赤ちゃんが直接口にする哺乳瓶は、できる限り清潔にしておきたいものです。
私も初めての育児では知識がなかったので、育児書やネットの情報などをあわてて調べていました。
その時思ったのが、消毒方法はいろいろ書いてあるけど保管についてはあまり情報がないな、ということです。
哺乳瓶も保管まではそんなに気を使わなくていい、ということなんでしょうがやっぱり不安なので正解を知りたくなりますよね?
そこで今回は、哺乳瓶の消毒・保管方法について私が実際にやっている方法も交えてご紹介します。
これから哺乳瓶を使用する方は参考にしてみてください。
哺乳瓶の消毒方法
哺乳瓶の消毒方法はとても簡単です。
何通りか方法があるので自分にあったやり方でおこなってくださいね。
まずは洗浄
どの消毒方法を選ぶにしても、まず最初によく洗いましょう。
雑菌を増やさないためには消毒よりも洗うほうが大事なくらいです。
ポイントは「すぐ洗う・ていねいに洗う」です。
早々に汚れを落とせばそう簡単に雑菌が増えたりしませんよ。
私は適当に洗ってミルクのカスをこびりつかせてしまったことがあります。
カスが付いた状態で消毒しても意味がないので、念入りに洗浄するようにしましょう。
哺乳瓶と乳首の部分を外して専用スポンジと洗浄液を使用して洗浄します。
洗いにくいので必ず分解して洗浄します。
哺乳瓶用の洗浄液はマイルドで安心ですが、しっかり洗い流すなら皿洗い用の中性洗剤を使っても構いません。
あの洗剤もかなり優しめの成分で出来ていますからね。
共用がダメなのはスポンジです。
台所用のスポンジは信じられないくらい雑菌まみれです。
使うスポンジは何でもいいですが、哺乳瓶にしか使わないようにしましょう。
あと乳首は洗いづらいので、専用のスポンジを見つけたほうがいいかも。
薬液消毒
私は薬液を使って消毒していました。
とても簡単で消毒の中では一番楽な方法です。
薬局や赤ちゃん専門店などで販売されている哺乳瓶専用の消毒剤と専用のケース。
このケースに決まった量の水と薬剤を投入、そこに哺乳瓶と乳首を入れるだけです。
ある程度の時間待つだけで消毒が完了します。
私が使用していた薬は1時間でした。
種類にもよりますが、基本的に24時間薬液は変えなくて大丈夫です。
使った哺乳瓶を洗ったら再び薬液に入れておけばOK。
これが薬液消毒の最大のメリットで何度も手軽に消毒できます。
哺乳瓶以外の物を手間なく消毒できるのも大きいですね。
私も産後すぐは母乳が出なかったので、日に何度も哺乳瓶を使っていました。
繰り返し消毒するのがとても楽なので、使用頻度が高い人にはおすすめです。
煮沸消毒
昔ながらの煮沸消毒も有効です。
※念のため哺乳瓶の説明書で煮沸消毒OKか確認してください。
お鍋に哺乳瓶が余裕で浸かるくらいたっぷり水を入れて沸騰させます。
お湯が少ないと熱い鍋に哺乳瓶が密着するので危ないです。
沸騰したら哺乳瓶と乳首を入れて煮沸します。
乳首とプラスチック瓶は3分ほど。
ガラスの瓶なら10分ほど煮沸しましょう。
鍋にかかりきりなので面倒ですが、お金がかからないのがメリットです。
私は母乳が軌道にのって一日一回しか哺乳瓶を使わないようになってから煮沸消毒に変えました。
貧乏性なので、回数が減ると薬液消毒はもったいない気がしたんですよね。
また、実家に帰省する際も薬液ケースが荷物になるので煮沸にしていました。
鍋さえあればどこでも消毒できるのもいいですよね。
ただし、お鍋は焦げがない清潔なものを使用しましょう。
きれいに見えて鍋には意外に汚れが残っています。
心配なら新品の鍋を用意するといいでしょう。
電子レンジ消毒
最近主流なのが電子レンジでの消毒です。
専用の容器に水をセットして哺乳瓶と乳首を入れたら規定の時間レンジにかけるだけ。
ものすごく簡単でなおかつ短時間で消毒が済ませられます。
ただし、レンジにかけられるのは専用の哺乳瓶のみ。
水を張る容器も耐熱性にすぐれた専用品を使いましょう。
対象外の哺乳瓶をレンジにかけると変形する恐れがありますよ。
私はレンジ消毒がいまいち信用できなかったので使いませんでした。
ぐつぐつの煮沸消毒のほうが殺菌イメージが強かったので。
使い捨て哺乳瓶の使用はアリ?
