お歳暮が届いたらお礼の電話をするものです。
ですが正直なところ、話す機会が少ない親戚などにはかけるのにちょっと躊躇してしまいます。
何を話せばいいのか迷ってしまいますよね。
しかし苦手意識を持つことはありません。
今回はお歳暮のお礼電話の受け答えについて実例をまじえて解説します。
軽く準備をしておくだけで驚くほどスムーズにお礼の電話をこなすことができますよ。
お礼はすぐにするのが礼儀
なかなかお礼の電話をかけずに到着から数日が過ぎてしまった…これはマナー違反です。
お礼の電話は早めにするのが礼儀です。
というのも、電話の半分くらいは「無事に荷物が届いた」ことの報告が目的だからです。
贈った方も、連絡がないと不着を心配しないといけないですよね?
基本は荷物が届いた当日に、遅くても翌日には電話しましょう。
★手紙ではダメ?
本当はお礼の手紙を送るのがいちばん丁寧な方法です。
ですが手紙では相手の手元に届くまでには1~2日必要ですよね。
休日が間に挟まればそれ以上かかることも。
届いたことを知らせる意味でも、まずは電話でお礼を伝えるのが礼儀です。
普通は電話だけで十分ですが、相手によってはその後にあらためてお礼状を送ります。
★メールでのお礼はダメ?
メールだけでお礼を済ますのもあまりおすすめできません。
誰もがみんな届いたメールを頻繁にチェックしているわけではありません。
久しぶりのメールは迷惑フォルダに振り分けられてしまうことも意外にあります。
メールを送っても伝わらない可能性が結構あるんですよね。
絶対ダメとはいいませんが電話のほうが確実です。
お礼の電話の流れと会話例
何を話せばいいかわからない。
話題がなくなって沈黙が訪れるのが心配…。
電話が億劫なのはこんな気持ちからではないでしょうか?
話すのが得意でない人は伝えるべきことを整理してから電話しましょう。
だいたいのシナリオを作っておくといいですよ。
もちろん、紙に書いてそれを見ながら話してもOKです。
大枠だけでも決めておくとぐんと話しやすくなります。
1:相手の確認をして自分の立場を名乗る
○○様のお宅でしょうか? ××(住んでいる県)の△△(自分の名前)でございます。
ご無沙汰しています。みなさんお変わりありませんか?
2:お歳暮が届いたこととそのお礼の電話であること
本日、お歳暮を受け取りましたので、そのお礼をと思いお電話いたしました。
3:素敵なものをもらって嬉しかった、喜んでいるということ
いつも結構な(食べ物なら「美味しい」など)ものをいただき、ありがとうございます。
4:相手を気遣う気持ちを伝える
寒さや忙しさで体調を崩したりしないで、元気でお過ごしくださいね。
5:最後の挨拶
では、失礼いたします。
だいたいこんな流れになると思います。
相手によってはもう少しくだけた口調でも構いません。
私も親戚相手なら、語尾はもっとふわふわ適当になっています。
これだけだとそっけなく感じるなら、相手の近況を簡単に尋ねてみるといいでしょう。
ただ、長電話はかえって迷惑になるかもしれません。
あまり話題が続かないなと思ったら「すみません、お忙しい時間に…」と切り上げる方向に持っていきましょう。
お礼の電話を受ける場合は?
逆にお礼の電話を受けた時も、基本的には上のシナリオに沿った受け答えをしておけばいいでしょう。
2のところでは「わざわざ(お礼の電話をくれて)ありがとうございます」と気持ちを受けてあげてください。
3では品物に対しての謙遜をしたりとか。
もう少し話を膨らませたいなら「この間うちでも食べてとても美味しかったので、ぜひ味わってほしいと思って選んだんです」など、品物をチョイスした理由を伝えてはいかがでしょうか。
もちろん、「お変わりありませんか?」と相手の近況を聞くのもありですよ。
まとめ
「荷物の到着報告」と「お礼」という骨組みさえあれば、電話の内容は何でもいいんですよね。
後回しにすると余計に電話しづらくなります。
早々に電話してしまいましょう。
ただまれに話がめちゃめちゃ長い人もいるので、出かける直前などにはやめておいたほうがいいかもしれません。
喋り慣れてない相手との電話は切り上げ方が難しいですからね。