前もってホテルに荷物を送っておきたい。
荷物が多い子供連れの旅行なんかだとそんなときもありますよね。
ひとつスーツケースが減るだけでぐんと旅が快適になります。
また、ホテルに滞在している人に荷物を送らなければいけないケースもあるかもしれません。
今回はホテルに荷物を送る方法や注意点について解説します。
ほとんどのホテルで荷物受け取りサービスあり
日本国内のホテルということが前提ですが、大抵のところは郵送されてきた荷物を預かってくれるサービスがあります。
いわゆるリゾートホテルからビジネスホテルまでほとんどのホテルで預かってくれます。
とはいえ、確認もせずいきなりポンと送るのはマナー違反です。
全てのホテルが荷物を受け取ってくれるとは限りません。
ホテルに荷物受け取りサービスがあるか確認してから発送準備に取り掛かりましょう。
「ホテル名 荷物発送」で検索すると利用方法について調べられますよ。
ホテルのホームページに見当たらなければ電話して確認したほうがいいです。
荷物を送るときの宛名記入方法
ホテルには宿泊者用の荷物の他に様々なものが届けられます。
なので、「ホテル宛て」の荷物ではなく「ホテルに宿泊している人宛」であることがはっきりわからないとトラブルのもとになります。
そこで配送伝票には以下のように記入します。
・住所:ホテルの住所 ○○ホテル フロント気付
・宛名:××様(自分宛なら××行)チェックイン日
・電話番号:ホテルの代表電話番号
送り先はホテルの住所にフロント気付とつけます。
気付というのは「一時期この住所に滞在している人宛てです」ということを意味する言葉です。
宛名にこう書いておけば、荷物はいったんホテルのフロントに仕分けられて本人に渡してくれます。
宛名には宿泊者の名前とチェックイン予定の日付を記入します。
もし「気付」を書かないと、ホテルの従業員××さん宛ての荷物と勘違いされる可能性もあります。
おそらく最終的には届くとは思いますが、手間も時間もかかってしまいます。
たった2文字ですがこれがあるとないとでは大違い。
忘れないでくださいね。
ホテルへの荷物発送の注意点
貴重品は荷物に入れない
万が一、送ってからホテルに着くまでになくなってしまったら嫌ですよね。
輸送中に紛失される可能性はゼロではありません。
届いた荷物もフロントで預かるだけで金庫にしまわれるわけではないですからね。
送る荷物に貴重品・現金は入れないようにしましょう。
同様に壊れ物や温度管理が必要な荷物も避けるべきです。
送料は元払い
当たり前ですが送料は元払いで送ってくださいね。
宿泊客に払わせようと着払いで送ると、フロントで受け取ってもらえませんよ。
到着指定日をいつにするかホテルに確認
到着した荷物を預かってくれるとはいえ、何日も前に届いては保管場所の確保や責任の所在で迷惑をかけてしまいます。
かといってチェックイン当日を到着日に指定してしまうと、配送の遅延などが生じた場合にあなたが困ってしまいます。
自分がホテルにチェックインする日の前日に荷物が到着するのが基本と考えておきましょう。
ただ、ホテルによっては「チェックイン当日着のみ預り可能」というところもあります。
送る前にホテルに確認して許されている範囲内で到着日時指定をしておけば安心です。
ホテルに滞在している人へ荷物を送りたいとき
出張中の旦那さんの忘れ物。
海外からの滞在客に会いに行けないけど渡したいものがある。
このようにすでに宿泊している人に荷物を送る場合は送り状に部屋番号も記入します。
基本はフロントから部屋に連絡があり荷物を取りに来る形になります。
場合によっては、ホテル側のサービスで部屋まで届けてくれることもあります。
前もって何号室に宿泊しているのかを宿泊客に聞いておきましょう。
帰りも送るなら往復便が便利
宿泊先がホテルなら往復便が使えます。
帰りの荷物は伝票記入や支払い無しで発送できるので便利です。
行き帰りそれぞれで依頼するより割引されるので金銭的にもお得です。
さらに帰りの発送を使わなくなった場合でも差額は返金されるという至れり尽くせり。
ただ、一般家庭に泊まる場合や複数のホテルを泊まり歩く場合は使えないのでご注意ください。
まとめ
- 受取可能か事前に確認。
- 送り先はホテルのフロント気付。
- 宿泊者名にチェックインの日付をつける。
- 貴重品は入れない。
- 到着日はチェックインの前日がベスト。
- 送料は元払い。
- 往復便が便利。
名の通ったホテルでも受け取りサービスが無かったりするので、事前確認はしっかりしておきましょう。
宛名には「フロント気付」を記入すること。
預かってくれるホテルに必要以上の迷惑が掛からないよう、送り状は詳しく記入してくださいね。