いつも手足が冷たい…すぐ体が冷えてしまう。
冬はもちろん夏でも、常に冷房がきいているオフィス内、スーパーやショップ、飲食店なども冷房がガンガンきいていて、あっという間に体は冷え冷え。
冷え性の方は一年中冷えに悩まされていると言っても過言ではありませんよね。
特に足首がしびれる、痛みを感じるという症状は、かなり体が冷え切っているというサインです。
今回は足首が冷えてしびれや痛みを感じるほどの冷え性の原因と対策についてお話いたします。
痛くなるほどの冷えの原因~その①女性ホルモンのバランス~
冷え性は、肩こり・頭痛・腰痛・腹痛・生理痛・不眠などの症状を引き起こします。
特に女性は不妊の原因になってしまう恐れがあります。
冷え性の原因のひとつには女性ホルモンのバランスの乱れがあります。
女性ホルモンはエストロゲンという卵胞ホルモンとプロゲステロンという黄体ホルモンの二種類があります。
一定のリズムで分泌されているふたつのホルモンはそれぞれ違う働きをしています。それにより排卵や月経が起こります。
そのホルモンのバランスが乱れると、体温の調節が上手くいかなくなり体が冷えてしまうのです。
痛くなるほどの冷えの原因~その②血流不足~
ホルモンバランスも無視できませんが、やはり冷え性の一番大きな原因は血流不足です。
人の体は常に心臓から血液を全身に送り出して体を温めています。
ところが、足は体の中でも心臓から一番遠い所にあるので、血液が届きにくいのです。
そのため、どうしても足先などの末端は冷えやすい傾向がありますね。
足先にまで血液を送り届けるために、ふくらはぎがポンプの役目をしています。この働きからふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれています。
ところが、ふくらはぎの筋肉が衰えると送り出す力が弱くなり、十分に血が行き渡らなくなってしまいます。
もちろん、ポンプの役割を果たしているのはふくらはぎだけではありません。大小あらゆる筋肉が血流をパワフルにするために力を合わせています。
なので、体全体の筋肉量が少なくなってしまうと全身が冷えてしまうのです。
そして血流不足になってしまう原因がもうひとつあります。
それは、体の締めつけです。
これは女性なら実感がある方も多いのではないでしょうか。
特に、服を脱いだときに跡がくっきり残るぐらい締めつけが強い下着・ベルトなどは要注意です。
靴下はもちろん、パンプス、ハイヒールなど、やはり締めつける靴やサイズの小さい靴も血流不足の原因になります。
痛くなるほどの冷えの原因~その③足首の露出~
夏はどうしてもサンダルなどをはいたり、お家でも裸足で過ごしたりと足の露出が増えがちです。
このため、どうしても足が冷えていきます。
うっすら汗をかいたところに風が当たってひんやり…。
冬でも短い靴下だと覆われていない部分は冷えてしまいますね。
足の冷えを改善するには?
■腹巻・レッグウォーマーなどを活用する
腹巻やレッグウォーマー、スパッツ、長めの靴下などでお腹と足をあたためると大分楽になると思います。夏でも冷房の風に当たりすぎないように、うす手のカーディガンを持っておくと良いですね。オフィスワークの方は、ひざ掛けも常備して足元まで隠れるようにかけるとベストです。
■締めつけない下着や靴を着用する
血流がスムーズに流れるように、ゆったりとした下着や靴下、靴を着用しましょう。
■足湯・あたたかい飲み物で体をあたためる
足が冷えすぎて眠れない時に効果的です。熱めのお湯を洗面器にはり、しばらく足をひたしましょう。足があたたまると、体全体がポカポカしてぐっすり眠れますよ。あたたかい飲み物もお腹の中からあたたまりますね。冷たい飲み物はダイレクトに中から冷やしてしまうので気をつけましょう。
■適度な運動をして筋肉量を増やす
筋肉は体をあたためる役目もありますので、毎日体を動かす習慣をつけましょう。毎日続けるのはちょっと面倒くさいですが、その分効果は抜群です。新陳代謝も活発になりますので、ダイエットにもなりますよ。通勤や買い物の時、いつもより長めに歩くようにする、階段を使うようにする、テレビを見ながらストレッチ、足踏みなど、ふくらはぎの筋肉作りを意識しましょう。足首を回すストレッチも冷えに効果があります。
まとめ
- 腹巻、レッグウォーマーなどで肌を外気にさらさない
- 下着、靴下、ベルトなどで体を締めつけないようにする
- 足湯やあたたかい飲み物で体をあたためる
- 毎日の適度な運動、ストレッチを心がける
いかがでしたか?冷え性は健康の大敵です。
ご紹介したのはちょっとした対策ばかりですが、値段の高い食べ物やサプリに頼るよりも続けやすいことがポイントです。
継続することで冷えがかなり改善されると思います。
ご自分の体をいたわり、冷え知らずの体を目指しましょう!