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静電気がたまりやすい人がいるのはナゼ?原因と対策を一挙解説!

ドアや水道に触れる時のバチッとする静電気の衝撃はイヤなものですよね。

しかも私だけ人より静電気が起きやすいような…。

そんな静電気体質を自覚している方もいると思います。

ここでは静電気が起きやすい原因やその対応策についてまとめました。

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どうして静電気が起こるの?

私たちの体や壁・地面・タンスなど、あらゆる物質はもともとたくさんの電気を持っています。

この電気は普段、プラスとマイナスが同じ数に保たれてバランスが取れています。

 

ところが摩擦などの刺激を受けるとマイナスの電気だけが失われてしまうことがあります。

残りがプラス電気だけになり、マイナス電気を求める不安定な状態になります。

この状態を帯電状態といい、静電気が溜まっている状態とも言うことができます。

 

 

★帯電状態が引き寄せる電気でバチッ!

髪の毛を下敷きでこすって吸い付かせる遊びの経験は誰しもあると思います。

あれはプラス電気だけ(帯電状態)になった髪の毛が、下敷きに持って行かれたマイナス電気に吸い寄せられている状態なんです。

 

帯電状態になっているだけでは体に変化はありません。

ですが、帯電状態のままプラスマイナスが安定した物に触れようとすると、物の中のマイナス電気と一気にくっつこうとします。

つまり、めちゃめちゃ電気を引き寄せやすくなっているようなものですね。

この電気の急激な動きがバチッという痛みや火花を生んでしまうのです。

 

静電気が溜まりやすい人の特徴とは

静電気はだれにでも起きますが、人より発生しやすい方は確かに存在します。

静電気が溜まりやすい人にはいくつか特徴があります。

 

肌や髪の毛が乾燥している

静電気は乾燥していると起きやすくなります。

空気の乾いた冬はバチバチしやすいですが、夏はあまり静電気を感じませんよね?

水分は電気を通しやすいので、体の周りに湿気があると溜まった静電気を逃してくれるからです。

 

冬の空気が乾燥しているのはみんな同じですが、皮膚や髪の毛の乾き具合には個人差があります。

体の表面が乾燥している人はどうしても静電気が溜まりやすくなってしまいます。

 

静電気が起きやすい服装を好んでいる

静電気は摩擦によって起こります。

ですが、どんなものでもこすり合わせれば静電気が起きるとは限りません。

物にはプラス電気を帯びやすい物マイナス電気を帯びやすい物があります。

帯電状態は、このプラスマイナス真逆の素材同士がこすれることで発生します。

 

ちなみに人間の毛はプラス電気を帯びやすく、下敷き(塩化ビニル)はマイナス電気を帯びやすい素材です。

なので、こするとモロに静電気が起きてしまうんですね。

髪の毛(プラス)をナイロン(プラス)で一生懸命こすってもなかなか静電気は起こせません。

 

静電気体質だという人は、知らず知らずのうちにプラスとマイナス素材の組み合わせを好んで着ている可能性があります。

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かんたん静電気対策

静電気体質とは言っても、その理由はたいてい体の外にあるものなので対策は可能です。

簡単にできる静電気対策を紹介します。

 

綿をコーデに組み込む

★マイナス電気を帯びやすい素材

・塩化ビニル

・アクリル

・ポリエチレン

・ポリエステル

★プラス電気を帯びやすい素材

・ウール

・ナイロン

・シルク

★電気を帯びにくい素材

・麻

・綿

・レーヨン

 

プラスとマイナスを帯びやすい素材を重ねないようにすることで、ある程度静電気の発生を抑えることができます。

プラス同士マイナス同士の素材ならこすれても静電気は起きにくいのです。

とは言え、寒くなると服を重ねる機会が増えるので、どうしてもプラスマイナスがかち合ってしまいますよね。

ポリエステル(-)のシャツとウール(+)の上着、みたいな。

 

そこで綿をうまくコーディネートに加えましょう。

電気を帯びにくい綿を重ねることで、異なる素材を組み合わせても静電気を起きにくくする事ができます。

 

柔軟剤を使う

柔軟剤を使うことは静電気防止にとても有効です。

衣類を柔軟剤でふんわり仕上げると、繊維同士の摩擦を減らすことができます。

また表面が柔軟剤の成分(界面活性剤)で覆われることで空気中に電気を逃しやすくなるのです。

 

ちなみに衣類用の静電気防止スプレーはこの界面活性剤の原理を応用しています。

柔軟剤を使うのが面倒だという方はスプレーを使用しても同じ効果が得られますよ。

 

 

加湿する

空気の乾燥は静電気発生のおおきな原因の一つです。

部屋の中を加湿して体内に静電気が溜まるのを防止しましょう。

 

ハンドクリームを使う

体の表面の乾燥も静電気を溜め込んでしまう要因です。

カサカサの手にはハンドクリームを塗りましょう。

静電気防止には潤いが保てればいいので、高級クリームは必要ありません。

家にあるニベアでも十分効果があります。

 

 

ちなみにハンドクリームは、静電気でまとまらない髪の毛にも使うことができます。

ごくわずかな量を薄く塗ることで、髪のうるおいをキープさせて静電気を抑えることができるからです。

ヘアスプレーがない時の緊急避難的使い方ですね。

 

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水分補給を心がける

ちょっと遠回りな気もしますが、まめな水分補給を心がけて体の乾燥を防ぎましょう。

寒くなるとお水を飲まなくなるので、とくに意識することが大切です。

ただしコーヒーやアルコールは水分補給になりませんよ。

しっかりお水(お湯)をとりましょう。

 

静電気防止キーホルダーを使う

ドアに触った時のバチッとする衝撃には静電気防止グッズが有効です。

定番なのはキーホルダーですね。

静電気キーホルダーは効果ない、という方には使い方を勘違いされている人が結構います。

 

キーホルダーは持っているだけ・触っただけでは効果がありません。

キーホルダーを持ってドアに触れさせることで、衝撃を少なく静電気を逃がすというのが正しい使い方です。

電気を吸収してくれる物ではなく、あくまで緩衝材として使用するわけです。

 

 

まとめ

・静電気は摩擦で電気バランスが崩れて起こる

・乾燥肌・服の組み合わせで悪化しやすい

 

★かんたん対策

  • 綿の服を合わせる
  • 柔軟剤or防止スプレー
  • 部屋の加湿
  • ハンドクリーム
  • 水分補給
  • キーホルダーを正しく使う

 

生活の中でもちょっと気を付ければ静電気対策はできます。

鍵になるのは潤い衣類ですね。

水分補給やコーディネートなど改善しやすい点から気を付けてみてはいかがでしょうか。