石焼き芋用の石は何でもいいの?簡単調理ならこの方法がおすすめ!

秋はサツマイモが美味しい季節です。

外を通る石焼き芋屋さんの声についついつられそうになります。

でも買うと結構高いんですよね。

なので、石さえあれば家で石焼き芋が作れるのでは?

と考えたことがある人も多いと思います。

そこらの石を集めればできそうな気もしますね。

 

石焼き芋の石はどんな物がいいのか?

どうやって石焼きするのか?

石無しで芋をおいしく焼く方法は?

今回は家庭での石焼き芋について解説します。

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サツマイモはなぜ石焼きする?

サツマイモはでんぷんを分解させて麦芽糖にすることで甘くなります。

でんぷんを分解するのはサツマイモに含まれるβ-アミラーゼという酵素です。

このβ-アミラーゼは70℃でもっとも活発に活動します。

 

高温すぎても低温でもうまく甘さが出ません。

なおかつ分解するためある程度の加熱時間も必要です。

サツマイモを一気に加熱すると食べられるけど甘くありません。

そのため焼き芋には、遠赤外線でじんわり熱を通すことができる石焼きが最も適しているんです。

 

石焼き芋の石の条件

さて、焼き芋に石がいいのはわかりましたが石ならなんでもいいわけではありません。

その辺に転がっている石を集めて石焼き芋すると不都合が生じます。

焼けることは焼けるんですけどね。

石焼き芋にふさわしい石の条件があるんです。

 

★丸くて大きくない石

石が尖っていると芋を傷つけてしまうことがあります。

丸みを帯びた玉石が使いやすいです。

また、あまりに大きな石は温度を上げるのに時間がかかるので家庭には不向きです。

 

★熱に強い石

焼きに使うので熱に強いことは最低条件です。

溶岩からできた天然の石が割れにくくおすすめです。

 

逆にダメなのは加工された石やその破片。

ぱっと見は小石に見えてもコンクリートを砕いたものや石材の破片ということがよくあります。

加熱している最中に割れやすいので使うべきではありません。

また純粋な火成岩でも熱で破裂しやすい石もあるので注意が必要です。

 

★ヒビや欠けがない石

ヒビがあると頑丈な石でも割れやすくなります。

石焼きに使うなら傷のない石を選びたいですね。

 

 

もう一つ気をつけないといけないのが石を拾う場所です。

すぐ思いつくのが近くの川べりですね。

しかし河川はいわゆる公共物にあたるので、そこにある水や砂石・植物を勝手に持っていくことが制限されています。

(河川法第25状)

2~3個の石ならともかく、石焼き芋に使える量の石を持ち帰るのはマズイです。

どうしても川から石を採集したければ河川管理者の許可が必要になります。

また、他人の敷地から石を持ち出すのは河川法関係なくNGです。

荒れた山や空き地でも所有者はいます。

適当に石を拾ってくるのも簡単ではありません。

 

石は買うほうが無難

条件をクリアする石はそう簡単に見つかりません。

そもそも私たちでは、石が破裂しやすいかどうかなんて見てもわかりませんよね。

正直、石の種類や入手場所であれこれ悩むくらいなら専用の石を購入したほうがトラブルは少ないですよ。

採集する面倒を考えたら値段もそこまで高くありません。

 

 

中でも安価なのはキャンプ用の焼き芋石です。

ただ、加工時に割れ防止の為にワックスが塗られています。

購入後は空焚きと洗浄を繰り返してこのワックスを落とす必要があります。

安いぶん手間がかかります。

 

 

こちらの石は下処理してあるので洗浄無しですぐに使えます。

値段が結構違うので手間を取るか価格を取るかで選べばいいと思います。

 

どんな鍋で焼くの?

