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歯ブラシを熱湯消毒するのはアリ?かんたんに清潔を保つ方法は?

歯ブラシの汚さは便器よりも遥かに上。

なんて話を聞いたことはありませんか。

実際に歯ブラシは雑菌まみれで、その菌が原因で健康被害が出ることもありえます。

不衛生な口内状況は口臭や歯周病にもつながりかねません。

 

毎日口に入るものですから歯ブラシはできるだけ清潔にキープしたいものです。

殺菌のために熱湯をかける人もいるそうです。

しかし歯ブラシを熱湯消毒してもいいものなんでしょうか?

今回は歯ブラシの消毒方法について解説します。

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歯ブラシの熱湯消毒はNG!

結論から言うと歯ブラシを熱湯消毒してはいけません。

歯ブラシの毛先部分は、ポリプロピレンやナイロンなどといった耐熱性の低い材質で作られています。

持ち手もプラスチック製が多いですよね。

高温になる場面を想定した作りになっていません。

歯ブラシの製品情報には必ず耐熱温度が明記されています。

ほとんどの製品が60~80℃までしか耐えられませんよ。

 

100℃近い熱湯をかけてしまうと変形する恐れがあります。

たとえ見た目は変化がなくても、表面のコーティングがはがれて菌が付きやすくなることも考えられます。

消毒としても虫歯予防の点でも熱湯消毒は逆効果です。

 

歯ブラシへの漂白剤使用もダメ

布巾の消毒には漂白剤を使いますよね。

たまにやるとビックリするくらい真っ白になります。

その強力な効果を期待して歯ブラシにも使いたくなりますが、絶対にやめましょう。

 

塩素系・酸素系どちらの漂白剤にも毒性があります。

消毒後にしっかり洗い流せれば問題ありませんが、歯ブラシの形状からすると残ってしまう可能性は十分あります。

口に直接入れるものですから漂白剤を使うのはリスクが高すぎますね。

 

Q ハブラシは消毒できますか。

A 変形の恐れがありますので、熱湯や漂白剤のご使用はおすすめできません。

引用 ライオン「お客様相談窓口」

 

エタノール消毒もやめたほうがいい

消毒といえばエタノール(アルコール)が思い浮かびます。

注射前には必ずアルコール消毒されますし、手指の消毒液もよく見かけるようになりました。

揮発性が高いので残る可能性も低く、もし口に入ってもさほど危険はなさそうに感じます。

 

それでも歯ブラシをエタノール消毒するのはやめたほうがいいです。

濃度の濃いエタノールはプラスチックやゴム、ナイロンなど一部の材質を溶かす性質があります。

本当に溶けるの?と疑うかもしれませんが結構キッチリ溶けます。

私も以前、汚れ取りでCDケースをエタノール拭きしたら、溶けて白っぽくなってしまった経験があります。

 

歯ブラシにはいろいろな材料が使われています。

そう簡単に溶けないとは思いますが、どこに影響が出るか素人が判断するのは難しいです。

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有効な歯ブラシ消毒方法

熱湯や漂白剤はダメならどうやって清潔にすればいいのか?

ここからは有効な歯ブラシの消毒方法を紹介します。

 

しっかり洗う

何より大事なのは雑菌の元を歯ブラシに残さないことです。

使用した歯ブラシには食べカスや歯垢など菌のエサになりそうなものが付着しています。

 

使い終わった歯ブラシは流水でしっかり洗い流します。

適当な洗い方だと毛の間にカスが残ります。

水だけでなく毛先に指を入れてカスをかき出すように洗いましょう。

 

乾燥させる

洗浄後にきっちり乾燥させることで雑菌の増殖を防げます。

湿った状態が短いほど菌は増えにくくなります。

歯ブラシを使い終えたら、ティッシュやタオルで水気を取ってやると早く乾きます。

 

さらに効果が高いのは天日干しです。

同じように乾かすのでも、紫外線の殺菌効果がある天日干しと自然乾燥では菌の残り具合が段違いです。

歯ブラシはできる限り天日干しさせましょう。

 

天日干しが難しい・面倒くさい場合は、室内用の歯ブラシ除菌器を使うのがいいでしょう。

歯ブラシをセットしておくだけで紫外線が照射されて除菌・乾燥をしてくれます。

 

 

2本使う

朝昼晩にしっかり磨く人ほど歯ブラシは常に湿っています。

完全に乾く時間が少ないとどうしても雑菌が増えやすくなります。

そこでオススメなのが歯ブラシ2本を交互に使うやり方です。

使用ごとのインターバルが伸びるので完全に乾かすことができます。

単純な工夫ですが口に入る雑菌は格段に減らせますよ。

 

歯ブラシは1ヶ月で交換

100%菌を消滅できる方法は歯ブラシの交換です。

あれこれ殺菌するよりよほど確実です。

ですがオーラルケアに真剣な人でも、なぜか歯ブラシ交換はなかなかしようとしません。

「まだ使える」「もったいない」という考えが浮かんでしまうからでしょうね。

毛先が広がるくらいまで使ってようやく交換を考えるのが平均的です。

 

しかし、見た目でブラシがヘタっているようでは劣化しすぎです。

歯科医で歯磨き指導を受けた時に聞いたのですが、歯ブラシの使用期間は1ヶ月くらいだそうです。

1ヶ月では見た目は全然変わりませんが、ブラシは劣化して磨く能力は落ちているのだとか。

さらに微細な傷は付いているので菌やカビが発生しやすくなっています。

 

考えてみれば歯ブラシの値段なんて数百円です。

効くかもわからない消毒液や高価なマウスウォッシュ液を買うくらいなら、新しい歯ブラシで口内を清潔にするほうがよっぽどいいですね。

 

消毒液には単独でつける

どうしても歯ブラシを液体で消毒したいなら、イソジンミルトンを使いましょう。

イソジンはうがい、ミルトンは哺乳瓶と口に入る前提で作られているので安全性は高いです。

とくにミルトン消毒は一部の保育園や介護施設でも行われている方法です。

 

ただし、複数の歯ブラシを1つの消毒液につけるのはNG。

たとえ家族でも歯ブラシが接触すると感染症のリスクが高くなります。

もちろん施設でも単独で消毒するように徹底されていますよ。

 

まとめ

  • 歯ブラシの熱湯消毒はダメ
  • 漂白剤・エタノールの使用もNG

★歯ブラシの消毒方法

  • 指でブラシをよく洗う
  • ペーパーで水気を取る
  • 天日干しで乾燥させる
  • 2本を交互に使う
  • 1ヶ月で新品と交換
  • 消毒液はミルトンなら安全

清潔な歯ブラシを使うことは、安全だけでなく虫歯・口臭予防にもつながります。

強力な消毒液などよりマメな手入れと交換が一番効果的ですよ。

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