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【準備してる?】災害時でのヘルメットの必要性!代用できる物は?

 

大雨、地震、火事、土砂崩れ…。

いつ、どんな災害が自分の身に降りかかるかは誰にも予知できません。

だからこそ普段からの備えが大切です。

防災意識の高まりから避難用グッズを準備している家庭も多いと思います。

 

しかしヘルメットまで用意している方はまだ少ないのではないでしょうか?

あのかさばるサイズや高価な値段を考えると、なかなか手を出しにくい防災グッズです。

ヘルメットまでいるかなあ…?

とその必要性を疑問に感じるかもしれませんね。

そこで今回は、災害時のヘルメットの必要性や日常生活に溶け込むヘルメットの代用品について解説します。

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どうして災害時にヘルメットが必要なの?

  • 上から落ちてくる物の衝撃を緩和できる。
  • 頭に手を回さずにいられるので、両手が使える状態を保てる。
  • 災害後の歩きづらい道での転倒で怪我を防げる。

ヘルメットをかぶるのは災害時に頭部を守ることができるからです。

地震でも火災でも頭上から瓦礫が落ちてくることは十分ありえます。

しかもその落下は災害直後に起こるとは限りません。

地震の1時間後に屋根から瓦が落ちてくることだってあります。

 

人間は正面からの危機には反応できますが頭上はつねに無防備です。

一時的には手やカバンで頭をガードするのもありですが、ずっと両手がふさがったままでは行動も制限されてしまいます。

ヘルメットがあるのとないのとでは避難行動にも大きく影響してしまいますよ。

 

 

私たちは普段ヘルメットをかぶる機会がないので、どうしても気恥ずかしい気がしてしまいます。

ヘルメットまで準備することを大げさに感じてしまいがちです。

しかし災害時のヘルメットはオーバーでも何でもありません。

各都道府県で作成されている防災マニュアルには、用意しておくべき備蓄品としてヘルメットが明記されています。

懐中電灯や軍手と並ぶ重要なアイテムという位置づけです。

 

■東日本大震災での徒歩帰宅

東日本大震災にときに、勤めていた会社から自宅まで歩いて帰宅したことがあります。

交通機関が麻痺していたので周りにも徒歩で帰宅する会社員がたくさんいました。

その中に数は少ないですがヘルメットをかぶって歩く人もいたのです。

おそらく勤め先にも防災グッズを備えている人なのでしょう。

 

ハッキリ言ってうらやましくて仕方ありませんでした。

高いビルの窓や手すり、巨大看板にそれを照らす照明。

信号機や標識・電線。

小刻みに続く余震でいつ落ちてくるかわからないそれらの中を、無防備な頭をさらして帰るのが怖かったのを覚えています。

あの状況を一度でも体験していればヘルメットを大げさだとは思わないでしょう。

 

ヘルメットの安全基準

ヘルメットには国が定めた基準があります。

落下物が与える衝撃にどれだけ耐えられるか、高温や低温でも大丈夫か、水に濡れた場合はどうか、電気を通さないか…。

さまざまな条件をクリアしたヘルメットは保護帽という呼び名が与えられて、国家検定合格品とうたうことが許可されるのです。

工事現場などでプロが使用しているヘルメットは100%この保護帽です。

より高い安全性を求めるなら保護帽を購入するのがいいでしょう。

 

保護帽の選び方

保護帽には必ず検定ラベルが貼られています。

ラベルには検定を取得した日付や製造年月日、材質に使用区分が記入されています。

ここで注目するべきは使用区分です。

ヘルメットはその用途によって、墜落に強い・電気に強い・落下物に強いものに分かれています。

災害時に一番必要なのは落ちてくる物から頭を守ることですよね。

なので使用区分も「飛来・落下物用」を選びます。

 

ヘルメットの材質には熱・衝撃に強いFRP製や比較的オールマイティーなABS製があります。

ただ保護帽で「落下物用」を選んでおけば、そこまで素材にこだわらなくても大丈夫です。

 

防災ヘルメットの代用品は?

防災用のヘルメットを常備しておくのは大切ですが、安いものではないので数を揃えるのは大変です。

家族全員のぶんを自宅と勤め先に揃えると1つや2つではすみません。

しかも置き場に困るというデメリットもあります。

いざという時にすぐ使えなければ意味がないですよね。

 

そこで防災時に代用できそうなヘルメットを集めてみました。

防災グッズではなく日常で使うヘルメットなので即取り出せるのが大きいです。

強度的にはやや落ちますが何もかぶらないよりはるかにマシなのは確かです。

 

バイクのヘルメット

家庭によくあるヘルメットの代表といえばバイク用でしょう。

使用区分は墜落時保護ですが、落下物に対しての強度も十分あります。

とくにフルフェイスの保護能力はすばらしく本物の防災メットを凌ぐほどです。

ただし重さがあるので長時間の着用には不向きかもしれません。

 

