をかけてもらいやすくなります。
地域活動などに参加する際に子どもの居心地が良くなることが多いようです。
こう考えると、周りの人たちとの関係性を壊してまで無理に断らなくてもいい気がしてきませんか?
もし状況が許すなら、いやがらずにPTA役員への参加を検討してみるのもいいかもしれませんよ。
まとめ
いかがでしたか?
どうしても事情がある方は断り方を参考にしてみてください。
また、ポジティブな気持ちでPTAに関わってみると、親子ともども意外に楽しいことが待っているかもしれません。
どうして私が…と思うよりも、自分が子どもの頃に面倒を引き受けてくれた役員の人たちにお返しする気持ちで取り組んでみてはどうでしょうか。