筋肉痛や関節痛、腰の痛みなどは湿布が活躍します。
痛みが和らいでとてもありがたい存在ですが剥がれやすいのには困ってしまいますよね。
中にはとんと頼りない粘着力の湿布もあります。
そこで今回は簡単に湿布を剥がれにくくする方法を紹介します。
ひと手間かけるだけでバチッとはがれないので薬の効きも全然違いますよ。
患部をひと拭き
壁や窓に何かを貼るときには、汚れを拭いてからの方が剥がれにくくなります。
これは湿布を体に貼るときも同じです。
汗ばんでいたりするとどうしても剥がれやすくなります。
湿布を貼る前にウェットティッシュで患部をぬぐってから貼るだけでもだいぶ違いますよ。
ただし水気は拭き取ってから貼ってくださいね。
お風呂上がりに貼れればベストですね。
湿布に切り込みを入れる
四角い湿布にちょっとだけ切り込みを入れると、突っ張り具合が減って剥がれにくくなります。
とくに関節部分へ貼るときにおススメの工夫です。
湿布に付いているフィルムを剥がす前にハサミを入れます。
足首や腕など内側にカーブする部分にはサイドに切り込み。
くるぶしや肘など突き出た部分には、湿布中心に穴のような切り込みを入れると貼りやすいです。
なかなか文章では説明しづらいので、こちらのページを参考にしてください。
患部ごとにどう切り込みを入れたらいいのか詳しく図解されています。
フィルムは少しずつ剥がす
湿布に付いたフィルムをせっかちに剥がしていませんか?
で、結局うまく付かずにもう一度貼り直したり…。
貼り直しも粘着が落ちる理由の一つです。
まずは端だけフィルムを剥がして一部を固定します。
納得のポジションに貼れたら少しずつフィルムを取っていきましょう。
最近はフィルムが分割されている湿布もありますね。
他人に貼ってもらう
無理な体勢で患部に貼り付けても、しっかりつかずに湿布が浮いてしまいます。
朝になったら取れていることもよくあります。
見えにくい首や肩、腰、背中などは貼れたつもりで患部に当たっていないことも多いです。
湿布も塗り薬と同じでしっかり当てないと意味がありません。
貼りづらい場所は誰かに助けてもらったほうがいいですよ。
一人用の補助器具もあり
湿布を1人でうまく貼るための補助器具もあります。
孫の手の湿布版みたいなものですね。
使い慣れるまでにちょっと時間がかかるかもしれませんが、コツを掴めば心強い味方になってくれそうです。
一人暮らしの場合はこんなサポートアイテムを1つ置いておくのはいかがでしょうか。
固定用のシートを貼る
湿布が剥がれてしまうのを防ぐシートも販売されています。
上から完全に貼るタイプの他に腕につける網タイプもありますね。
頼りなく見えますがこれを貼っておくとかなり安定します。
病院で湿布を処方されたときには、剥がれやすいことを伝えると一緒に出してくれることも多いです。
まとめ
湿布がずれたり剥がれたりしてしまっては患部にうまく薬の成分が行き渡りません。
貼りたい場所をきれいにしてから、湿布に切り込みを入れて密着させましょう。
難しい場所は誰かの手や補助器具などでサポートしてもらってくださいね。
誰かが湿布を貼るときも、今回のコツを知った上で手伝ってあげると喜ばれますよ。