いろいろな組体操の技を集めてみました。
1人でできる個人技から10人以上で組み上げる大技まで。
組体操の技は何十年も前からそう変わりませんが、見慣れた技でも案外名前が出てこなかったりしましすよね。
技名の確認などにお使いください。
※【2019年11月】危険な技の規制について追記しました。
【1人】ブリッジ
ブリッジは基本の1人技ですが大人数で並ぶと迫力が出ます。
無理して頑張って腰をやられないようにご注意を。
【1人】一人トンボ
一人トンボはヨガのポーズとしても実施される技の1つ。
校庭にたくさんの生徒が並び、左右に倒れて腕を伸ばします。
2人で左右対称でやると二人トンボになります。
団体技を囲むのにも使われる技です。
【1人】V字バランス
V字バランスもヨガでおなじみですね。
頭を後ろへ下げ気味にして、体全体を天秤のようにするのがバランスをとるコツです。
【1人】肩倒立
組体操プログラムの序盤でよく使われる肩倒立です。
肩倒立といいつつ大事なのは実は肘のほう。
腰にしっかり手を当てて、固定した肘で支えるのがポイントです。
【2人】サボテン
私が子供の頃からサボテンと呼ばれていた2人技。
どうしてサボテンなのかは当時から誰も知りませんでした。
姿がサボテンに似ているからでしょうか?
地面に寝そべらなくていいので組体操の中では好きな技です。
【2人】電柱
下の人が腰を入れて立ち上がらないと成功しない電柱。
別名「肩車」です。
立つ時は膝の皿をがっちり抑えないと危ないです。
【2人】電柱+サボテン
サボテンは電柱からの流れで作る事が多いですね。
まず、肩車をして2人とも手を横に平行に伸ばして電柱を決めます。
その後、肩車をされていた人を支える人の足の上に降ろし、頭を抜いて形作ります。
頭を抜くときが意外に難しいです。
【2人】補助倒立
1人は逆立ちもう1人が足を持って支えてあげます。
技そのものは支える人を信頼していれば簡単です。
ただ私の学校では補助倒立→電柱→サボテンという連続技をしていました。
倒立から肩車に移行するときの腹筋がツライ。
【2人】しゃちほこ
この技は地域によって呼び名が違うようです。
私のところではしゃちほこと言っていましたが、二段ベッドと呼ぶ学校もあるみたいですね。
また同じしゃちほこでも上の人が地面に手をつく斜めバージョンもあるようです。
【3人】飛行機
昨日リク受付した第一弾!アポロントリオで【組体操(飛行機)】 pic.twitter.com/yPvmvnDH9o
— 空野 マオ🐠 (@sorano_mao) 2013年9月25日
飛行機のちょうどいい画像がなかったのでタイバニの絵をお借りします。
技の雰囲気は伝わりますよね。
上の人の方が楽そうに見えますが、キレイに決めるにはしっかりした体幹が必要です。
【3人】三人タワー
3人技ではかなり目立つ三人タワーです。
【5人】扇
扇は組体操の技ではポピュラーですよね。
人数によって大きさは変わりますが、基本的にやることは変わりません。
これは3人なので三人扇。
こちらは五人扇ですね。
真ん中はものすごい楽で両サイドは手が砂利で痛いです。
【5人】山
3人でもできますが派手なのは難易度の高い5人山です。
下の3人がしっかり腰を落として膝をホールドしないと崩れます。
【10人】四段ピラミッド
組体操と言えばピラミッドを思い出す人も多いのでは?
運動会のみならず、イベントやなんとなく集まってノリでやったというような人もいるかもしれませんね。
下は砂利が痛くて中間はバランスと重さ、上は高さが怖い…。
しかもピラミッドって最後に崩すまでが技なんですよね。
どのポジションもしんどい技です。
ピラミッドは最低3人いればできますが、年々高さが増してきて一時期は10段を実施する学校も出てきました。
さらにいちばん上の人が立つというパターンも。
今では過激すぎる巨大ピラミッドを行う学校は減っているようです。
【10人】三段タワー
ピラミッドより危険と言われている三段タワー。
私の学生時代にはこれをどこの学校もやっていました。
他校ではこのタワーで大きな事故があったなんて噂も流れていましたね。
小柄な私はいちばん上にさせられたんですが、練習のときに2段目までが立ち上がった直後に落ちましたよ。
幸い大事には至りませんでしたが、それがトラウマになってその後の練習・本番と外してもらいました。
タワーのそばに先生が補助につくことが多いですがそれでも怖いです。
【50人?】五段タワー
五段タワーになると頂上は目もくらむような高さです。
土台にかける人数も桁違いで一学年でひとつ作れるかどうか。
【11人】変形タワー
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下をピラミッド土台と背中合わせにした変形のタワーです。
こちらの組み方の方が、上に乗る人は安定感が取れるかもしれませんね。
【追記】組体操の危険技規制の動きについて
運動会の花形競技である組体操ですが、やはり無視できないのは事故の多さです。
指導の徹底や補助の配置など事故防止に努めてはいても、骨折以上の大きな事故は後をたちません。
しかし、組体操に対する規制は自治体によってかなり差があります。
明確に禁止技を設けている地域もあれば、各学校の判断に委ねられているところもあります。
私が子供のころから
- 危険な技は禁止にするべき
- 派手な技を見たい・チャレンジしたい
と意見が真っ二つに割れていましたからね。
学校としてもスパッと禁止にするのは難しかったのでしょう。
しかし、2019年7月にスポーツ庁からの通知で以下のような例が挙げられました。
- 直前の限られた時間でしか練習できない学校現場の場合,高さを求める組立技は避けるべき
- 補助者の手の届く高さで実施するべき
- 俵積みの平面ピラミッドに関しては,小学校では3段,中学校以上で4段までが限界だと考える
- 3段以上のタワーを小学生に実施させるのは,安全面から考えると避けるべき
ピラミッドの段数まで指定したかなり具体的な例です。
組体操でここまで細かい指導が出されたのは初めてのこと。
これを受けて今後は規制が広がっていくのではないかと思われます。
まとめ
高校生くらいになると、よりダイナミックなものに挑戦するところが多くなります。
しかし大技はやはり危険と隣り合わせです。
迫力があるのは確かですが過激になりすぎるのは考えものです。
一度落ちたことがあるだけに心からそう思います。
個人技でも極めれば観客を魅了することはできますよ。