入院中にお見舞いをくださった方へはお返しとお礼状を出します。
ただ、時期的に年賀状を出すタイミングと重なると迷ってしまいますよね。
年賀状をお礼状代わりにするのは失礼かな?
でも、お礼状と年賀状でお礼を言うのはしつこいかも?
かと言って、年賀状でお見舞いに何も触れないのも不自然だし…。
そこで今回は、年賀状でのお見舞いのお礼の仕方についてまとめました。
年賀状でさらりと感謝を伝えるメッセージ例も紹介しています。
お礼状と年賀状は別で出す
年賀状はお礼状の代わりにはなりません。
お礼状と年賀状は別で出しましょう。
本来お見舞いには、直接会ってお礼を言うのがスジです。
郵送のお礼状で済ますのは、それだけですでに礼を欠いています。
そこに年賀状で代用というマイナスを重ねるのはさすがに失礼です。
返礼のタイミングと年賀状の時期がかぶったとしても、それぞれ別に送るのがマナーです。
入院時にお見舞いをいただいたら、退院してすぐに快気祝い(御見舞御礼)でお返しします。
災害(火事・地震・台風)見舞いなら品物のお返しは不要ですが、生活が落ち着いたタイミングで近況報告を兼ねたお礼状を送ります。
災害見舞いのような礼状だけのお礼でも、年賀状のみで済ますのはよくありません。
年賀状にお礼の言葉を書くのはOK
とはいっても、年賀状にお礼の言葉を書くことはマナー違反ではありません。
礼状とお礼の言葉を書いた年賀状が、続けて届いてもいいのです。
感謝を伝える内容がかぶってしまいますが、お礼は一度きりなんて決まりはありませんからね。
ダメなのは、お礼状を出さずに年賀状だけで済ませてしまうこと。
ぜひ「ありがとう」の気持ちを込めた年賀状にしてください。
お見舞いのお礼を伝える年賀状文例
お見舞いに対するお礼ですから、まずは「気遣いへの感謝」を伝えましょう。
- 昨年はあたたかいお心使い 誠にありがとうございました
- ご丁寧なお見舞いをいただき ありがとうございました
- ご親切にお見舞いいただいたことを感謝しています
入院見舞いの場合
体調が回復したことを伝えます。
- おかげさまで順調に回復して 新年を元気な状態で迎えることができました
- 力強い励ましに支えられて無事に家で新年を迎えることができ とても嬉しく感じています
- 怪我もすっかり良くなりましたので 今年も全力で○○に打ち込みたいと思います
- 体の調子も良くなりました 今年も一緒に○○したいですね
災害見舞いの場合
生活が少しずつ元に戻っていることを伝えましょう。
- 皆さんに支えていただいたおかげで 生活も元通りになりつつあります
- 以前と同じ状態とまではいきませんが できることも少しずつ増えてきています
- 不安そうだった子供たちも 笑顔でいる時間が多くなりました
結びの一文
最後に「心配しないで・あなたもお体気をつけて」ということを伝えます。
ただ、年賀状に添えるメッセージなので結びの文までは無くてもいいです。
はがきに長い文章はしつこく感じます。
うまく調整して削ってくださいね。
- こちらのことはご心配なく どうぞお元気で一年をお過ごしください
- 他事ながらご休心ください 寒さ厳しきおり ご自愛下さいくださいますようお祈りいたします
まとめ
- 年賀状にお礼の言葉を書くのはいい
- 年賀状をお礼状代わりにするのはダメ
お見舞いのお礼状は年賀状とは別にきちんと送りましょう。
年賀状へ書く文面は、こちらの様子が伝わるような内容にするともらった方も安心できますよ。