「○○さんが退職することになりました。寄せ書きを贈るのでひと言ずつお願いします」
会社を去るのが親しい人ならいくらでも書けますが、接点がない人だと書くことに困りますよね。
自分のところに色紙が回ってきたときに、無難なメッセージがほとんど使われていたりするとなおさらです。
露骨な嘘は書きたくないけど、同じようなメッセージを並べるのも申し訳なく思います。
そこで今回は親しくない人にも使える寄せ書きの文例を5パターンにわけて紹介します。
うまく他の人と重ならない言葉を選んでくださいね。
お礼を言う
寄せ書きといえばお礼の言葉ですよね。
さほど親しくなくてもお礼を言って送り出すのは不自然ではありません。
ただ、誰もが使うメッセージなのでかぶりやすいデメリットはありますね。
- 〇〇さんには大変お世話になりました。
- ◯年間お疲れさまでした。
- 多くのことを学ばせていただきました。
- 私のミスをフォローしていただいたことは今でも感謝しています。
新生活を応援する
会社を去るということは、新しい世界への一歩を踏み出すと考えていいでしょう。
そんな相手にエールを送る一文も寄せ書きでは鉄板のメッセージです。
付き合いが薄くても書きやすいパターンでもあります。
- 新しい場所でも○○さんらしくいてください。
- 新生活のスタートになりますね。無理せず頑張ってください。
- 勇気を出して新しい一歩を踏み出した○○さんのこと、応援しています。
- ○○さんならどんなところでも大丈夫だと思います。
- 新しいことへ挑戦する○○さん、とても素敵です。
- 新天地でますますのご活躍を!
- 次の場所では何が待っているのでしょうか。○○さんなら乗り越えていけることでしょう。
相手を誉める
寄せ書きを頼まれるなら、少なくとも顔と名前は一致しているレベルではあると思います。
小さな接点でもいいので、何かその人のいいところを見つけてみてください。
- はきはきした挨拶がとても印象的でした。次のステージでも自信を持ってくださいね。
- いつも笑顔で接してくれてありがとうございました。
- ○○さんの笑顔があれば、どんな場所に行っても大丈夫だと思います。
- すれ違うと必ず会釈してくれるその気持ちが嬉しかったです。
- 丁寧な言葉遣いにいつも感心していました。これからもそのままでいてください。
- きれいな文字がうらやましかったです。次の場所でもその長所を生かして頑張ってください。
- とてもよく通る声を持っている○○さん。朝礼でお話を聞くのが楽しみでしたよ。
- 姿勢よく颯爽と歩く姿が印象に残っています。見かけるたびに「見習わなきゃ」と思っていました。
- 「○○さんって素敵よね」といつも女子社員たちが褒めていました。今後もその調子で!
- ○○さんは、実はみんなの憧れだったんですよ。新天地でもそうありますように!
いなくなると淋しい
交流が薄いとさほど喪失感はないですが、ここは嘘も方便。
「淋しくなります」というメッセージで送り出しましょう。
- ○○さんの笑顔を見られないのかと思うと、淋しくなります。
- もっといろいろとお話する時間が持てたらよかったのですが…淋しいけれどこれからも頑張って!
- ○○さんのいなくなった後の△△課はきっと淋しいことでしょう。たまには遊びに来てくださいね。
- ○○さんが書類を受け取ってくれることはもうないのかと思うと、ちょっぴり淋しいです。
- あまり仕事で接点を持てなかったことがとても残念です。
- 淋しくなりますが、次の職場でもご活躍ください。
相手の体を気遣う
手紙の最後にも相手のことを気遣う一文があることが多いですよね。
同じ感覚でメッセージを書くのもおすすめです。
- これからもどうぞお元気で!
- 新しい生活に慣れるまで大変かと思いますが、体調に気をつけて頑張ってくださいね。
- あまり頑張りすぎると体に響きますので、無理のない○○さんのペースで進んでくださいね。
- 何事も体が資本です。新しい場所で飛ばしすぎないようにしてください!
まとめ
- お礼を言う
- 新生活を応援
- 褒める
- 寂しさをアピール
- 体調を気遣う
寄せ書きの意義はみんなからのメッセージが集まること。
大事なのは集合写真みたいな楽しい雰囲気です。
平凡なメッセージしか浮かばないと悩むかもしれませんが、寄せ書きにはそのくらいがちょうどいいです。
変にひねったメッセージを入れると浮いてしまうかもしれませんよ。