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結露するから加湿器使わないのは間違い!?びしょ濡れ防止7つの方法

冬に近づくにつれ空気の乾燥が気になってきますよね。

風邪防止のためにもお肌のためにも加湿器は欠かせません。

しかし加湿器を使うと悩ましいのが結露です。

びっしょり濡れた窓を見ると、今度はカビ・ダニ・家の劣化が心配になってきます。

加湿器使うのやめたほうがいいのかしら…。

 

いやメリットの多い加湿をやめるべきではありません。

そこで今回は結露で加湿器をやめるべきでない理由・加湿器そのままに結露を減らす方法について解説します。

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結露はなぜ起きる

★空気の温度で湿度は変わる

空気中には水分が含まれています。

湿度が高いときほど水分量が多くなるのはなんとなく感じますよね。

 

空気は温度によって蓄えられる水分量が変わります。

温度が高いほど多くの水分をキープできます。

そのため暑い夏はジメッと湿度が上がりやすく冬は乾燥しがちです。

冷たい空気は湿り気を帯びにくいのです。

 

★温度差であふれる水が結露

冬は部屋を暖めるために暖房器具を使います。

その一方で外は寒いので窓や壁は冷えたままです。

部屋の暖かい空気が冷たい窓にぶつかると、含んでいる水分を保てなくなり吐き出します。

このあふれ出た水が結露ですね。

もちろん窓だけではなくドアや壁もひんやりしていれば結露はつきます。

 

加湿器をつけて結露が出ると、まるで蒸気が直接窓に溜まっているような印象を受けます。

しかし実際は、室内と窓の温度差こそが結露のつく大きな理由なんです。

つまり結露を少なくするためには、温度差をなるべく減らすことを心がければいいということになります。

 

いくら湿度が高くても、窓が冷えていない夏場は結露がつきにくいです。

ですが冷たい飲み物が入ったグラスにはあっという間に水滴が付きます。

反対にいくらキンキンに冷やしたグラスでも、冬の寒空の下では水滴は付かないはずです。

なんとなく温度差で結露ができるのがわかっていただけるのではないでしょうか。

 

加湿器と結露は無関係?

じゃあ加湿器と結露は関係ないのか、と言われるとそれは違います。

加湿で湿度が高くなれば結露の量が増えるのは確かです。

 

しかしたとえ加湿器をつけなくても、部屋を温めれば湿度は上がってしまいます。

水分を蓄えられる量が増えれば、空気は勝手に部屋の水分を持っていくからです。

壁・床・観葉植物・シンク・人間の体と湿気の元はいくらでもありますからね。

※ここで言う湿度は湿度計の%のことではなく、部屋の空気に含まれる水の総量として考えてください。

 

加湿なし・暖房もなしなら結露を大幅に減らせますが現実的ではありません。

乾燥すればウイルスも活発になるし、そもそも寒くてやってられません。

結露を防ぐのに湿度だけを抑えようとするのは効率が悪いんです。

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窓の結露を減らす方法

ここでは加湿を減らさないで結露を抑える方法を紹介します。

 

二重サッシに替える

家をリフォームした時に一部の窓を二重サッシに替えました。

元の窓は結露がつきやすく冬はいつも濡れていましたが、サッシを替えてからはほとんどつきません。

実際窓に触ってみても以前のようなひんやり感はありません。

お金はかかりますが結露対策としてはかなり有効です。

 

窓の断熱効果が優れていても、気密性が低いと効果は半減します。

すきま風が入るような設置だと窓は無事でもサッシが冷えて結露が付きます。

いまある窓をチェンジするだけで結露が消えるとは限らないのでご注意を。

※我が家では窓枠ごと付け替えました。

 

雨戸を閉める

雨戸を閉めるだけでも窓の断熱効果は高められます。

直に冷たい空気が当たらないだけで窓の冷え方もかなり違いますよ。

結露をゼロにするほどの効果はありませんが、ひと手間で減らせるならやらない手はありません。

 

断熱シートを貼る

空気の層がある断熱シートを貼ることで温度差を減らすことができます。

理屈は二重サッシと同じですね。

シートのイメージは荷物を包むプチプチを貼るのに近いです。

ただプチプチだと空気のない部分があるので断熱効果はイマイチ。

全体が二重になっている断熱専用のシートを使うほうが効果は高くなります。

 

 

発泡スチロールを装着

私の知り合いがやっていたのが発泡スチロールで窓をふさぐ方法です。

 

ホームセンターで発泡スチロールの板を購入して窓に合うサイズにカット。

それを窓と雨戸の間に挟むだけです。

本当は窓1つに対して大きな一枚板に切るのがいいのでしょうが、大きいと収納が面倒なので3ブロックに分断していました。

 

もとは断熱のためではなく、部屋でカラオケするための防音のために始めたそうです。

それがやってみると部屋は暖かく結露も減るので、今では防寒と結露よけのために使っています。

 

換気をこまめにする

シンプルですがやはり換気は有効です。

窓を開ければ湿気は逃げていき乾いた空気と入れ替わります。

同時に外と室内の温度も近づきます。

冬にたびたび換気すると暖房効率が落ちますが、適度におこなえば加湿しすぎを防ぐことができます。

 

また、寝室に移動した後の暖房を切った居間は、高湿度から急に低温になるので非常に結露が起こりやすいです。

寝る前に居間の空気を入れ替えておくと朝の結露を軽減できますよ。

 

サーキュレーターを使う

部屋の中心と窓近辺の温度差が原因なので、空気を循環させて均一にすることで結露を抑えることができます。

そこでサーキュレーター(扇風機)が役に立ちます。

窓に直接風を当てるより、窓の前の空気を流してやる方向に当てるとより効果的です。

かたまった暖かい空気を広げるので暖房効率もアップです。

 

蒸気を拡散するために加湿器に風を当てる人もいますが、これは湿度センサーが狂いやすく加湿しすぎの原因になりやすいのでおすすめできません。

 

カーテンを閉めない

窓の前にカーテンや障子があると、温度差がやわらいで結露しにくそうなイメージがあります。

実際は逆で、空気の流れを遮ってしまい結露が出やすくなってしまいます。

 

しかしカーテンを閉めないと暖房が効きにくい・外から丸見えなどデメリットもあります。

バランスが難しいですが、雨戸を閉める・たまにカーテンを開けるなど一工夫することでいくらか結露を減らすことができます。

 

まとめ

★部屋と窓の温度差防止方法

  • 二重サッシに替える
  • 雨戸を閉める
  • 断熱シートを貼る
  • 発泡スチロールを設置
  • 換気する
  • サーキュレーターで空気循環
  • カーテンを閉めない

 

いくら窓の方に対策をしても、加湿をやりすぎていたら結露は防ぎようがありません。

適度な設定をして快適な空間をキープしてくださいね。