同窓会のお知らせが届きました。
ところが、事情で出席できないケースもあると思います。
都合が悪い、遠い、会いたくない人がいる…欠席する理由は様々ですが、大人として印象良い返信を心掛けたいものです。
今回は同窓会の案内に欠席の返事をする場合のマナーを解説します。
ちょっと書きにくい欠席時のひとことコメント例文もあわせて紹介しますね。
返信はがきのマナー
返信はがきは欠席に〇をつけて投函するだけでも用件は伝わります。
ですがやはり大人としてマナーに沿った状態にして送りたいですよね。
ポイントとなる点は以下の通りです。
★宛名面
印刷された宛先の名前下には『行』と書いてあります。
この『行』を二重線で消して『様』に書き直します。
もし返信先が個人名ではなく「同窓会事務局」のように団体名の場合は『御中』に直す方がスマートですね。
★通信面
通信面は手を加えたい箇所がいくつかあります。
- 『ご出席』には3文字全てを消すように二重線を引く。
- 『ご欠席』は「ご」の部分だけ二重線を引き「欠席」の2文字を丸で囲む。
- 「欠席」の下に「いたします」の文字を加えて敬語に。
- 『御芳名』は「御芳」の2文字を二重線で消す。
- 『御住所』『お電話番号』などの「御」「お」にも二重線を引く。
一言添えたい欠席コメント
返信はがきに添えるコメントは必ず書かなければいけないものではありません。
ですが、ひとことあると幹事さんも嬉しいはず。
欠席ではコメントしづらいですが、当たり障りない文章でお断りを伝えましょう。
ここでは欠席コメントの例文を紹介します。
★幹事を労う言葉
「幹事お疲れ様です」
のひとことはぜひ添えてください。
たくさんの人数と連絡を取るのはなかなか大変な作業ですから。
★欠席理由を簡潔に
「○○のため、欠席いたします」
理由を書くのが一番当たり障りないです。
リアルな理由を書く必要はありません。
いちばん簡単なのは「所用のため」でしょうね。
他にも「出張」「結婚式」と重なってなど。
「子供の運動会」「子供の受験」のような子供の行事も強いです。
「出産を控えている」などの体調を理由にしたものもいいでしょう。
遠方に住んでいる場合には「帰郷が難しい」というのも理由になります。
★会の盛り上がりを願う一文
労いの言葉、理由の後に会の成功を願う一文があると丁寧です。
「盛会をお祈りしております」
「集まる皆様によろしくお伝えください」
ひとこと付け加えると「欠席するけれどみんなで楽しんでね」という思いが伝わります。
同窓会の案内不要ならどうする?
つらい学生生活を送った経験があると「同窓会の案内を見るたびに嫌な思い出がよみがえる。送らないでほしい」と思うかもしれませんね。
ですが幹事の立場では自己判断で送る送らないを決めることはできないと思います。
おそらく返事を出さなかったとしても次もまた送られてくるでしょう。
案内がはっきり不要なら自分から意思表示をするべきです。
欠席の返信にその旨を書きましょう。
しかし「もう送らないでください」というつっけんどんな一文より、もう少し丁寧な言い回しで伝えるのが大人というものですね。
- 今後の同窓会出席は遠慮させていただきますので、案内不要です。
- 遠方に越したため今後も出席はできないと思います。名簿より削除願います。
ただ同窓会の案内などそうそうあるものではないので、無理に止めてもらう必要は少ないと思いますよ。
受け取り拒否はやめよう
郵便物は受け取りを拒否することができます。
拒否された郵便物は相手に差し戻されます。
日本郵便のサイトに詳細がありますので、どうすればいいかはこちらで確認してください。
ですが同窓会の幹事はクラスの誰かがボランティアでやっていることがあります。
案内状が差し戻しされるといい気がしないのは間違いありません。
たとえ出席したくないとしても、大人の行動としてはどうかな…と私は思いますね。
まとめ
同窓会に出席できないには仕方ないことです。
家庭や仕事など歳を重ねるごとに自由には動けなくなります。
ただ、やむを得ず欠席する場合でもマナーをわきまえた早めの返信を心がけましょう。