飛行機に乗るときには、預ける荷物と機内に持ち込む手荷物とに持ち物を分けます。
でも、初めてだと何を持ち込んでいいのかピンときませんよね。
何を持ち込んで良くて何がダメなのか?
そもそも何を機内に持ち込むべきなのか?
購入したお土産を持ち込んでいいのかも気になるところです。
そこで今回は国内線で持ち込む手荷物について解説します。
国内線ならお土産も持ち込みOK
国際線では持ち込み手荷物を厳しく制限されますが、国内線なら危険物以外は大丈夫です。
ルールの範囲内ならお土産も持ち込むことができますよ。
気をつけるのは手荷物のサイズ・重さ・個数です。
規定をオーバーすると持ち込むことができません。
航空会社によって持ち込める荷物の条件が違うので、そこは事前にチェックしておきましょう。
★お土産を手荷物にする意味は少ない
出張先に地元のお菓子をお土産に持っていくような場合は、前もって買っておきますよね。
こういうお土産を機内に持ち込む意味はあまりないと思います。
持ち込むとすれば、割れやすい瓶・柔らかいケーキ・高価な貴金属くらいでしょうか。
持ち込む手荷物は小さい方が身軽でいいですからね。
基本はキャリーケース等に入れて預けてしまうほうが楽チンです。
空港でのお土産購入
お土産を持ち込むとすれば空港内で購入した物でしょう。
空港には、持ち物チェックゲートのある保安検査場に入る前にも売り場はたくさんありますし、ゲート内に入った搭乗口付近にもお店があります。
荷物を預けたあとの飛行機に乗る直前でも、ふと目に入ったお土産を買うこともできますよ。
★空港のショップは持ち込みに慣れている
空港で買い物をしていると感じますが、店員さんはさすがに持ち込みルールに慣れていますね。
買ったものは袋に入れて渡してくれますが、サイズは機内持ち込みOKのサイズ内で収まっています。
1つのお店で買って次に別のお店で小さなものを買うと、持っている袋をさして「そちらの袋に一緒にお入れしましょうか?」と声をかけてくれる店員さんもいます。
買った物をそのまま機内に持ち込めるよう、考えながら対応してくれている様子が目に付きます。
また、羽田空港に私の好きなパイを売っているお店があるのですが、「柔らかいので必ず機内持ち込みでお持ち帰りください」という言葉をいつも添えてくれます。
預け入れだと崩れやすいので気を使ってくれているんですね。
そもそも何を手荷物にするの?
飛行機に乗るのが初めてだと、何を手荷物として持ち込めばいいかわかりませんよね?
例として私が福岡から東京へ里帰りする場合の手荷物を紹介します。
基本、飛行機に持ち込むのは小さなショルダーバッグ1つです。
中身はお財布・交通系ICカード・ミニタオル・ポケットティッシュ・リップクリーム・スマホくらいですね。
(飛行機チケットはスマホでQRコードを表示させればOKなタイプだったので、紙のチケットは持っていません)
国内線だと搭乗時間も短いのでこれで十分です。
私の場合は「貴重品と常に手元に持っておきたい最低限の物」だけを手荷物にしています。
着替えやお土産などはすべて預け入れ荷物に入れています。
ただし、空港から直接観光に行っちゃう場合は別です。
例えば、到着したら荷物をコインロッカーに入れてそのままディズニーランドへ。
こんな場合は、ガイドブック・チケット・カメラなど観光地用の手荷物を持ち込んだほうがスムーズに向かえますよ。
手荷物で持ち込めない物は?