自転車・スケボー用ヘルメット

最近のロードバイクやスケボーのブームで専用ヘルメットの流通も増えています。

スポーツヘルメットなんて呼び名もありますね。

種類によっては強度に不安があるヘルメットもありますが、なにもないよりは全然いいです。

通気性に優れ軽いので長時間の着用も苦になりません。

小さな子のサイズが豊富なのもありがたいですね。

デザインもシャレたものが多いので、ヘルメットへの抵抗感も少ないです。

 

自転車通学用ヘルメット

自転車通学の学校では指定のヘルメットをかぶるように指導されます。

私が子供の頃の通学用ヘルメットと言えば、緩衝材もないただのプラスチック帽子でした。

こんなのかぶってコケたら衝撃が脳に響き渡るでしょ……というボロヘルメット。

しかし今では、見た目は同じでも安全性が格段に増しています。

厳しい安全基準をクリアしたSGマーク付きのヘルメットなら、十分防災用としても使えるでしょう。

SG基準でないもの、例えば徒歩通学のためのヘルメットなどでは防災用としてはいささか頼りないかもしれません。(それでも無いよりはマシですが)

 

野球用ヘルメット

野球のヘルメットはボールが当たることを想定して作られているので、落下物には強いです。

側面が強くされていて頭上には通気口が空いているヘルメットが多いですが、代用は可能です。

 

スキー用ヘルメット

スキー用ヘルメットは、転倒時に首へのダメージを減らすため軽量化されています。

バイク用のような重さがあるとむち打ちになってしまいますからね。

そのぶん強度は落ちますが、一時的に防災用として代用するには問題ないレベルです。

 

折りたたみヘルメット

折りたたみ式のヘルメットです。

机の引き出しに入るくらいコンパクトにたためます。

代用品ではありませんが、置き場所のデメリットを解消できるグッズとして一つの選択肢にはなりますね。

会社用の置きメットに向いています。

 

帽子風ヘルメット

帽子の下につける頭部保護のグッズです。

ヘルメットのように目立たないのが一番のメリットです。

普段の庭仕事にも使える手軽なタイプで、玄関先においても不自然ではありません。

 

ただし、安全基準をクリアしたヘルメットとは違います。

本格的な衝撃を受けきる力はないので、災害時にはメットがない時だけ使うと割り切っておきましょう。

 

100均のヘルメットはダメ!

100円ショップでヘルメットが売っている。

こんな勘違いをしている方がいます。

100均のヘルメットはただの玩具です。

帽子というかコスプレアイテムに近い物です。

頭を保護する機能はゼロといっていいので、防災グッズとしては使い物になりません。

 

防災頭巾はヘルメット代わりになる?

昔から頭を守るアイテムとして使われてきたのが防災頭巾です。

小学生の時は座布団のように椅子に敷いていましたね。

避難訓練でかぶった覚えもあります。

では防災頭巾はヘルメットの代わりになるのでしょうか?

 

防災頭巾の衝撃テストは、5キロのおもりを10センチの高さから落としておこないます。

これはかなりゆるい設定で、書籍や軽い家具など室内の落下物を想定しています。

つまり瓦礫のような重い落下物には対応していないんですね。

頭部を落下物から守るという点ではヘルメットに軍配が上がります。

 

ただ防災頭巾には収納が簡単・火の粉に強いというメリットもあります。

頑丈な校舎の中では、瓦礫より火に囲まれる心配のほうが高めです。

そのため学校の防災グッズとして採用されています。

家庭で備えるならやはりヘルメットの方がいいと思います。

 

ヘルメットがない時はどうする?

  • まだヘルメットを準備していない。
  • ヘルメットが近くにない。

そんなタイミングで災害が起きてしまった時に使えるものを紹介します。

 

■家の中

布団や座布団、クッションなどをかぶりましょう。

やや頼りないですが新聞紙やチラシも重ねれば使えます。

テーブルの下にすぐ入れるようならもちろんそうしてください。

 

■外出先

出先で頼りになるのはやはりカバンでしょう。

雑誌があればそれもガードに使えます。

厚手の上着も丸めてかぶれば緩衝材代わりになります。

スーパーの中だと買い物かごも使えそうです。

あのかごは弾力があって頑丈ですからね。

 

まとめ

今回は災害時のヘルメットの必要性についてまとめました。

ただどんなヘルメットでも、いざという時とっさに使えなければ意味がありません。

ヘルメットは取り出しやすいところに置いておきましょう。

備えあれば憂いなし。

防災グッズなんて使う機会がなければそれに越したことはありません。

ヘルメットをはじめとした防災への備えを今一度、確認しておきましょう。

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