あるテレビの番組で、俳優の小栗旬さんと菅田将暉さんが映画のヒット祈願でお参りに行った様子が流れていました。
番組内でおみくじを引いていたのですが、なんと2人が同じ内容のものを引き当てていたんです。
2人が運命の人…かどうかはともかく珍しい出来事なのは間違いありません。
もしカップルでお参りして同じおみくじを引いたらさぞ盛り上がるでしょうね。
しかし、現実に同じおみくじが出る確率はどのくらいあるのでしょうか?
そしてその確率だとどのくらいの相性の良さなのか?
そんなおみくじの疑問について解説します。
同じおみくじを引く確率は?
カップルでおみくじを引いたら番号も内容もまったく同じものが出現!
運命を感じちゃいますよね。
でもこれって実際にはどのくらい珍しい事なんでしょうか?
実は同じおみくじが出る確率をはっきり何%とは言い切れません。
というのも、神社よって使用しているおみくじが異なるので全部で何番まであるかが違うからです。
大きめの神社で使われるのが100番まで。
割とポピュラーなのが50番まで。
比較的小さな神社で使われることが多いのが30番まで。
この番号内に大吉や凶が決められた率で割り振られています。
私たちの印象よりは種類(番号)が少なめですね。
レアケースですが20種類以下しかないおみくじも存在します。
ちなみに番号が一緒なら運勢や書いてある内容は同じになります。
★番号が合った2人の相性は?
参拝客がそれなりにいる神社なら、50番以上のおみくじを使用することが多いと思われます。
あまりに種類が少ないと内容のかぶりが目立ちますからね。
もし、50番まであるおみくじなら2人が同じ番号を引く確率は2%です。
100番までなら1%、30番なら3.33%になります。
1~3%の低確率を引き当てたので相性はかなり良さそうです。
男女比が半々の数百人グループ内でのベストカップルといったところでしょう。
前世からつながる運命の人とまではいきませんが、学年の異性でいうと相性の良さは1~2位レベル。
引いたおみくじが「凶」だと微妙な気分になりますが、2人で同じ困難に立ち向かうと思えば悪くはありません。
おみくじの番号に意味はある?
実はおみくじの番号そのものに深い意味はありません。
運勢や書いてある内容のほうが大切です。
ただ、若い番号のほうが縁起が良いという俗説はあります。
同じ大吉でも番号が小さい方がランクが上、とかですね。
多くのおみくじで1番が大吉にされていることからも、この小さい数がいい説はまるっきりウソでもなさそうです。
また、4・9・13・42・49など不吉とされる数字には、大吉や吉のようないい運勢を当てられることが多いようです。
数字が関係ないとはいえ気にする人もいるのでフォローの意味もあるのでしょう。
ちなみに以下のサイトで番号付きのおみくじをお試しで引くことができます。
100番まであるおみくじなので番号と内容の関係がなんとなくつかめますよ。
おみくじ運勢の順番!吉はいいのか悪いのか?
- 大吉
- 吉
- 中吉
- 小吉
- 半吉
- 末吉
- 凶
おみくじの運勢順位ってわかりにくいですよね?
大吉が一番で凶が悪いのはわかりますが中盤があやしい。
とくにわかりにくいのが「吉」の順位です。
吉はライスでいうと「並盛」という感じですから、小盛よりは上で中盛よりは下のような気がします。
すき家だとそういう並びですよね。
ですが実際、吉は大吉に次ぐナンバー2に位置するまあまあの当たりくじです。
中吉を引いてドヤ顔していた自分が恥ずかしい…。
凶を細かく分けてあるおみくじも存在します。
その順番は「凶・小凶・中凶・末凶・大凶」です。
これまた吉の並びとぜんぜん違うのでわかりにくいですね。
さらにややこしいことに、吉を中吉や小吉以下の扱いにしているおみくじもあるんです。
こうなるともはや理解不能。
一般的な順位は上の表通りですが、神社ごとに違いがありすぎるので正解を断言するのは難しいです。
あまり細かい順位を気にしても仕方なさそうですね。
おみくじの運勢はさほど重要ではない
順位をあれこれ言っておいてなんですが、おみくじにとって運勢は最重要ではありません。
たしかにおみくじを開けて、大吉だったら嬉しいし凶だったらがっくりします。
くじ引き的な要素がありますからね。
でも本当に大切なメッセージはその後の文章の方です。
自分で選んだおみくじには、「今のあなたにはこのような言葉が必要です」という神様からのメッセージが書かれています。
言ってみればピンチを避ける・チャンスを掴む攻略法のような物。
運勢だけに一喜一憂せず、じっくり読んで今後に生かししましょう。
★おみくじの正しい読み方はこちら
おみくじは二回引いてもいい?
同じ神社で連続しておみくじを引くのはあまり良くありません。
仮に凶のあとに大吉を引いたとしても、運勢が上書きされるわけではありませんよ。
禁止はされていないので引くこと自体は可能です。
ただし、引いたおみくじの内容は全てそのときに神様がくれる言葉です。
「何回か引いたおみくじの最後だけが有効ではない」ことを頭に入れた上で引くなら止めはしませんが…。
★おみくじの二回引きについてはこちらにまとめました
おみくじを持ち帰るのはあり?
せっかく同じ番号のおみくじを引いたら持って帰りたくなりますよね。
木に結ぶイメージが強いおみくじですが、持って帰るのも決して悪いことではありません。
できれば財布や定期入れに大事にしまって、時々見返せるように持ち歩くのがベストです。
日常で迷う局面でのヒントが書かれているかもしれませんよ。
逆にいけないのがおみくじを粗末に扱うことです。
荷物にまぎれてクシャクシャになったりいらなくなってポイ捨てしたりは言語道断。
大切にできそうになければ、用意されているくじ掛け場所に結んで帰りましょう。
ちなみに私なら、たとえ凶でも彼氏と同じ番号なら大切に持って帰りますね。
まとめ
同じ番号のおみくじを引く確率は激レア……だと言いすぎですが珍しい現象なのは確かです。
どうしても正確な確率が知りたかったら、神社の方に何番まであるのか聞けば教えてくれると思います。
でもそこまで突き詰めずにこの素敵な偶然を大切にしてみてはどうでしょう。
「2人で足並み揃えて進みなさい」という神様からのメッセージかもしれませんよ。