寒さに無頓着だった子供の頃にはよくしもやけに悩まされました。。
ですが、最近は大人でもしもやけになる人が増えています。
理由の一つに挙げられるのが食生活の乱れ。
とくにビタミン不足がしもやけの原因に深く関係します。
今回は、しもやけになるメカニズム、しもやけ改善に良いビタミンを含む食品について解説します。
しもやけの原因のメカニズム
しもやけになる原因は、気温の低さと皮膚の冷えによる血行不良です。
私たちの体は、寒い外気に触れると血流を抑えて体温が下がるのを防ごうとします。
反対に暖かい空間では、血の巡りを良くして体温を放出するよう調節します。
寒い外から暖かい部屋に入ることによって、血管の太さや血液の流れに変化が起きているわけですね。
急激な変化が繰り返されることで、血液の循環が停滞して炎症を起こします。
この炎症の痛みやかゆみがしもやけの症状です。
★濡れた手先が気化熱で冷える
また、皮膚の表面温度が下がるとよりしもやけになりやすいです。
具体的に言うと、手足が濡れて水分が蒸発すると気化熱で皮膚の温度が低下します。
手足に汗をかきやすい人や水仕事を長時間する人がしもやけになりやすいのはそのためです。
雨や雪の日に靴が中まで濡れてしまい、その後しもやけになってしまった……。
子供の頃にそんな体験はありませんか?
これも濡れた足を放置したために気化熱で冷たくなりすぎたせいです。
子供だからしもやけになりやすいのではなく、手足を拭かないからなりやすいのです。
しもやけを予防するには、汗でも水でも手足を濡れたままにしないことが肝心です。
面倒でもまめに拭きましょう。
ビタミンEでしもやけ改善
しもやけになってしまう原因の一つにビタミン不足があげられます。
ビタミンの中でもとくにビタミンEには血液の循環を促進する働きがあります。
これが不足すると、どうしてもしもやけができやすい体になってしまいます。
逆に、ビタミンEを摂ることで血行不良を改善させれば、しもやけ予防や治りを早めることも可能だといえますね。
また、ビタミンCにはビタミンEの酸化を防止する力があります。
ビタミンCとビタミンE。
2つのビタミンを一緒に摂るとことでより高い効果を期待できます。
ビタミンE・ビタミンCを多く含んだ食べ物は?
ビタミン剤などで補ってもいいですが、できれば毎日の食事から自然に摂りたいですよね。
しもやけ対策にいいとされるビタミンE・ビタミンCを多く含んだ食べ物をご紹介します。
■ビタミンEを多く含む食品
木綿豆腐
落花生・アーモンド
いわし・するめ・えび・うなぎ
サバ缶やツナ缶
唐辛子・マヨネーズ
かぼちゃ・ほうれん草・モロヘイヤ・かいわれ大根
赤・黄ピーマン
植物油
青海苔・抹茶
ビタミンEを含むのは魚類やナッツ類、緑黄色野菜など。
そんなに食べにくそうな食品はないので、手軽に摂る事が出来そうですね。
ツナならマヨネーズと一緒に和えたり、植物油でほうれん草やピーマンを炒めてもよさそうです。
また、ピーナッツ類はおやつとして食べやすいですね。
落花生を常備しておくのもよいでしょう。
■ビタミンCを多く含む食品
レモン・キウイ・オレンジ
イチゴ・柿・りんご
アセロラ・グァバ
パセリ・ゴーヤ・ブロッコリー
キャベツ・ピーマン・トマト
抹茶・乾燥海苔
ビタミンCは想像通り柑橘類やカラフルな野菜に多く含まれます。
食後のデザートで果物を加えれば一緒に摂るのは難しくなさそうです。
まとめ
★しもやけの原因
・寒暖の差による血管の炎症
・濡れることでの気化熱
★改善法
・濡れた体を拭く
・ビタミンC+ビタミンEの食事
今回はしもやけになるメカニズムと、しもやけにビタミンが効く理由、効果的な食材を紹介しました。
ひどい症状になってしまうこともあるので、たかがしもやけと放置せずにしっかりケアしてくださいね。