結婚すると今まで何も考えていなかったことが突然、悩みに変わることがありませんか?
そのうちの1つが「パートナーの両親をなんと呼ぶか」です。
言葉で呼ぶなら「おとうさん・おかあさん」でもいいかもしれません。
会話の流れでなんとなく呼ばない方向へ持っていくこともできますね。
しかし困るのが本人宛の手紙やメールなど文字にするときです。
さて、どうしましょう?
今回は義父母の呼び方問題でわたしがどう折り合いをつけたかについて紹介します。
なぜ呼び方に悩んでしまうのか
この呼び方問題、まったく気にしない人もいます。
誰とでもするっと仲良くなれるタイプの人。
「どうしてそんなことで悩むの?」と不思議がる人もいるんです。
きっと何も考えずとも自然に呼び名を定着させちゃうんでしょうね。
しかしネットで探してみてもこの悩みを抱えている人は結構います。
どうして悩むのか?
それは「自分の両親じゃないのに、それと同等の立場で扱わなければならない場面だから」ではないでしょうか?
自分の両親をお父さん・お母さんと呼ぶことに対して悩みを持つ人はいません。
でも、結婚した相手の両親だから世間から見たら『自分の親』同然なんですものね。
そこに拒絶……とまではいかなくても、心理的な引っかかりがあるせいだと思います。
それと同時に義父母のほうから「お父さん・お母さん呼びしないで」と言われそうな気もするんですよね。
口で呼ぶとき
私の場合は会話の中では「おとうさん・おかあさん」と呼びかけています。
でも頭の中では「お義父さん・お義母さん」という意識です。
第三者に紹介するときは「主人の母(父)」ですかね。
「義理の母」と言ってしまうとちょっとよそよそしいかも。
子供に向かって話すときは「おじいちゃん・おばあちゃん」になります。
ところがじいちゃんばあちゃんは二組いるのでそのままだと混乱します。
そこで「地名+おばあちゃん」のような呼び方にして区別しています。
文章での義父母の表し方いろいろ
お舅さん・お姑さん
文章にするときの表し方として「お舅さん・お姑さん」というものもあるにはあります。
一応これで「おとうさん・おかあさん」と読みます。
でも本人に向かって使うにはあまりによそよそしすぎるし、姑という文字はあまりイメジがよくありません。
嫁姑問題みたいに対立の印象が強すぎます。
「女が古い」と書くのもちょっとね…。
これは別の第三者に義父母のことを書く時に使う言葉でしょう。
お義父さん・お義母さん
「お義父さん・お義母さん」
口で言うなら問題ありませんが文章でこの漢字を使うのはおすすめできません。
文字で見ると「私の両親じゃない」という感覚が思いきり出ていますよね。
マナーという観点からも、本人に宛てた文章でその人に『義』という文字を使った表現を用いるのはとても失礼なこととされています。
なので、私の中では絶対にこれはNGです。
お父さん・お母さん
やはり最終的には「お父さん・お母さん」に落ち着く人が多いようです。
周りの友達に聞いてみましたがほとんどがこのパターンでした。
私も手紙で使うならこれですね。
よっぽどパートナーの義両親が嫌いなら「えー? そんなのイヤ!」と思うかもしれませんが、この表現がいちばん波風を立たせないのは間違いありません。
あなたの本当の親ではないことくらい、お義父さん・お義母さんだって重々、わかっていますから。わざわざそれを改めて表現に使わなくてもいいのです。
★ひらがなで実親と区別を
実親とまったく同じ「お父さん・お母さん」だとしっくりこない。
そんなあなたは「おとうさん・おかあさん」とひらがな表記にするのはいかがでしょう?
ちょっと幼稚な雰囲気もありますが「うちの母が…」と実親を漢字で書けば視覚的に混同しにくいというメリットもあります。
おじいちゃん・おばあちゃん
私たちから「おじいちゃん・おばあちゃん」呼びするのは厳禁です。
年寄り扱いされているみたいでたいてい拒絶されます。
私の母も祖母に怒られたみたいです。
子供がいるとつい一緒に呼んでしまいがちですが、孫は許せても嫁に言われるのはイヤなんですね。
名前呼び
「○○さん・○○ちゃん」
名前や愛称で呼ぶ人も少数ですがいらっしゃいます。
このパターンだと手紙でも悩まず名前で書くのがスタンダードです。
私は義両親を名前で呼んだことがないのでかなり抵抗ありますが、これでうまくいっているならわざわざ呼び方を変える必要もないでしょう。
いっそ本人に聞く
家族間の呼び合い方は、それぞれの家系や地域によって感じ方が大きく違います。
なので最初に思い切って聞いてしまうのも一つの手ですね。
「おかあさんと呼んでいいですか?」
これで「○○ちゃんと呼んでほしい」と言われると従わなきゃならないのがツライところですが…。
まとめ
平凡ですが「お父さん・お母さん」呼びが無難です。
最初は慣れないので、おかしな感じがするとは思います。
受け取る側もむず痒い感覚があるかもしれません。
でも、そのうちにそれが当たり前になっていくはずです。
普通の感覚はそんな風に作られていくものではないでしょうか。