哺乳瓶には使い捨てタイプも存在します。
一度しか使わないのでもちろん消毒の必要はありません。
ただ、使い捨て哺乳瓶にはデメリットも多いです。
- 普通の哺乳瓶と比べて使用感が悪い
- 乳首の作りが荒くてこぼれやすい
- 独特の臭いがあるので赤ちゃんが嫌がるかも
- コスパが悪すぎる
消毒の手間を減らすためだけに使うのはおすすめできませんね。
現実的な使いみちは、旅行用や災害時のストック用だと思います。
哺乳瓶の保管方法
続いて哺乳瓶の保管方法です。
不衛生でなければそんなに気を使わなくても大丈夫です。
薬液の中
哺乳瓶の消毒液は赤ちゃんが口にしても危険がないように作られています。
成分の次亜塩素酸ナトリウムはミルクと反応すると食塩になります。
薬液をよく切って使えば哺乳瓶に残るのはごく少量なので問題ないレベルです。
なので消毒後は、次に使うまで薬液に入れておいても大丈夫です。
もちろん取り出して乾燥させて保管するのもOK。
匂いが気になる場合は、使う直前に水洗いするのもアリです。
水洗いしても消毒効果に影響なしとメーカーのサイトに記載されていますよ。
専用の保管ケース
哺乳瓶には専用の保管ケースがあります。
中で水が切れるように仕切りがあって、なおかつ蓋があるで埃からも守ってくれます。
衛生的にはケースを使うのが一番安心ですね。
また、電子レンジ消毒の容器や薬液消毒のケースがそのまま保管ケースにもなる商品もあります。
消毒から保管まで方法に悩まないで済むのは便利です。
ただ専用ケースと比べると大きくて邪魔になるのがデメリットです。
コップスタンド
コップスタンドを利用するのもいいですね。
食器の水切りカゴじゃなくてコップだけいくつも乾かせるやつ。
100円ショップでも買うことができます。
保管ケースよりもはるかに安く済みますね。
哺乳瓶専用のスタンドも売っていますが値段が高すぎてあまり魅力を感じません。
布
私はオーソドックスに保管には布を使っていました。
消毒が完了したら哺乳瓶の回りを軽くタオルでふき取り、そのまま清潔な布の上に置いていました。
乳首もそのまま布の上に置いていましたね。
最初は埃がつくかなと考えましたが、あまり神経質なほうではないのでこの方法でずっと保管していました。
一応、口に当たる乳首だけは埃がつかないようにキッチンペーパーをかぶせていましたよ。
ジップロック
どうしても埃が気になる場合はジップロックに入れちゃうという手もあります。
密封できるので埃からの防御力はケース以上です。
ただし完全に乾かしてから入れないとカビが生えます。
私の友人も乾燥機へ入れた後にジップロックで保管していました。
う~ん、毎日だとこれはこれでジップロック内側の衛生状態が気になるような…。
あまり神経質になりすぎても良くないですよね。
使用頻度が少なくて埃が気になるなら悪くない方法だと思います。
まとめ
哺乳瓶の消毒と保管方法についてご紹介しました。
どのやり方も衛生的には問題ないので、やりやすい方法を見つけてくださいね。
菌に神経質になりすぎるのもよくありませんが、哺乳瓶を消毒しないという選択はさすがに乱暴すぎます。
「外国は哺乳瓶の消毒しない」ことを理由にする人もいますが、日本は高温多湿で菌やカビが発生しやすいということを忘れちゃダメですよ。