夏は冷房、冬は暖房とオフィスはエアコンで快適な室温に保たれています。
それだけに乾燥が気になりますよね?
とくに女性で内勤の多い職種ならなおさらだと思います。
マスクをしたいけど職場で付けたままなのはマナー違反にならないのでしょうか?
今回は乾燥する職場でのマスクの効果とマナーについてまとめました。
乾燥対策にマスクがいい理由は?
私たちが呼吸をすると吐いた息には水分が含まれます。
マスクをつけた状態で呼吸をすれば、呼気はマスク内にこもります。
つまり、呼気で湿度が上がるということですね。
これによりマスクで覆われる口元や鼻、頬の潤いを助けることができます。
乾燥を防ぐことは、菌をブロックしてくれる鼻や喉の粘膜を保護することにもつながります。
インフルエンザや風邪予防にマスクをするのは、直接ウイルスを吸い込まないという役割の他に乾燥予防も大きいのです。
マスク内の湿度をアップ!『濡れマスク』
普通のマスクでも乾燥予防に十分な効果があります。
より潤いを重視したい場合は、濡れマスクを使ってみてはいかがでしょうか。
★濡れマスクの作り方
自作の濡れマスクはいくつか作り方がありますが一番シンプルなものを紹介します。
材料は不織布で作られたマスク2枚と布ガーゼのみ。
布ガーゼを濡らして2枚のマスクの間に挟むだけです。
ガーゼの濡らし具合は自分で好きな感じに調節してください。
乾燥がひどいときには水分多めがいいですよ。
もし冬場に濡らすのが水では冷たいと思うようなら、お湯でもOKです。
ただ、濡れているので密着させると呼吸が苦しくなってしまいます。
市販の濡れマスクもドラッグストアなどで簡単に買えます。
紹介したものは無香タイプですが、ミントや柑橘系などの香りが付いているものもあります。
使い分けると気分転換にもなっていいかもしれませんね。
オフィスでマスク着用・マナー的には?
さて、このマスクですがオフィスマナーという観点から考えるとどうなのでしょうか。
同じ部署やフロアくらいの範囲なら、聞かれたときに「乾燥が気になって…」と添える程度でいいでしょう。
ですが人によっては、仕事中のマスク着用をあまり好ましくないと思うこともあります。
とくに「社外の人と会うとき」や「上司や役員との会議」のような場面でのマスク姿は相手に失礼と考える人が多いようです。
このあたりは職場ごとの雰囲気もありますので、臨機応変に対応してください。
★私のマスクへの考え方
私の勤めていた職場はマスクに寛容だったので、乾燥する季節にはかなりの人数がマスクを付けていました。
男性は少なめでしたが女性は半数以上がマスクをしていたと思います。
乾燥や風邪とは無関係に、口元の吹き出物を隠すために付けている子もいましたね。
そのせいか、役所や銀行の受付の方がマスクをしたまま仕事をしていてもなんとも思いません。
むしろウイルスをうつされにくいので安心感がありますがいかがでしょう。
マスクを付けたい場合は
もし微妙な場面でマスクを付けたままでいたければ、「体調管理のため、マスク姿で失礼いたします」と断りを入れておきましょう。
この一言があるだけでずいぶん印象が違います。
反対にこの場では外しておこうというときには、マスクを無造作に机の上などに置きっぱなしないよう注意が必要です。
使用済みのマスクは他人が見ればあまりきれいなものではありませんからね。
目に付かないところにしまっておくのがエチケットではないでしょう。
他にもあります!デスク周りの小さな加湿対策
マスク以外のオフィスの乾燥対策も紹介します。
机の上に自由に物を置ける職場ならこんなものを使う手がありますよ。
★デスク用加湿器
今は卓上でも本格的な加湿器はいろいろあります。
パソコンのUSB差込口から電源を取れるものやペットボトルに入れた水を使うものなどバラエティに富んでいます。
自分のデスクで許容できる範囲のものを選んでみてください。
★お湯の入ったコップを置こう
ちょっと加湿器を置ける雰囲気じゃない…といったときはこんな原始的な方法を試してみては?
さすがに加湿器ほどの威力は期待できませんが、ないよりはあったほうがいいです。
★観葉植物を置こう
植物も呼吸をしています。
土の中の水分を吸って空気中に放出してくれますので、これも乾燥対策になりますよ。
テーブルに置ける小さなサイズの好きなものをどうぞ。仕事中に視界に入るとちょっとした癒しにもなりそうです。
まとめ
乾燥した空気は風邪を引きやすくなるだけでなく、美容にもよくありません。
マスクなら簡単に用意できますから、マナーを守りながら潤いを保って自分のことを守ってあげてくださいね。