石焼き芋に使う選びも重要です。

石を入れて火にかけてるので空焚きに近い状態になります。

薄手のアルミ鍋や取っ手がプラスチックの鍋では変形するかもしれません。

ホーロー鍋やテフロンなどの加工がある鍋もダメ。

純粋な鉄・セラミック・アルミでできた厚さのある鍋を使います。

わかりやすくダッチオーブン無水鍋がいいでしょう。

 

石焼き芋の作り方

石と鍋を用意できたらガスレンジで焼き芋が作れますよ。

サツマイモはよく洗って汚れを落とし水分を拭き取っておいてくださいね。

あと軍手もあると作業がやりやすいです。

 

  1. 鍋底にアルミホイルを敷いておく。(汚れ防止)
  2. 鍋に半分弱の石を敷き詰めて強火にかける。
  3. 10分ほどで石が熱くなったら弱火にする。
  4. 石の上に芋を並べて蓋をする。
  5. 途中で芋をひっくり返しながら30分以上かけて焼く。
  6. 箸が中心まで抵抗なく刺さるなら焼き上がり。

芋は石が熱くなってから入れます。

低温時間が長いとうまく酵素が働きません。

同様に高温すぎてもダメなので弱火でじっくり加熱します。

芋は熱が通りやすいように隙間をあけて並べます。

また鍋肌につくと焦げてしまうので注意です。

 

石の中に埋めて焼く方法もありますが、火傷の危険と焼け具合のチェックしやすさを考えると片面焼きのほうがいいと思います。

ちゃんとひっくり返せばまんべんなく火は通りますよ。

 

石なしでもできる「石焼き風いも」

ここからは石なしで焼ける石焼き風焼き芋の作り方を紹介します。

アミラーゼの理屈さえわかっていれば、家庭の調理器具だけでおいしく焼くことができますよ。

 

電子レンジ

今私がやっているのは電子レンジを使う焼き芋です。

毎年通販で美味しいサツマイモを買うんですが、付属の説明書にこの方法が書かれていて知りました。

簡単にできるので知っておくと便利ですよ。

 

  1. サツマイモを洗って濡れたまま新聞紙で包む。
  2. 600Wで3分ほど加熱する。
  3. 新聞紙はそのままに解凍モードで10~15分加熱。

レンジで普通に温めるとすぐ高温になるので酵素が働きません。

甘みのないぼそっとした味に仕上がってしまいます。

ですが解凍モードなら低温でゆっくり加熱できるので、アミラーゼがでんぷんをきっちり分解してくれます。

甘さたっぷりのとろっとした芋が楽しめます。

 

★オーブントースターで香ばしさを

レンジだけは手軽でいいのですが、どうしても焼いたときの香ばしさがありません。

そこでオーブントースターを使います。

レンジで仕上がった芋を2~3分あぶるとこんがり感を出すことができます。

加熱しすぎるとネットリ食感が失われるので、表面を軽くあぶるだけで十分ですよ。

 

ストーブ

冬場ならつけっぱなしのストーブ上で焼くことができます。

ハッキリ言って味はレンジ焼きよりはるかに上です。

ストーブのじんわり加熱は焼き芋向きなんです。

 

  1. 洗った芋を濡れたままアルミホイルで包む。
  2. そのまま火のついたストーブの上に置く。
  3. ときおり転がしながら40分以上焼く。

ストーブの上は中心だと熱すぎるので、端の方で焼いたほうが失敗が少ないです。

とにかう焦がさないことが大切です。

ベストな焼き時間は匂いや串の刺さり具合で判断してください。

だいたいいい匂いが立ち込めるのでわかります。

やや長めに焼くほうが失敗は少ないです。

我が家の犬は焼き芋が大好きなので、匂いがし始めるとストーブ前に待機しています。

 

まとめ

サツマイモは食物繊維も栄養もたっぷりで優れた健康食材です。

その上おいしく食べられたら言うことなしですね。

ぜひ石の遠赤外線を利用して甘いホクホクの石焼き芋を作ってみてください。

冬のお役立ち
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