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うっかりやりがち!年賀状に使ってはいけない言葉があるって知ってる?

友人・親戚・上司・恩師には年賀状を出しますよね。

伝えたいことを書き添えたりする場合もあるでしょう。

その中にまずい表現は入っていませんか?

年賀状にはうっかり使ってしまいがちなNGワードが意外にあるんです。

今回は年賀状に使ってはいけない言葉や表現について解説します。

今年の年賀状を用意する前にぜひチェックしてくださいね。

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『新年あけましておめでとう』はおかしい

新年あけましておめでとう

パッと見は何がダメなのかわからないくらい使い慣れたフレーズですよね。

私もこの挨拶で相当な数の年賀状を出しています。

テレビの正月番組でも言いまくっているのでつい使ってしまいます。

(たぶん真面目なアナウンサーは言ってないはず…)

 

これがダメな理由は二重表現です。

年が明けて新年になるので「新年」と「あけまして」は意味がかぶっているんですね。

「頭痛が痛い」と同じような違和感のある言葉になっています。

正しくは「新年おめでとう」か「明けましておめでとう」のどちらかになります。

物足りなく感じますがこっちが正解なんです。

 

同じ理由で「一月元旦」も間違いです。

元旦は一月にしかないのでこれも意味がかぶってしまいます。

 

『去年』は使っちゃダメ!

「去年」という言葉は年賀状にNGって知っていましたか?

「去」の文字が忌み言葉だからダメなのです。

 

忌み言葉とは、結婚式のスピーチでも使用不可の縁起の悪い言葉のことです。

スピーチ担当になると「切れる」とか「別れる」とか使わないように苦心しますよね。

その他にも、衰える/落ちる/倒れる/別れる/死ぬ/終わる/破れる/消える 、など。

こういう忌み言葉は結婚式だけでなく年賀状にもふさわしくありません。

不幸を連想させたりネガティブなイメージを持つ単語は使わないように気をつけましょう。

 

去年の「去」も死や別れを思わせるとされているのでうっかり使わないように。

「昨年」や「旧年」に置き換えてくださいね。

受験生がいる家庭には「落ちる」や「滑る」、妊婦さんには「流れる」なども使わないように気を付けたいものです。

 

句読点は使わない

印刷だけでは味気ないしなかなか会えない相手だし…ということで何か一言書き添えて年賀状を出している人も多いですね。

私も年賀状の一言メッセージを読むのは大好きです。

 

このとき普通の文章のように「、」や「。」は使わないように注意してください。

年賀状では句読点は使わないのがマナーなんです。

年が始まったばっかりなのに、区切りをつけるような表現を用いるのはよくないとされているからです。

改行や空白を使って、句読点なしでも読みやすくレイアウトしてください。

できれば点がなくても読みやすい簡潔なメッセージにしておきましょう。

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目上の方に『賀正』はNG

年賀状には賀詞をよく使います。

賀詞というのは「寿」「迎春」「謹賀新年」のような祝いの言葉です。

どれもおめでたい言葉なので問題なさそうですが、目上の方に送るにはふさわしくない言葉があります。

それは1文字や2文字の賀詞です。

 

1文字の賀詞:賀・寿・春

2文字の賀詞:賀正・迎春・新春

1文字だと単におめでたい事柄。

2文字はそこにお祝いの意味が加わります。

これらは正式なものではなく略語になります。

 

目上の方へ送る年賀状には、さらに尊敬の意味を加えた4文字以上の賀詞を使います。

年賀状の印刷デザインを選ぶときにも注意が必要ですね。

4文字以上の賀詞:謹賀新年・恭賀新年・謹んで新春のお慶びを申し上げます

4文字以上を使うと丁寧な年賀状になります。

といっても友人に出しても不自然ではないのでオールマイティな賀詞ともいえますね。

 

★賀詞は原則一つ

おめでたい漢字をポコポコ散りばめた年賀状を見ますが、賀詞は一つしか書かないのが原則です。

やりがちなのが「謹賀新年」の後に「あけましておめでとう」と続けること。

この2つは同じ意味なので二重表現になってしまいます。

並べるのは不自然です。

ひらがなの「あけましておめでとう」も立派な賀詞の一つなんですよ。

 

『A HAPPY NEW YEAR』は間違い

クールなデザインでは「ハッピーニューイヤー」と横文字の方がしっくりくることもありますよね。

そのときに気を付けたいのが、冒頭に「A」は必要ないということ。

「A HAPPY NEW YEAR」は間違いです。

これも結構つけちゃっている年賀状を見ますよ。

「Merry Christmas and a happy new year」のような文中に使うときにだけ付けます。

おそらくクリスマスソングから取った間違いが定着してしまったのでしょうね。

 

このような英語表記での年賀状はやや砕けた雰囲気を生み出します。

親しい友人に送るものに限定しておきましょう。

上司や年上の方など、かしこまった相手には日本語で書かれた年賀状のほうが無難です。

 

まとめ

★年賀状マナー

  • 新年あけましておめでとうは二重表現
  • 忌み言葉を使わない
  • 句読点は使わない
  • 目上には4文字賀詞を
  • あけおめも賀詞
  • A HAPPY NEW YEARのAは不要

 

案外これまで知らずに使っていた表現があったのではないでしょうか。

今年からは気をつけて年賀状を準備しましょう。

目上の人に出すものは特にマナーに気を付けたいですね。