あれ、宛名は二人の名前を書いたほうがいいのかな?
旦那さんのこと知らないんだけど…。
若いうちはあまり気になりませんが、既婚者が増えてくると年賀状の差出人や宛名が夫婦連名になることが増えてきます。
もちろん自分から出す年賀状の差出人もそうですね。
でもこの連名ルールって曖昧ですよね。
どんな時に二人の名前を書くべきか迷ってしまいます。
今回は年賀状を連名にするか個人で出すかのラインについて解説します。
既婚者への宛名は連名にする?
実は既婚者への年賀状宛名書きに厳格なルールはありません。
夫婦両方の名前を書いてもいいですし、一人の名前でも失礼ということはありません。
結婚したから絶対2人並べなければいけないわけでもないのです。
子供のころ、両親のもとに届いていた年賀状も連名・個人名ばらばらだったのではないでしょうか?
一般的な宛名の区別はこのようにしているようです。
私も同じような感覚で使い分けています。
★宛名を夫婦連名
- 親戚関係。
- 夫婦どちらとも面識がある。
- 家族ぐるみで付き合いがある。
- 結婚式に出席している。(微妙)
★宛名を個人名
- 結婚したことは知っていても相手のことを知らない。
連名がいけないわけではありませんが面倒が多いのは確かです。
親戚か付き合いの深い友人でない限り、個人名で出したほうが無難だと思います。
たとえ結婚式に出てくれたとしても、頻繁に連絡を取り合う仲でないなら個人名のほうがいいでしょう。
疎遠になっていると、もう離婚していたなんてパターンもありますからね。
相手からくる年賀状の差出人が連名だと迷いますが、それでも私は上の条件に当てはめます。
家族が増えてお子さんの名前が入った年賀状も届くようになっていきます。
そうすると今度は子供の名前も入れたほうがいいのか悩むことになります。
中にはペットの写真と名前まで載せる人もいます…こうなるともう収拾つきません(笑)。
宛名を個人名にしてしまえばその点は気楽です。
ひとこと「ご家族の皆さんにもよろしくお伝えください」などと添えておくと気づかいも伝わっていいですよ。
差出人は連名にするべき?
次に、こちらが出す場合についても考えてみましょう。
自分だけを差出人とするのかパートナーの名前も付け加えるのか。
こちらもこれが正しいという明確な決まりはありません。
宛名を連名にするかしないかの基準とほぼ同じと考えておけば大丈夫でしょう。
★差出人を夫婦連名
- 親戚関係。
- 夫婦二人ともが仲良くしたりお世話になっている。
- 家族ぐるみで付き合いがある。
- 結婚式に出席してくれた。
★差出人を個人名
- パートナーとの面識がない友人。
- 仕事関係。
我が家では連名用のはがきと個人名で出すはがきを分けて用意します。
全部個人名でもいいんですが、連名で出せると1枚ですむので楽なんですよね。
親戚関係にはさすがに連名で出さないと心配されそうです。
結婚式に出てもらった友達や夫婦共々の付き合いがある人へも連名で出すほうが自然でしょう。
学生時代の友人には個人名で出しますが、これはどちらでもいいと思います。
仕事関係も個人名で出していますね。
結婚してしばらくは旧姓も一緒に書いていました。(誰?となりそうなので)
微妙なのは夫婦が同じ職場で働いているケース。
これは相手次第で使い分けたほうが良さそうです。
共通の知り合いだけは連名にするとか。
完全に別部署の面識がない人に、連名とはいえ自分の名前で年賀状を送るのは不自然な気がします。
連名の書き方
使い方には厳密な決まりがない連名ですが、表記にはきっちりルールがあります。
宛名でも差出人でもこのルールは守って書きましょう。
宛名を連名に
- まずは旦那様の氏名を「様」付きで。
- 縦書きならその左側、横書きならその下に奥様の名前を「様」付きで。
- 二人の名前の高さや位置は揃えて並べます
- お子さんの名前は「君・ちゃん」付きで奥様のさらに左や下に並べます。
連名の名字は省略しますが「様」はひとつずつ付けないとダメですよ。
子供の名前を「様」付けにしてもいいですが、面識があるなら君付けのほうが親しみがあっていいと思います。
子供は結構年賀状をチェックするものです。
多人数・名前があやふや・あまり親しくない、など家族名を書きにくい場合は「旦那様+ご家族様」と書いてもOKです。
差出人を連名
基本的に宛名の連名と同じ書き方で大丈夫です。
もちろん「様」は付けません。
また、連名は「相手との関係の強さ」で並びの順番が決まるわけではありません。
奥様サイドの友人に送る場合でも、連名なら旦那様が先になります。
まとめ
既婚者の年賀状が連名でないからといってマナー違反とはなりません。
ちょっとは気が楽になったのではないでしょうか?
私なんかは届いた年賀状が個人名でも夫婦連名でもまったく気にしないタイプです。
相手との関係によって上手に使い分けてくださいね。