引越し作業も落ち着きほっと一息…。
ところで住所が変わったことをお知らせしなければいけない相手はいませんか?
引越しはがきはいつまでに出せばいい?
誰に送ればいいの?
そもそも今どき引越しはがきを出す必要ある?
今回は引越しはがきを出すタイミングや範囲について解説します。
引越しはがき発送は1ヶ月以内が目安
できれば越してからあまり時間の経たないうちに、引越しはがきを送っておきたいものです。
時間があくと間の抜けた挨拶になりますし、遅れた後ろめたさから送りにくくもなります。
引越し後の1ヶ月以内に発送してしまうのが無難です。
ですが引越し直後は各種手続きで忙しいのも確かです。
それを踏まえても3ヶ月以内には届くようにしたいですね。
ただし、お中元・お歳暮や年賀状の準備をする季節は早めに送るのが礼儀でしょう。
相手にしてみれば旧住所に送ったあとに引越しはがきが届くと「もう少し早く知らせてよ…」と感じるのは間違いありません。
10月に引越したならちょっと急ぎで11月上旬には引越しはがきを届くようにする…。
相手が年賀状を準備する前に知らせるのがマナーですね。
引越し前に投函してしまうのはあり?
いくら早めに知らせるのが礼儀だとはいっても、引越し前にはがきを送るのはおすすめできません。
- 転勤で引越しの準備に入ったものの話が立ち消えになってしまった。
- 戸建ての納期が遅れて引越し時期が大幅にずれる。
- トラブルで予定していたマンションに入居できない。
こんな話はいくらでもあります。
はがきを出してから引越しが中止になると「引越しがなくなりました」ということを改めて知らせなければいけません。
トラブったことを知らせるのであまり聞こえも良くないですよね。
やはり引っ越しはがきは転居後に送るべきでしょう。
郵便局の転送サービスを利用しよう
「Aという住所宛てのものはBという住所に転送してください」という届を出しておけば、旧住所への郵便物も新しい住居に届けてくれます。
これで引越しはがきが間に合わなかった郵便物も問題なく受け取ることが出来ます。
この転送サービスは身分証持参で郵便窓口で申し込むか、専用の転居届をポストに投函することで届けを出せます。(転居届は郵便局にある)
郵便窓口に行けない場合には、スマホからでも申し込みはできますよ。
ただし転送サービスは申込みから1年間のみ有効です。(手続きで延長は可能)
さらに他社の宅配サービスには適用されません。
ヤマトや佐川の荷物はそのまま届いてしまいますので、やはり引越しのお知らせはしておくべきです。
引越しはがきは誰に出す?
- 年賀状のやり取りがある相手
- 目上の人
- 仕事上で住所必須の相手
引越しはがきを出す範囲は、年賀状のやり取りがある相手までで十分です。
その中でもとくに重視したいのが年上や上司など目上の方。
同世代の友人なんかはメールやLINEでお知らせしてもいいですよね。
私も友達の引越しのお知らせは、メールか電話でしか受けたことがありません。
ただ仲人さんや恩師、会社の上司や取引先など気軽にメールできない相手にははがきのほうがいいでしょう。
例外として、年賀状のやり取りがなくても仕事で自宅に行き来がある相手にはお知らせを忘れてはいけません。
フリーランスの方はとくに注意が必要です。
はがきで知らせるかメールにするかは相手次第ですが、引越しはがきを出すほうが丁寧な印象があります。
年賀状に引越しのお知らせを書くのはダメ?
年賀状で引越しのお知らせをすればいいのでは?
という考えもありますね。
たしかに転送サービスを利用すれば旧住所へのはがきも問題なく届くので、年賀状で引越したことを知らせるのは悪くありません。
年末の転居で引越しはがき・年賀状と連続するよりは1枚でお知らせしたほうがスッキリします。
ただし、これはタイミングによりけりです。
もし春先に引越したのなら、お知らせが年賀状というのは遅すぎますよね。
年賀状に引越し時期まで書く必要はないので、絶対ダメというほどではありません。
ただ年賀状でのお知らせだと、相手に「前の住所に年賀状送っちゃった」という気持ちにさせるのは確かです。
お知らせが間に合うなら(はがきでもメールでも)通知しておくほうが親切です。
まとめ
正直、これだけ通信手段が発達していると引越しはがきの出番は減ってきています。
私自身も引越しはがきをもらう機会は少なくなりました。
それだけにはがきが届くと印象に残るんですよね。
近い身内や友人は一斉メールでもいいですが、目上の方へははがきがおすすめです。
自分で印刷してもいいですし、ネットの印刷サービスを使っても簡単に引越しはがきを作ることができますよ。