衣替えや旅行カバンのパッキングに圧縮袋はとても便利です。
服を大幅に小さくしてくれてスペースを節約できますからね。
ですが、圧縮袋を使うとどうしても気になるのが服にしわが付いてしまうことです。
ここでは収納した服がシワシワにならないようにするポイントをまとめました。
しわを防ぐポイント
入れる服は清潔に
圧縮袋に入れる服は必ず洗濯して清潔な状態にしてください。
もちろん乾燥までしっかりしておくのが大切です。
湿気が残っているとしわになりやすいだけでなく、後から消しにくくなってしまいます。
汚れが残っていれば雑菌の繁殖やカビの発生の原因になってしまいます。
そのまま入れればしわだけでなく、雑菌で衣類の繊維が傷んでしまいます。
旅行先で圧縮した物をそのまま収納……なんてパターンは最悪です。
丁寧にたたむ
しまう服は丁寧にたたみます。
どうせ圧縮するからとラフに入れてはいけません。
ぐちゃぐちゃっと入れて空気を抜いたのでは、あっという間にしわだらけになってしまいますよ。
当たり前の理屈ですが結構適当にやっていたりしませんか?
面倒がらずに入れる前の段階からしわを防ぎましょう。
取れるパーツは外す
服の飾りなど取り外せるものは別に保存しておきます。
袋の凹凸をできる限り小さくするわけですね。
凹凸が多いとその部分が邪魔して空気が上手く抜けません。
もちろん、衣類も凹凸の影響を受けて跡やしわがつきやすくなります。
たたみ方重ね方も工夫してなるべく平たい状態をキープしてください。
空気を抜きすぎない
圧縮袋を使うとどうしても限界まで薄くしたくなります。
ですが、しわをつけないためには空気の抜きすぎは厳禁です。
プロでも戻せないくらいの強烈なしわがついてしまいます。
抜く空気の量は3分の1くらいにしておきましょう。
そもそも食べ物を保存するわけではないので、真空パック状態にする必要はありません。
厚みがあると省スペースとして物足りなさを感じますが、しわで苦労するよりはマシです。
圧縮NGの素材を知る
圧縮袋には入れるべきでない素材があります。
革・羽毛・アンゴラ・カシミヤなど…こういう素材のは圧縮袋での保管に向きません。
使用前には必ず袋の注意書きをよく読んでください。
はっきり言うと高い素材を入れるのはやめておきましょうということですね。
高価な服が場所を取るのは仕方ないと考えて、大切に収納して長く大切に着るようにしましょう
★圧縮袋でしわ無しは難しい
正直なところ、圧縮袋でしわを全くつけないのは難しいです。
旅行など短期間の使用ならたいしたしわはつきません。
しかし、1年近く圧がかかったまま収納してあると、キレイにたたんでもしわはどこかしらについてしまいます。
ガッチリ繊維が折れたひどいしわだと、クリーニング屋さんの技術でも完全に復活させるのは無理といわれています。
旅先で圧縮袋しわを取る方法
繊維が傷んでないしわならアイロンで伸ばすことも可能です。
ただ、困るのが圧縮袋をよく使う旅行先でのしわですね。
旅行にアイロンを持参する人は稀でしょう。
そこで旅先でも簡単にできるしわ取り法を一つ紹介します。
湯を張った浴室に干す
ホテルの浴槽にお湯を張って入浴して蒸気を充満させます。
お湯を残したまま浴室内にしわの服を干してください。
簡易的なスチームアイロン代わりになりますよ。
長時間干すとびしょびしょになるので30分くらいで取り込みます。
少々のしわならこの方法で消すことができますよ。
まとめ
収納場所は少なく済む方がいいですが、やりすぎて衣類をダメにしても保管の意味がなくなってしまいます。
ポイントを抑えて上手に圧縮袋を利用してくださいね。