「女性は腰を冷やしてはいけない」という言葉を聞いたことはありませんか?
腰は体の中心なので、ここが冷えてしまうと血行不良となってしまい、肩こりや腰痛が引き起こされます。
特に女性は、子宮や卵巣の働きが低下して女性ホルモンの分泌に異常が生じることもあるので、注意が必要だといわれているんですね。
逆に言うと、腰を温めるだけでいろいろなプラスの効果が得られますよ。
温めで腰の痛み軽減
じんわり重い腰の痛み。長引く腰痛の悩みを持っている人は多いですよね。
私も腰痛持ちで本当に困っているんですが、病院で看てもらってもハッキリとした原因はないんですよね。
「運動して腰回りの筋肉をつけなさい」と気長な改善策を言われるのが関の山です。
・寒くなってくると痛む
・天気の悪い日だけ痛む
・長時間作業をすると痛む
・前かがみになったり荷物を持ったりすると痛む
・ぎっくり腰からだいぶ経つのに、腰をひねるときだけ痛む
このようなタイプの腰痛は慢性の腰痛といわれ、主に冷えが原因です。
冷えによる血行不良で血液の循環が滞ってしまうと、周辺の筋肉も固くなって、腰痛が引き起こされるのです。
確かに寒い時期のほうが腰痛が出やすいですし、お風呂に入るとその瞬間は痛みが収まります。
冷えている状態なわけですから、温めてやれば症状は和らぐのは当然ですね。
使い捨ての貼るカイロなどで、腰をあたためてあげましょう。
血行が改善すると筋肉もほぐれていくので、驚くほど腰痛が改善しますよ。
ただし温めNGの痛みも
腰を温めると痛みが改善すると説明しましたが、これはすべての腰痛に当てはまるわけではありません。
注意が必要なのは急性の腰痛です。
・ぎっくり腰の痛み
・腰を強打したことによる痛み
・激しい運動の直後の痛み
このような腰痛は、痛みのある部分に炎症が起こっている状態です。
そこを温めるのは完全に逆効果になってしまいます。
患部を冷やして炎症を抑える必要があります。
手持ちに温湿布と冷湿布があれば冷たい方の湿布を使いましょう。
数日経っても痛みがおさまらなかったり、逆にひどくなっていくような場合には、整形外科を受診してみてください。
基礎代謝アップで太りにくい体に
腰を温めることで得られる効果は、腰痛の改善だけではありません。
血行が促進されて冷えが改善されると、基礎代謝がアップして太りにくい体になるといわれています。
基礎代謝とは、体温の維持や内臓の活動など生きていくために必要な最低限のエネルギーのことをいいます。
体が冷えていると日常の消費エネルギーも少なくて済んでしまうため、基礎代謝は下がってしまいます。
体を温めて血流が良くなり体温が高い状態になると、基礎代謝も自然にアップするという仕組みなんですね。
もちろん体に筋肉が付けば、血流もエネルギー消費量も上がるので基礎代謝はアップします。
ただ運動とは別に、体を温めるだけでも基礎代謝を上げられるのはなかなか魅力的じゃないですか?
効果的な腰の温め方
腰を温めるのに効果的なアイテムは、先ほどもいった貼るタイプの使い捨てカイロです。
温めたい部分にピンポイントで当てられますからね。
大容量のものなら安価で購入できますし、試して損はありません。
★カイロを貼る場所は?
カイロを貼る場所は、血流が悪くなって冷えている場所が理想ですです。
腰痛だと痛むポイントを温めたくなりますが、腰回りをさわって冷たくなっている部分に貼ると効果的に血流を改善することが出来ます。
これは基礎代謝をアップしたい場合も同じです。
・尾てい骨の少し上のシッポ部分(仙骨)
・おへその真裏にあたる背中部分(命門)
・おへその下数センチのお腹部分(丹田)
冷えの場所がよくわからない時には、上記のツボを温めてみてください。
単純ですが、毛糸のパンツや腹巻などと併用するとより効果的に体を温められます。
★入浴も大事
また、毎日の入浴も体を温めるのに大変効果的です。
手軽なシャワーですませるのではなく、夏でもしっかりと湯船につかる習慣をつけるだけで、血行が改善して腰痛も和らぎます。
汗をかくことでデトックス効果も期待できるので、体にとっていいことづくめですね。
まとめ
いかがでしたか?
腰を温めるだけでさまざまな症状を改善できます。
効果的に腰を温めて、痛みや太りやすい体とサヨナラしてしまいましょう。