アイロンシールは洋服のリメイクやワンポイントとして、また体操着などのネーム入れにも便利です。
しっかりつければ縫い付けより丈夫で見た目もキレイですよね。
ところが困ってしまうのがはがす時です。
頑丈なだけに跡を残さずはがすのは大変だったりします。
そこで今回はアイロンシールをキレイに剥がす方法について解説します。
【事前準備】衣類をしっかり乾かす
事前準備としてシールが付いている衣服は、しっかり乾かしておく必要があります。
水気が残っているとのりが残りやすくなります。
また、泥だらけの状態ではがそうとすると汚れがのりに移って残るかもしれません。
きれいに洗濯して乾かした後がはがすタイミングとしてベストでしょう。
【方法1】裏側からアイロン
シールを貼った生地の裏側からアイロンを当てます。
アイロンの温度設定は高温にしておきます。
こする必要はなく接着部分を熱するだけです。
のりが溶けて柔らかくなったらはがします。
一気にはがすとのりが大量に残るので、様子を見ながらゆっくりはがしたほうがいいですよ。
【方法2】当て布をしてアイロン
正面からアイロンをかける場合は当て布をします。
プレスせずに温めるだけの意識でかけてください。
のりがふやけてきたら様子を見つつはがしていきます。
【方法3】ドライヤーではがす
急ぎではがしたいときはドライヤーを使うのがおすすめです。
アイロンよりも手軽に熱を加えられます。
ドライヤーの熱風をあてて端から溶かしつつはがしていきます。
火傷しないように気をつけて。
簡単ですがアイロンより温度が低いのでのりが残りやすいです。
きれいにはがしたいならアイロンを使ってくださいね。
残ったのりをキレイに取るには?
値段が高めのシールだとのりがしっかりしているので、はがした後に残ることがあります。
キレイに取り除くにはこんな方法を試してみてください。
★指で取る
熱して柔らかくなったのりは指や爪でも結構取れます。
火傷に注意しながら擦り取ってください。
冷えると取れないのでドライヤーを併用するとやりやすいです。
★ガムテープで取る
のりがふやけている状態で、ガムテープをぺたぺたとつけて取ります。
カーペットのごみをガムテープで取るようなイメージですね。
しつこく叩くように繰り返してみてください。
少しずつのりが減っていきます。
★アイロン+濡れタオルで取る
取り切れないのりをタオルに移し取る方法もあります。
- タオルを濡らして固く絞る。
- タオルをのりに当ててアイロンで熱する。
- 当てをタオルのきれいな場所に変えて繰り返す。
のりでベトつくのでタオルは処分予定の古い物を使いましょう。
アイロンはすべらせずに真上から当てるだけです。
★新しいアイロンシールを貼る
学年変わって名札を替えるだけなら、多少の残りは気にせず上から新しいシールを貼ってしまいましょう。
残っているのはどうせのりです。
新しいシールは問題なくくっつきますし、貼ってしまえば見た目では全くわかりません。
神経質にアイロンがけして焦がしてしまうよりはよっぽどいいですよ。
プリント転写シールのはがし方
同じようなアイロンシールでも、転写するプリントタイプははがすのが難しいです。
とくにインクが生地に染み込んでしまうときれいに取り除くのはプロでも不可能です。
おそらく使う人もはがす前提では貼らないでしょう。
とはいえ、やむを得ない事情ではがしたくなることもあり得ます。
転写プリントはシール無しでのりだけが残っている状態と似ています。
熱することで取りやすくはできるので、ダメ元でよければ次のような方法でチャレンジしてみてください。
無地の転写シールに移し取る
プリントに直接アイロンを当てることはできません。
はがれない上に生地が傷んでしまいます。
そこで当て布代わりに無地の転写シートを使います。
プリンターで印刷する前のシートですね。
- プリントされた部分に無地のシートをあてる。
- アイロンがけして熱いままはがして確認。
- はがれたらシートのきれいな場所に変えてもう一度。
シートは印刷する側をプリントに当てます。
服のインクをシートに移し取るイメージです。
何度か繰り返せば目立たない程度にははがせると思います。
まとめ
アイロンやドライヤーを使うときは、くれぐれも火傷に気を付けてくださいね。
その日きれいにはがれなくても後日やったらあっさり取れることもあります。
あまり細かい残りは気にしないほうがいいですよ。