規制がゆるい国内線でも持ち込みNGの物はあります。
国土交通省のホームページに機内持ち込みの細かい資料があります。
この決まりは航空法によって定められています。
なので基本はどこの飛行機でも同じです。
航空会社によって差はありません。
持ち込みについてはANAのサイトが具体例もあって見やすいです。
★凶器はダメ
ざっくりいうと「凶器になりうるものはダメ」です。
はさみ・バット・ドライバーなど、尖ったり重たくて長い物。
万が一、お土産に刃物や木刀を選んだ場合は預け入れ一択になりますね。
ビューラーくらいなら持ち込んでも問題ありません。
★化粧品・ペットボトルはOK
国際線では厳しい液体の持ち込みも国内線はかなり緩め。
化粧品関係ならとくに問題なく持ち込めます。
ペットボトルも持ち込めますが検査でチェックはされます。
検査は未開封の物のほうが簡単にパスしやすいです。
ペットボトルは手荷物検査を抜けた先でも購入できるので、心配なら中で買うほうが無難です。
★可燃物は制限あり
持ち込みも預け入れも禁止されているのが可燃物です。
ガスボンベ・火薬・ライターなど。
見逃しやすいのがお弁当に付いている加熱装置です。
紐を引くと発熱するあれも可燃物なので持ち込み・預けどちらもNGです。
※ライターは一人1個のみ持ち込み可能。
お酒は持ち込みできますが度数によって可燃物扱いになることがあります。
アルコール度数24%以下は制限なし。
24~70%以下は一人5リットルまで持ち込み・預け可能。
70%以上のお酒は持ち込みも預け入れもできません。
なかなかそこまで度数の高いお酒を買うことはないかもしれませんが、実際に日本国内で買える製品もあります。
お土産選びのときには一応頭に入れておきましょう。
航空会社ごとの手荷物規定
乗る飛行機によって違うのが、持ち込める荷物のサイズや重さです。
これは乗る予定の航空会社のサイトを調べておく必要があります。
サイズや重さは余裕をもたせて持ち込むほうがいいです。
検査場でサイズチェックがありますが、そこで引っかかると必要なものだけ抜き出したりと面倒ですよ。
値段の安い飛行機ほど荷物制限が厳しくなっています。
代表的な航空会社の決まりを比較してみますね。
JAL・ANAの持ち込み手荷物
座席数 | サイズ | 重さ | 個数 |
100席以上 | 三辺合計115cm以内
55×40×25cm以内 |
身の回り品含め合計で10kgまで | 身の回り品+手荷物1個まで |
100席未満 | 三辺合計100cm以内
45×35×20以内 |
JALとANAの持ち込み規定はほぼ同じです。
いわゆる身の回りの物を入れてあるハンドバッグの他に荷物1個まで。
お土産もこの中に入らないと持ち込めません。
その他の航空会社
航空会社 | サイズ | 重さ | 個数 |
バニラエア | 三辺合計115cm以内
55X40X25以内 |
身の回り品含め合計で7kgまで | 身の回り品+手荷物1個まで |
ピーチ | |||
スカイマーク | 三辺合計115cm以内
55X40X25以内 |
合計で10kgまで | |
ソラシドエア | |||
スターフライヤー | |||
ジェットスター | 56×36×23cm以内 | 合計で7kgまで | |
スプリング・ジャパン | 三辺合計115cm以内
56X36X23以内 |
合計で7kgまで | |
エアアジア・ジャパン | 56x36x23(大)
40x30x10(小) |
合計で7kgまで |
その他の航空会社も持ち込みサイズはほとんど変わりません。
ですが重さ制限には結構差があります。
7kgまでしか持ち込めない飛行機も多いので要注意です。
とくに格安航空だと預け入れ(受託手荷物)がすべて有料のプランもあります。
帰りに増える荷物も計算して持ち物を決めましょう。
まとめ
- 飛行機はお土産を持ち込める
- でも手荷物は少ないほうが身軽でいい
- 貴重品・割れ物は持ち込みへ
- 観光地へ直行なら準備品も持ち込む
- 持ち込み禁止品はどこの航空会社も同じ
- 手荷物のサイズ・重さは違いあり
旅行先でしか買えない物など、お土産も楽しみの1つです。
お土産を機内に持ち込む場合には、各社のルールをよく確認しておきましょうね。
ちなみに国際線だと持ち込む荷物のルールが異なります。
国際線の手荷物にについてはこちらをご覧ください。