男なのに座敷で女の子座りしかできない
ヨガ教室であぐらができない
片あぐらするのがやっと
あぐらをかくとゴロンと後ろに倒れちゃう
一般的には行儀が悪いといわれるあぐらですが、やはりできないと困る場面も少なくありません。
何より人ができて自分だけできないと何か問題があるのではと心配になりますよね。
そもそも、あぐらがかけないのは何故なのか?
病院で診てもらうなら何科に行くべきか?
あぐらの問題について調べてみました。
あぐらをかけないのはどうして?
あぐらをかくには、体育座りをして足をクロスさせます。
そのまま膝を左右に下げていくとあぐらをかいたポーズになります。
あぐらをかけない人というのは、この「膝を下げていく」ということが痛くてできないのですよね。
内腿や股関節のあたりが痛くて広がらないケースが多いようです。
股関節周りの筋肉が硬い
私は小さい頃からあぐらをかくことができていました。
「女の子なのになんて格好してるの!」などと母親に叱られたことが何度もあります。
なので、あぐらをかけない人もいるということにまずびっくりしました。
でも考えてみると、私の子供時代は和室でも洋室でも床に座るのが当たり前。
自宅にいるときはあぐら・正座・体育座りとあらゆる形で床に座っていました。
つまり意識しなくても自然と股関節を動かしていたんですね。
ところが今は、椅子で過ごすライフスタイルが当たり前になってきています。
当然、股関節の開閉は少なくなります。
股関節を動かさなければ周りの筋肉が硬くなっていきます。
筋肉が硬くなれば関節を動かせる範囲が狭くなってしまいます。
そこを無理に動かそうとするので痛みが生じるというわけです。
簡単に言ってしまうと、股関節が運動不足で硬くなっているわけですね。
股関節自体のゆがみ
股関節というのは、骨盤と太ももの骨を繋いでいるパーツです。
このパーツ自体が変形・歪んでしまってあぐらがかけないケースもあります。
これを変形性股関節症といいます。
変形性股関節症の原因は加齢・先天的な体質・日常の無理な姿勢などさまざまです。
症状が進めば、歩行や立ち上がることすら難しくなります。
あぐらがかけないだけと軽く見ることはできません。
以前はあぐらをかけていたのに、急にできなくなってしまったという人は要注意です。
あぐらがかけない症状は何科に行く?
あぐらがかけないくらいで病院に行くのは抵抗があるかもしれません。
しかし、痛みがあるのは体が出すSOSのサイン。
股関節の異常事態を知らせているとも捉えられます。
医師に診てもらいアドバイスをもらうのは決しておかしなことではありません。
診察を受けるなら整形外科がふさわしいです。
いきなり総合病院に行く必要はなく、街の整形外科で見てもらうのがいいでしょう。
必要ならば大きな病院を紹介してもらえます。
自分でできるストレッチ
ここでは股関節の痛みを和らげるストレッチを紹介します。
ただし、あぐらがかけない理由は股関節以外にもありえます。
膝関節の痛みでできない人もいますよね。
自己判断はしないで医師の指導の元にストレッチを行ってくださいね。
姿見があれば、あぐらをかこうとしている自分の姿を横から写してみてください。
鏡の自分と先生の姿勢を見比べてみるとわかりやすいですよ。
横腹や骨盤を意識しながら行うストレッチの方法が紹介されているので一緒にやってみましょう。
あぐらをかけないわけではないけれど、傷みが激しい方にはこちらがおすすめ。
先程の動画とはまた違ったストレッチの仕方を学ぶことができます。
寝転がれるスペースを用意して、動画を見ながら無理せず進んでいきましょう。
椅子を使うストレッチ方法です。
場所を取らないので気軽に取り組めるのがメリットですね。
この手の改善方法はとにかく続けられる物が一番いいです。
どの動画でも股関節そのものより周りの筋肉を伸ばしていることが分かります。
逆に言うと、関節を無理に広げるのはまったく効果がないので絶対にやめましょう。
まとめ
ストレッチは治療ではなく体質改善のひとつ。
股関節の痛みがひどければすぐに病院に行きましょう。
医師から自分にあったストレッチを教わることもできますよ。