部屋の隅っこのあたり、なんだか壁紙が黒くなってる…もしかしてそれ、カビではありませんか?
キレイにしたいのは山々ですがカビ汚れってなかなか落とせないんですよね。
ここでは壁紙のカビ対策や落とし方を紹介します。
消毒用のエタノールを使う方法
薬局で消毒用エタノールを買ってきます。
無水エタノールではあっという間に揮発してしまうので掃除には不向きです。間違えないようにに注意してくださいね。
また、この方法は必ず窓を開けて換気をきちんとしながらゴム手袋を付けて実施してください。
1 カビを取りたい部分に消毒用エタノールを吹きかけ、数分待つ。
2 歯ブラシでこする。力を入れすぎないで軽くこするのがコツ。
3 硬く絞ったぞうきんで拭き取る
どうでしょう。きれいになりましたか?
カビが取れたところには、予防のためにエタノールを改めて軽く吹きかけておきましょう。
カビ取り剤は使える?
壁紙に黒カビを発見した場合、市販のカビ取り剤でなんとかならないかしら…と思いますよね。
ですが、カビ取り剤には「壁紙には使えません」としているものも多いんです。まずは注意書きにそのような項目がないかどうかを確認しておきましょう。
使ってもOKのものでも、念のため目立たない場所で一度試してみてください。
壁紙によってはカビ取り剤で漂白されてしまうものがあるからです。
変色することとカビを落とすパワーは無関係なので、相性テストみたいなものですね。
大丈夫そうならカビ取り剤でお掃除しましょう。
お掃除には窓を開けてしっかり換気、さらにゴム手袋とマスクもつけてください。
1 カビ取り剤を汚れに付ける。直接スプレーだと付きすぎるので布につけてから壁に当てていく。
2 上からキッチンペーパーを貼ってカビ取り剤が垂れるのを抑える。数分放置する。
3 ペーパーを剥がして、残ったカビをカビ取り剤の付いた布で軽くこすり落とす。
4 きれいになったら雑巾でしつこく水拭きしておく。
カビ取り剤が残ると壁紙が変色してしまいますし、人体にもよくありません。
最後の水拭きは念入りに行ってくださいね。
これで落ちなかったら、表面だけではなく壁紙の裏までカビているかもしれません。
素人にはお手上げなので、壁紙交換を考えるか掃除業者さんにお願いしたほうがいいですよ。
なるべく予防! カビを生やさないために気をつけるポイント
カビを完全に除去するのはほんとうに大変です。
なるべくカビを生やさないように普段から気を付けておきましょう。
★換気はこまめに
昼間は仕事で家に誰もいないのであれば、帰ってきたらまず窓を開けて部屋の空気を入れ替えましょう。
こもった湿気はカビの大好物。
寒い季節はつらいかもしれませんが、掃除のときにはもっと長い時間開けたままにしなければなりません。
★湿度に気をつける
部屋の湿度が60%以下になるようにしておきましょう。
梅雨時期など、湿度が高くなるときなどは特に注意しておいたほうがいいですね。
湿気が溜まりやすいお宅では除湿器を導入することも検討しましょう。エアコンの除湿機能を使うのもいいと思いますよ。
反対に冬は空気が乾燥するので加湿器を使うという方も多いでしょう。
これも同じところにばかり蒸気が当たるとカビの原因になります。
サーキュレーターを使うなど蒸気の行方にも気を配りましょうね。
★部屋の掃除をさぼらない
ホコリはカビにとっては栄養素なので、お掃除そのものがカビの防止対策になります。
確かにカビが生えるのは、掃除が行き届かない場所が多いですよね。
★壁と家具を密着させない
カビの生える場所は空気の流れが悪い場所です。
家具を壁にべったりくっつけて配置するのではなく、空気の通り道を残しておきましょう。
まとめ
気になったらお天気のいい日に窓を全開にして、カビを拭き取ってしまいましょう。
でもなるべくなら、普段からカビが生えないようなお部屋にしておきたいものです。
見た目がきれいな部屋で生活すれば、気分もすっきりと過ごせるはずです。