新年、最初の出勤日の挨拶ってどうしたらいいんだろう?
とくに入社して間もない新入社員だと経験がなくて戸惑うかもしれませんね。
苦手な人だと憂鬱に感じてしまう人も…。
ですが難しく考えなくて大丈夫です。
ポイントさえ抑えておけば息をするように挨拶が出てきます。
今回は職場での仕事始めの挨拶について解説します。
メールでの新年挨拶も一緒に紹介しすよ。
朝の挨拶+新年の挨拶
最初に顔を合わせたらすぐに挨拶してしまいます。
で、通常であれば、朝は「おはようございます」のひとことでいいはず。
でもやはり新年なので「明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」を付け加えましょう。
ポイントは顔を合わせたら即挨拶すること。
新年の挨拶をするぞとかしこまらないこと。
凝った挨拶も不要です。
朝の挨拶の延長で一言付け加えるだけで十分です。
私も廊下などで会った人にはその場で挨拶します。
更衣室の中にいる人たちには(そんなに広くはないので)入り口でまとめて挨拶。
新年の挨拶までを口にしてから自分のロッカーの前まで行きますね。
上司には席まで行って挨拶しよう
支度を整えて席に着いたら、近くの席の人たちにその場で挨拶。
一人一人ていねいにすると言うより、連続してぱぱっと挨拶します。
先に席についているメンバーもふわっと挨拶を返してくれます。
ただ、自分の直属の上司にはきちんとするのが礼儀ですね。
席まで出向いて1対1で挨拶するのが理想です。
この辺の感覚は仕事場の環境や席によるかもしれません。
長い挨拶は迷惑になることも
新年の挨拶にしてはシンプル過ぎでは?
と思うかもしれませんが、「堅苦しい挨拶が嫌い」「挨拶は短くていい」という人は多くいます。
挨拶があっさりしすぎて気を悪くする人はめったにいません。
また、「明けましておめでとうございます」をわざと言わないという人もいらっしゃいます。
もしかしたら相手は喪中かもしれない、という気づかいだそうです。
個人的にはさすがに気を回しすぎな気もしますが…。
ただ「おめでとう」を言いにくい喪中の人がくどい挨拶を迷惑に感じるのは想像がつきます。
「私、喪中なんで」と遮るのも悪い気がしますし、正月の話題をドンドン振られても返答に困りますよね。
それを考慮するとやはり新年の挨拶は簡単にしたほうがいいでしょう。
新年の挨拶をメールで送るなら
メールでの新年挨拶は口頭と違っていくらかかしこまった表現になります。
社内の人と社外の人に送る場合とでは文面が違います。
ですが、どちらにおいても守りたいルールがあるのでそこだけは押さえておきましょう。
★忌み言葉は使わない
年賀状で使用NGとされる忌み言葉はメールでも使うべきではありません。
例えば「去年」という単語には「去る」という文字が入っています。
これは忌み言葉で縁起の悪いものとされているので、「昨年」や「旧年」に置き換えます。
忌み言葉には他にも「終わる・切れる・消える」などがあります。
普段のメール連絡では使ってもいいですが、新年の挨拶にはマイナスイメージの言葉は避けましょう。
★略語を使わない
「賀正」や「新春」という言葉は年賀状でよく使われますが、実は目上の人には使うべきではありません。
これは略語だからです。
正しい表現の「謹賀新年」や「謹んで新春のお慶びを申し上げます」を用いるべきです。
★その他の守りたいルール
- 一斉メールやCC、BCCを使わずに1人1人に送信する。
- 必ず仕事始めのその日に送る。
- 年賀状をもらった相手にはメールではなく年賀状を送る。
- 株式会社を(株)と略さない。
文例:社内の人に送る新年の挨拶メール
〇〇部長
明けましておめでとうございます。
昨年は大変お世話になりました。心より感謝しております。
本年はさらに貢献、そして成長できるよう、邁進してまいります。
ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い致します。
文例:社外の人に送る新年の挨拶メール
株式会社〇〇
△△部長
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
昨年は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼を申し上げます。
本年もご満足いただけるよう、精一杯、努力してまいります。
何卒、ご愛顧を賜りますよう、お願い申し上げます。
メールにて恐縮ですが、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
まとめ
面と向かって挨拶するならシャキッと元気よくシンプルに!
その方が自分も相手も気持ちいいですよ。
難しい言葉を使おうとすると変に浮いてしまいます。
メールの場合にもポイントだけ抑えて送る相手の顔を思い浮かべながら送ってくださいね。