冬の乾燥で背中がかゆくて仕方がない、という方いらっしゃいますよね。
私もそうなんです。
ツライけど薬はあんまり使いたくないし…。
今回は乾燥肌のかゆみの原因、飲み薬なしでの改善法をまとめました。
かくのは厳禁!乾燥肌で痒くなる原理は?
■乾燥するとどうしてかゆくなる?
乾燥によってかゆみが起こるのは、皮膚が荒れてしまうことが原因です。
皮膚の表面には皮膚を守ってくれる角質層があります。
これが乾燥によって傷つき、かゆみを感じる神経がむき出しになってしまうのです。
角質層の傷から肌の水分が抜けていくので、より一層乾燥が進んでしまいます。
■刺激を受けやすくなる
むき出しになった神経は外の刺激を受けやすくなります。
そのため、ナイロンやポリエステルなどの合成繊維で作られた服はかゆみを起こしやすいのです。
また、花粉などのアレルギー反応もより出やすくなってしまいます。
■掻くとより悪化
角質層は非常にもろくてちょっとこすっただけでも傷ついてしまいます。
よく、洗顔は泡をのせるだけでゴシゴシしてはいけない、と言われるのもそのためです。
当然かゆいからといって掻きむしったりすれば、傷だらけになって乾燥とかゆみはさらに進行します。
乾燥肌を改善!飲み薬なしの方法
乾燥肌には塗り薬のほかに飲み薬もいくつかあります。
ですが、劇的な効果は期待できませんし飲む薬をあまり増やしたくはないものです。
ここでは飲み薬以外の乾燥肌改善方法を紹介します。
入浴剤で保湿力をアップ!
私は背中のかゆみがひどいんですが、一番効果があると思っているのが入浴剤です。
冬場には欠かせません。
お風呂に入ると肌は入る前より乾燥してしまいます。
ですから、入浴後に保湿力を保つようにしておくのが乾燥肌には効果的です。
そもそもお風呂で温まると乾燥肌はものすごくかゆくなるんですよね。
そのかゆみもかなりマシになりますよ。
入浴剤と言っても色と香りだけつくサラッとした物は効果がありません。乾燥肌専用の物を選んでくださいね。
いくつか試しましたが粉タイプの入浴剤は効きが今ひとつでした。
割高ですが液体のヌルっとしたタイプの方がいいと思います。
私は現在エモリカで落ち着いていますが、相性や匂いの好みもあるのでいろいろ試してみてください。
刺激の少ない衣類選びをする
冬によく着るセーターなどのチクチクが肌にかゆみを起こすこともあります。
私もこのタイプで、直接触れないようにセーターの下に何枚も服を着てみましたがかゆみは防げませんでした。
乾燥で神経が敏感になっているせいでしょうね。
柔軟剤をつかってチクチクを軽減させる手もありますが、なるべく化繊の服は避けてシルク・コットンなど肌触りの良いごわごわしないものを身につけましょう。
食生活を見直す
食事はお肌の乾燥と直結しています。
食生活を見直して乾燥肌になりにくくするのも大切です。
サプリで摂ることもできますが、なるべく普段の食事から摂取したいですね。
★ビタミン(A・B群・C・E)
ビタミンは健康な肌には欠かせない栄養素です。
とくに不足しがちなのがビタミンB群で、レバー・まぐろ・牛乳・ウナギ・ナッツ類に含まれます。
★タンパク質
肌が作られる材料となる栄養です。
タマゴ・肉・魚・納豆などに含まれます。
★セラミド
肌の中の保湿成分です。
こんにゃく・ひじき・ごぼう・ワカメなどに含まれます。
★亜鉛
細胞分裂に必要な栄養なので不足すると肌への影響が大きいです。
牡蠣・チーズ・レバー・いわし・さばに含まれます。
かゆみ止めクリームを使う
乾燥肌が進んでひどい肌荒れになるくらいなら薬なしと意地を張らないほうがいいです。
皮膚が赤くなったりブツブツができるようなら、無理せずにかゆみ止めのスプレーやクリームを使いましょう。
かいてしまうよりマシですから。
薬はジフェンヒドラミン塩酸塩などかゆみを抑える成分が入っているものを選びます。
初めて使うなら薬剤師さんに相談してから購入するのがいいですね。
私はキンカンでごまかしつつ、我慢できなくなったら市販のかゆみ止めを使っています。
まとめ
私も乾燥肌のつらさはよくわかります。
あのかゆさは思わず孫の手でガリガリしてしまいたくなりますよね。
そこをぐっと耐えてこの記事の改善法を試してみてください。