長いコートやロングスカート、それに裾が広いタイプのパンツスタイル。
こういうふんわりコーデで自転車に乗ると巻き込まれやすくとても危険です。
単純に裾が汚れやすいというデメリットもありますね。
自転車にはひらひらした服装で乗るべきではありません。
しかし、どうしても乗らなければいけない時のために、少しでも服の巻き込みを防ぐ方法をまとめてみました。
ドレスガードを装着
自転車にセットするドレスガードという部品をご存知ですか?
チャイルドガードなんて呼ばれ方もあります。
後輪の上部に取り付ける巻き込み防止ガードです。
タイヤに長い裾が巻き込まれるのを防いでくれるのでドレスガードという名前なんですね。
同じような形状で小さなお子さんの足巻き込みを防止するチャイルドガードとしても販売されています。
二人乗りで足をぶらぶらさせていたら何かの拍子に車輪に巻き込まれてしまって大変なことに…という事態を防いでくれますよ。
取り付けても運転に支障はありませんが、見た目のママチャリ感が増してしまうのが欠点ですかね。
逆にママチャリは初めから簡易的なドレスガードが付いていたりします。
ちなみにドレスガードは通販で購入しても取り付けに苦労することはそんなにないと思います。
ただ、子供椅子が付いたチャイルドガードは万が一走行中に外れたら大事です。
チャイルドガードの方はプロに装着を任せたほうが無難です。
ドレスクリップを使う
髪留めみたいなこの道具はドレスクリップ。
これをスカートやコートの裾にこのクリップを挟んでおきます。
付け方は髪を留めるバレッタと一緒です。
裾をクリップの奥までしっかりと差し込んで、沿っているのと反対の方向に曲げることでぱちんと閉まります。
クリップの重みで裾がひらひらしなくなるんですね。
なので、タイヤに巻き込まれる可能性も減るという仕組みです。
これを付ければ万全とは言えませんが、ドレスクリップ自体が手軽に持ち歩けるので取り入れやすい巻き込み防止策です。
パンツクリップを使う
スカートでなくても、ガチョウパンツのような裾がふわっとした服も巻き込みが心配ですよね?
実際タイヤにからまるほどではないにせよ、裾が汚れてしまったことは結構あるんじゃないでしょうか。
しかも形状的にドレスクリップは使いにくいです。
ひらひらしたパンツルックの裾にはパンツクリップが使えます。
クリップでぐるっと裾を留めてしまえばひらひらを抑えられるので、巻き込みや汚れの可能性をぐっと下げることができます。
ヘアゴムや洗濯ばさみで裾をまとめる
急遽、自転車に乗らなければいけなくなったときにはヘアゴムや洗濯ばさみで裾をまとめましょう。
ロングスカートの場合は足の間から洋服の裾を前側に持ち上げ、ヘアゴムでまとめておくか洗濯ばさみで挟むだけです。
スカートをズボンのような形にするために、足の間で余計な布をまとめてしまうというとわかりやすいでしょうか。
パンツルックならヘアゴムを代用することでパンツクリップと同じように使えます。
洗濯ばさみはブラブラして逆に巻き込まれる可能性が大きくなるので、パンツに使うのはやめておいたほうがいいですね。
洗濯ばさみとヘアゴム、どちらもハッキリ言って見た目はわるいです。
ですが、裾が自転車に巻き込まれるのは本当に危険です。
安全のためにちょっとだけ我慢しましょう。
服の紐も巻き込まれないよう注意
裾がそこまで長くない服でも油断は禁物です。
モッズコートには紐が付いています。
腰のあたりで結ぶリボンなどが付いている洋服もありますよね。
こういう裾の短い紐付きアイテムはうっかりしがちですが、注意しないとタイヤに巻き込まれてしまう可能性があります。
巻き込まれない長さを見込んで、しっかりと結んでおきましょう。
ひらひらとなびく部分が長いと本当に危ないですよ。
普段は見た目第一でOKですが、自転車に乗っている間は安全第一でいきましょう。
まとめ
★自転車の服巻き込み防止
- ドレスガードを装着
- ドレスクリップでなびき防止
- パンツクリップを使用
- ヘアゴム・洗濯で代用
- 服の紐も巻き込み注意
自転車への巻き込み防止についてまとめました。
ですが、これで完全に巻き込みを防げるとは断言できません。
繰り返しになりますが、ロングコートやスカートでは自転車に乗らないのが一番です。
命にかかわる事故にもなることもありますので、甘く見ずに十分気を付けてくださいね。