スーパーなどで売っているお蕎麦。
茹でられた状態で袋に入ったタイプは手軽でとても便利ですよね。
短時間茹でるだけですぐに食べられます。
しかしこのゆでそば、茹でずにそのまま食べても大丈夫なのでしょうか?
冷凍保存できるかどうかも気になります。
今回はゆでそばの調理や保存について解説します。
余らしてしまった時のリメイクレシピも併せてご紹介しますよ。
ゆでそばはそのままで食べられる?
ゆでそばは乾麺と違ってすでに柔らかくなっています。
なので、ざるそばとして食べるならそのまま袋から出してつゆで食べることもできそうですよね。
しかし実際に食べると、もさもさとしてほぐれ具合も悪いので「おそばを食べている」という感覚には程遠いはずです。
茹でずに食べるのはおすすめできません。
★加熱によりデンプンをα化
ゆでそば(ゆでうどん)のような袋麺でも、食べる前には茹でることを前提として作られています。
麺の成分の1つであるデンプンが冷えることで硬くなってしまうからです。
冷えたご飯が固くなってしまうのと同じ原理です。
食べる前に茹でるとデンプンは再び柔らかくなりつるりとした食感になります。
味だけではなく固いデンプンは消化が悪いのでお腹を壊す可能性もあるんです。
★表面の保存液を落とす
ゆでそばの中には日持ちやほぐれを良くするためにpH調整剤を使っているものがあります。
これが舌に触れると酸っぱい味がして美味しくありません。
あまり気分のいい味ではないですよね?
茹でることで表面の調整剤を落とせるというメリットもあります。
★コンビニのざるそばとは別物
いまはコンビニでそのまま食べられるざるそば等が人気ですよね。
また、製麺メーカーから茹でずに食べられるそばも販売されています。
しかしあの手の商品は水分量や原材料、製麺の技術を駆使して固さを感じさせないようにできています。
いわゆる普通のゆでそばとは別物ですよ。
ゆでそばは冷凍保存できる?
冷蔵ゆでそばの賞味期限は10日前後です。
短くはありませんが、安売りでまとめ買いすると期限までに食べ切るのが難しいこともあると思います。
その場合は冷凍保存が可能です。
★冷凍方法
袋のまま冷凍庫に入れるだけです。
これで1ヶ月弱は日持ちします。
ただし、冷凍用ではないので長期保存すると冷凍焼けを起こしやすいです。
冷凍焼けするとそばに霜がついた状態になります。
こうなると水気が抜けて茹でてもボソボソ食感から復活しなくなります。
なるべく早めに食べましょう。
★解凍方法
電子レンジか鍋で茹でて一気に解凍させます。
冷蔵庫や常温で解凍するとベチャベチャになって美味しくありません。
茹でたそばのリメイクレシピ
一度茹でたそばを冷凍で保存するのはおすすめできません。
でも、つい茹ですぎて冷蔵庫に入れちゃうときもありますよね。
味は格段に落ちますし衛生的にもよくありません。
そこでこんなリメイク方法はいかがでしょう?
★お好み焼き
広島風お好み焼きのようにそばを入れるのではなく、具材の1つとして使います。
コシがなくても問題ないのがポイント。
チヂミにもできますよ。
★蕎麦チップス
揚げて塩をまぶすだけ。
私がよく行くお蕎麦屋さんで、お通しのような感じでこれを出してくれることがあります。
ちょうどいい塩気とぽりぽりとした食感が病みつきになりますよ。
★そば団子
揉んで塊にしたら食べやすい大きさに整えてさっと茹でるだけ。
簡単にできるそばの団子です。
★そば飯
ガツンと食べたいならこれ。
オムそば飯の日本そばバージョンです。
まとめ
ゆでそばは茹でてから食べたほうが何倍も美味しいです。
まとめ買いしたときは冷凍方法も可能。
ただ味は落ちるのでなるべくそのまま食べきりましょう。
アレンジレシピも活用して上手に食べきってくださいね。